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タガネのおすすめ人気ランキング10選

タガネは彫金や石板加工に欠かせない便利な切削工具です。チゼルとも呼ばれており、細部の加工やプラモデルの造形用に愛用されています。

小山刃物製作所やPB SWISS TOOLSのような大手メーカーのほか、100均ショップでもDIY用品として販売されるようになり、アマチュアにも手に取りやすいアイテムとなりました。ただ、タガネの種類によって形状が大きく異なっていることはご存知でしょうか。対象をどのように削りたいのかによって、最適なタガネは違ってきます。

今回はタガネの選び方とおすすめの商品をご紹介します。彫り・ハツリ・穴あけの各用途に適した製品を選びましょう。

目次

タガネの用途

出典:amazon.co.jp

タガネは石材や金属を削る・切るために用いられます。形状は木工用工具のノミと酷似していて、ノミは刃が鋭く、タガネはやや鈍いといった点が違いです。使い方もノミと同じで、刃先を対象に当てて打撃ヘッドをハンマーで叩きます。

石材・金属加工では、主に表面を削って模様を出す用途で使われます。熟練した職人の手にかかればタガネだけでも美しい浮き彫りができるものです。薄い金属程度であれば切断もできますが、石板の切断ではダイヤモンドカッターで切れ目を入れるなど工夫が必要です。

近年ではプラモデルの加工・改造にもタガネが使われるようになってきて、専用のタガネさえ販売されています。とくにガンプラ界隈ではスジ彫り用の工具として愛用されているほどです。力を入れず、刃先でなぞっていくことで、バリを出さずにきれいな模様がつけられます。

タガネの選び方

どのような用途でタガネが必要なのか、という点を念頭においてタガネを選んでいきましょう。一番簡単なのはタガネの種類から選ぶ方法です。その他に用途に合わせたサイズや模型用タガネもご紹介します。

種類で選ぶ

タガネは種類により形状が異なり、刃の幅・鋭さなど機能面も変わってくるものです。切削加工で使われる7種類のタガネ・チゼルを順に見ていきます。

鉄板の切断、ハツリに平タガネ

出典:amazon.co.jp

タガネの中でも最も一般的で、マイナスドライバーを大きくしたような形状です。刃の横幅が狭く、主に鉄板の切断・コンクリートのハツリに使われます

打撃ヘッドから受けたパワーを小さな範囲へ効率的に伝えられるため、ある程度正確な溝彫り・削りもできます。一方、レンガやブロックの切断・破砕はすこし不得手です。

耐火レンガ、ブロック割りレンガタガネ

出典:amazon.co.jp

刃が大きく、打撃ヘッドの力を均一に送れるため、耐火レンガのように硬く幅広なブロック類を割る用途に使えます。日本のレンガはJIS規格で幅60mmと定められているため、それよりもやや大きめな刃幅を選ぶとよいでしょう。

はがし作業に最適なカットチゼル

出典:amazon.co.jp

レンガタガネと似ていますが、刃幅が末広がりではなく一定の形状で、ヘラに近くなっています。ブロックやレンガを割る用途のほかに、素材表面の固着物・バリを取るのにも最適です。刃の縁でこそぎとっても落とさずにすくえます。

板金作業、ボルト切断、バリ取りに最適なスロットチゼル

出典:amazon.co.jp

持ち手から刃先まで幅・厚みがあまり変わりません。平タガネと違って持ち手が板状なので、ハンマーで打ち付けても刃先の回転を起こさず、正確な溝を刻めます。そのため、板金加工・彫金やボルトの根元切断などに使われるタイプです。

手にひびかない木柄付の木柄タガネ

出典:amazon.co.jp

金槌の頭を平タガネに替えた形状で、使い方は通常のタガネと同じです。持ち手をしっかり握れるため、ハツリ作業で起こるタガネのすっぽ抜けや手の痺れを防いでくれます

慣れていないと刃先のズレが生じやすいため注意が必要です。また、安価な製品ではタガネ部分が柄から外れる可能性があるため、通常のタガネよりも品質を重視した方がよいでしょう。

コンクリートのハツリ作業にはチスタガネ

出典:amazon.co.jp

単にチスと呼ばれることもある、杭状のタイプです。力が一点に集中するので、ハンマーを軽くトントンと打っていくだけでも加工ができます。とくに、コンクリートへの穴あけ・溝作りに向いています。破砕もできますが、切断には向きません。

綺麗に折り曲がる影(カゲ)タガネ

出典:amazon.co.jp

カゲタガネは、板金の曲げ加工で折り目を出すために使われます。幅広の刃は鋭さをあまり持たず、板面を必要以上に傷つけません。切断には適していないため、フランジ加工やハゼ組みのために使いましょう。

