おかっぱりでは狙えない竿抜けポイントで釣りが楽しめる釣り用ゴムボート。野池でのバス釣りや沖堤防に渡るなど多くのシーンで活躍します。アクアマリーナやアキレスから販売されていますが、サイズやフロアなどさまざまで選ぶ際に迷ってしまうでしょう。
そこでこの記事では釣り用ゴムボートの選び方とおすすめ人気ランキング10選をご紹介します。コスパに優れたPVC素材からコンパクトに収納できるロールアップフロアまで、あなたのお気に入り製品を見つけてゆったりと波に揺られながら釣りを楽しみましょう。
船舶免許や検査がなくても乗れる釣り用ゴムボートの基準を確認しよう

釣り初心者の方でも乗れるゴムボートの基準は全長333cm以下・船外機の出力が2馬力以下のものです。全長333cmを超えた場合、船舶免許と船舶検査が必要になります。全長333cm以下でも船外機が2馬力を超えた場合は免許が必要なので注意してください。
釣り用ゴムボートを購入する際にはサイズや取り付けたい船外機の出力を事前に把握して、免許と検査が必要かどうかしっかり確認しましょう。
釣り用ゴムボートの選び方
釣り用ゴムボートを選ぶ際に重要な5つのポイントを見ていきましょう。
初心者にはコスパに優れたPVCがおすすめ、耐久性に関わる「生地の種類」で選ぼう

釣り用ゴムボートの生地はポリ塩化ビニル製のPVCとゴム製のCSMにわかれます。PVCは加工がしやすく耐摩耗性に優れているのが特徴。お手頃価格で購入できるので、ゴムボートを試したい初心者の方におすすめです。
一方で、CSMは耐久性が高く気温変化の影響を受けにくいのがメリット。価格が高めなので、高品質の製品を長期間愛用したい方に最適です。どちらの生地も購入前に耐用年数や厚さを確認して、できるだけ耐久性の高いボートを選びましょう。
30kg以上だと走行時に安定しやすい、収納性や持ち運びやすさに関わる「重量」で選ぼう

釣り用ゴムボートはできるだけ重量があるモデルがおすすめです。重たいほど走行時に安定感が生まれ、転覆や破損のリスクを減らせます。目安として全長300cm以上の大型ボートなら30kg以上、全長200cm前後の小型ボートなら20kg以上がよいでしょう。
ただし、重たいモデルほど収納しづらく移動が困難になるので注意してください。力に自信のない方やひとりで釣りする方向けに軽量モデルも販売されているので、安全性と携帯性のバランスを比較し自分にあった重量を選びましょう。
定員の半分の人数で使用するのがおすすめ、キャストしやすさに関わる「サイズ」で選ぼう

釣り用ゴムボートは定員の半分の人数で使用するのがおすすめです。定員数いっぱいで利用するとタックルボックスなどの釣り道具で窮屈になることに加え、キャストする際のテークバックを取るスペースもなくなってしまいます。
ただし、サイズが大きくなるほど機動力がなくなる点に注意してください。湖や野池など障害物が多い場所や入り組んだ地形に入るには小回りが必須。乗り込む人数だけでなく、自分がどのフィールドで使用するのかも考慮して選びましょう。
一番重視したいのは安定性、折りたたみ・組み立て式などそれぞれ異なる「フロアの特性」で選ぼう
釣り用ゴムボートのフロアの種類はロールアップフロア・エアーフロア・ウッドフロア・アルミフロアにわかれます。フロアの違いによって長所と短所が異なるので、それぞれの特性をしっかり確認しましょう。
コンパクトに収納して保管スペースを削減できる、初めてのゴムボートには「ロールアップフロア」

ウッドパネルを数枚組み合わせているのがロールアップフロアです。組み立てや片付けが簡単なのが特徴で、ゴムボートを初めて利用する方におすすめ。コンパクトに収納でき、持ち運びしやすいため保管場所をできるだけ減らしたい場合にも重宝します。
一方で、パネルとパネルの間のつなぎ目が汚れやすいので注意してください。パネルの裏など手が届きにくく、掃除するに手間がかかりがち。汚れをためず、こまめに洗浄するとお手入れ時間を短縮できるでしょう。
価格は高めながら軽量で持ち運びやすい、力の弱い女性や小柄の男性には「エアーフロア」