用途に合わせてサイズを選ぶ

出典:amazon.co.jp

タガネの用途が1つに決まっているなら、サイズから選ぶのもおすすめです。タガネの刃幅と全長から考えてみましょう。

レンガ・ブロック切断では一度に切った方が切断面が綺麗なので、刃幅80~100mmなどの広い方がおすすめです。逆に彫金のような繊細な作業では、刃幅の狭い製品が使いやすくなります。

全長は基本的に短い方が扱いやすく、持ち運びも簡単です。ただし、ブロック切断では勢い余って手を打ち付ける可能性があります。用途により使いやすい長さをよく考えてください。

模型(プラモデル)用にはBMCタガネ

出典:amazon.co.jp

BMCタガネは細身の持ち手に小型の刃をつけた形状です。アクセサリー類の彫金作業のほか、プラモデルのディティール出しに使われています。通常のタガネ類とは違ってハンマーで打って使うことはなく、加工面に刃を当ててなぞることで溝をつけていきます

加工対象は小型パーツなので、刃幅を数種類用意しましょう。刃幅の違うBMCタガネを使い分けることで、メリハリのある造形が作れます。

タガネのおすすめ人気ランキング11選

ここからは、多彩な種類を持つタガネの中でもおすすめの商品をご紹介していきます。

1位 モクバ印 フラットチゼル40mm×220mm(ブリスターパック入り) A2140

詳細情報

刃幅:40mm
全長:220mm
重さ:290g

安全対策が施されたDIY・業務どちらにもおすすめの一本

フラットチゼルの名の通り、全体的に薄い作りが特徴です。中でも刃は薄い片刃形状となっていて、高い切断力を持っています。金属・コンクリートのハツリはもちろん、古い塗料を削るスクレーパーとしても十分使えるでしょう。タイルのハツリや冷凍庫の霜を取るために使っている方もいます。

持ち手はグリップがついていて、ハンマーの衝撃を和らげてくれます。ヘッド側は安全ガード付きのため、指を打ちにくい構造です。

柄の上部には取り付け穴があいていて、紐でベルトと結んでおけば高所作業時の安全対策ができます。金属・岩石加工だけでなく、家庭用としてもチゼル・タガネを使いたい方におすすめの製品です。

2位 スジボリ堂 BMCタガネ 幅0.2mm プラモデル用工具 T-020N

詳細情報

全長:約90mm
持ち手:約67mm×約5mm
刃先:約23mm×0.2mm
素材:刃先/タングステン鋼、 持ち手/ステンレス

ガンプラにおすすめの一本

口コミで高評価のスジボリ堂のBMCタガネです。幅0.2mmサイズのこちらは特に1/100のガンプラ用に適しているようで、腕が上がったと錯覚するほど簡単にスジ彫りができるとの声も。また、力を入れずなぞるだけでも綺麗にスジ彫りができ、プラモデル作製に使用する方はもっておきたい一本です。

3位 STRAIGHT たがね 10mm 19-121

詳細情報

刃幅:10mm
全長:140mm
重さ:53g

コンパクトかつ鋭い切れ味が魅力

全長・重量ともにコンパクトで、とくに重量100gを切るタガネはなかなか見られません。工具箱への収納性はもちろん、ポケットに入れて持ち運べます。

使用している材質はクロームモリブデン鋼です。一般的に使用される機械用炭素鋼に比べて強度が強く、ハンマーで打っても潰れが起こりにくくなっています。

刃幅は10mmなので、薄い鉄板の切断やコンクリートのハツリ作業に使いましょう。鋭い刃がぐいぐい食い込んで削ってくれるはずです。

4位 モクバ印 カットチゼル 75MM

詳細情報

刃幅:75mm
全長:180mm
重さ:370g

切断やバリ取りなど刃幅を活かせる用途にピッタリ

75mmと刃幅が広いため、さまざまな用途に使えます。レンガ切断やブロック割りのほか、溶接時に出るスパッタ・バリ取りにも重宝するでしょう。道路標識のライン剥がしにも便利です。

全長は180mm、持ち手部分だけでも100mmあります。握った際にちょうどよい大きさです。

先端の刃は高周波焼き入れされているため、十分な耐久性を持っています。ただ、刃が薄めなので傾けて使いましょう。切断作業では垂直に立てて使いますが、強く叩きすぎると刃潰れするため力加減が必要です。

5位 TRUSCO 平タガネ 19mmX190mm THT-19

詳細情報

刃幅:19mm
全長:190mm
重さ:270g

高品質素材使用でハツリ作業をやりやすくしてくれる

素材にニッケルクロムモリブデン鋼を使用し、高周波焼き入れ加工もされた高耐久の製品です。刃幅が19mmとしっかりあるのでハツリ作業が捗ります。持ち手部分は多面体構造で滑りにくい作りです。

打撃ヘッドが硬く潰れにくい、鋭い刃でしっかり切削してくれるなど、好意的な評価が多く見られます。1本あたりの価格が安めなので、全長・刃幅違いの製品を揃えてみるのもよいでしょう。

6位 モクバ印 チス 22mm×240mm A322

詳細情報

刃幅:22 × 22 mm
全長:240mm
重さ:650g

岩石などの加工に使いやすい大きさのチス

標準的な大きさのチスで、手に持ったときに刃先と打撃ヘッドがしっかりと出ます。コンクリート・石板の溝彫りであれば指を打ってしまう事故も起こしにくく、使いやすいサイズです。

650gと重めですが、その分だけ破壊力があります。コンクリートブロックのハツリに便利ですが、破砕用途だと小さめなので事故には注意してください。

7位 モクバ印 ロング平タガネ 19mm巾×300mm A219

詳細情報

刃幅:19mm
全長:300mm
重さ:480g

鉄板関連の作業におすすめの性能

高周波焼き入れをした高硬度の炭素工具鋼を使用し、高い耐久性を持っています。長めサイズなので、間違えて指を打ちつける心配もありません。

薄い鉄板の切断ができるため、鉄工所や自動車整備での作業にも使えます。300mmの長さは手の入りづらい隙間の錆び取りやボルト切りに便利です。

8位 PB SWISS TOOLS スロットタガネ 2面刃付 140TH限定

詳細情報

刃幅:26mm
全長:235mm
重さ:272g

彫金などの加工に適したタガネ

PB SWISS TOOLSの140周年記念限定モデルです。板金加工に適したスロットタガネの中でも、2面刃なので細工・彫金に向いています。先端の刃を肉抜きに使い、側面の刃は溝彫りに使うなど、細かい作業にも使うことが可能です。

9位 BIGMAN ロングチスタガネ 16ミリ TG-53

詳細情報

刃幅:15.8 × 15.8 mm
全長:300mm
重さ:443.5g

コンクリートの粉砕・穴彫りにおすすめ

大型のチスタガネで、コンクリートなどを粉砕するときに便利です。刃幅が16mmなので、太めのアンカーボルトをコンクリートにつけたい時にも重宝するでしょう。一方、先端から打撃ヘッドが遠すぎるため溝彫りには向きません。

10位 PB SWISS TOOLS 平タガネ 800-28-250

詳細情報

刃幅:28mm
全長:250mm
重さ:543g

高品質な素材を使用した平タガネ

切れ味と耐久性のよい鋼を使用した平タガネです。刃幅は28mmあるので力のいる作業も行いやすくなっています。刃が鈍ってきたら研磨できるとのことですが、一つの工具としては高価格なのが難点です。

11位 モクバ印 平タガネ 7mm巾×120mm A17

詳細情報

刃幅:7mm
全長:120mm
重さ:59g

軽めの切削作業に使いやすいサイズ

小山刃物製作所の製品で、全長120mmとコンパクトサイズです。刃幅は7mmなので、コンクリート表面のハツリなどに使いましょう。刃先が柔らかいという評価があるため、強く叩きすぎると刃潰れを起こす可能性があります。

おすすめの商品一覧

製品 最安値 評価 リンク

モクバ印 フラットチゼル40mm×220m……

1

771円




4.1

スジボリ堂 BMCタガネ 幅0.2mm プ……

2

3,740円




4.3

STRAIGHT たがね 10mm 19-121

3

216円



モクバ印 カットチゼル 75MM

4

641円


4.6


TRUSCO 平タガネ 19mmX190mm THT-19

5

278円




4

モクバ印 チス 22mm×240mm A322

6

546円




4

モクバ印 ロング平タガネ 19mm巾×3……

7

545円


5


PB SWISS TOOLS スロットタガネ 2……

8

3,214円



BIGMAN ロングチスタガネ 16ミリ T……

9

388円




4

PB SWISS TOOLS 平タガネ 800-28-250

10

4,754円



モクバ印 平タガネ 7mm巾×120mm A17

11

169円


4.55

まとめ

いかがでしたでしょうか。タガネは鉄板などの金属・岩石類を切削したり、バリや塗料をこそぎ取ったりするために使われます。形状によって向き不向きがあるため、用途に合わせて種類を選ぶことで、作業効率もアップしますよ。

用途に合わせいくつかサイズを揃えて持っておくと加工の幅も広がるため、おすすめです。

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