エアーフロアは空気で膨らんでおりつなぎ目がないのが特徴です。コンパクトに収納できるだけでなく、面倒なパーツの組み立てがないのが魅力。ほかのフロアと比べて軽量なので力の弱い女性や小柄の男性でも手軽に持ち運びできます。
デメリットとして、価格が高く走行時の安定性が低い難点があります。空気圧が減少すると走行性能が落ちるため、空気をしっかり入れるのを忘れずに。走行中にナイフなどの鋭利な刃物を落とすと破ける恐れがあるので注意してください。
硬めの材質で安定感が抜群、狙ったポイントにキャストしやすい「ウッドフロア・アルミフロア」

硬めの材質で走行時の安定感に優れているのがウッドフロア・アルミフロアの特徴です。重力があり、波の揺れにボートが影響されにくいので、狙った場所にピンポイントキャストが可能。ルアー交換やライン結びなどの細かな作業も効率的にできます。
一方で、組み立てするのに慣れが必要なので注意してください。とくに初心者の方はパーツがうまく装着できないなど時間がかかりがち。力に自信のある男性やゴムボートの取り扱いに慣れた釣り中・上級者以上におすすめです。
潮の流れの速いポイントでもスムーズに移動可能、船外機を取り付けるか確認しよう

釣り用ゴムボートの選ぶ際には船外機を取り付けるかあらかじめ決めておきましょう。船外機なしの場合は、オールを使用した手漕ぎ移動になります。俊敏性に優れており小回りが利きやすいのが特徴で、障害物が多い野池や移動距離の少ない釣り場におすすめです。
船外機付きは移動速度が大幅に向上するのがメリット。沖釣りなど長距離移動したい方や潮の流れが速い場所で大物を狙いたい方にぴったりです。船外機の購入を迷っている方はいつでも取り付けできるようモーターマウントを搭載したモデルを選びましょう。
釣り用ゴムボートのおすすめ人気ランキング10選
ここからは、釣り用ゴムボートのおすすめ人気ランキング10選をご紹介します。人気メーカーのアクアマリーナや、携帯性に優れた軽量モデルまで紹介しているので、ぜひ購入の際に参考にしてくださいね。
1位 インテックス(INTEX) エクスカーション4

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重量:21.8kg
サイズ:3.15m×1.65m×43cm
座席シート搭載で長時間の釣りでも疲れにくい
インテックスが販売する4人乗りの釣り用ゴムボートです。座席シートが搭載されており、波に揺られながらゆったりと釣りを楽しめるのが魅力。安定感が高く、体に負担がかかりにくいので長時間の釣りでも疲れにくいでしょう。
また、ボストンバルブを採用しているのも見逃せません。空気の出し入れを効率的に行え、準備や後片付けの時間を短縮可能。朝まずめや夕まずめなど、魚がよく釣れるチャンスタイムを逃したくない方におすすめです。
2位 アクアマリーナ(AQUA MARINA) クラシック 300 BT-88890

yahoo.co.jp
重さ:18.9kg
サイズ:全長300cm×全幅134cm
19kgの軽量設計で持ち運びやすい、小柄な男性向け
アクアマリーナが販売するPVC製インフレータブルゴムボートです。最大定員数4人ながら重量が約19kgと軽量設計なのが特徴。取り回しに優れており、小柄の男性でもひとりで持ち運びできます。
モーターマウントが搭載されているのもメリットです。最大4馬力の船外機を取り付け可能、潮の流れの速いポイントで釣りをしたい方や長距離の移動をスピーディーに行いたい方におすすめです。
3位 VEROMAN ゴムボート 4人乗り

yahoo.co.jp
重量:11kg
サイズ:260×126×35cm
剛性の高い空気デッキ、折りたたみ式で収納性も◎
VEROMANが販売するインフレータブルゴムボートです。剛性の高い空気デッキを使用しており、長時間使用しても変形しにくいが特徴。SUPボードとしても転用できるので、さまざまなアクティビティを楽しみたい方におすすめです。
また、ボード本体は空気を抜けばコンパクトに収納できるのもポイント。収納袋が付属しているので、車などで持ち運ぶ際に砂が散って汚れる心配がありません。携帯性に優れたゴムボートを探している方にもぴったりでしょう。
4位 アキレス(Achilles) ゴムボート ECU2-921

amazon.co.jp
重量:11.5kg
サイズ:全長220cm×全幅126cm
特殊ウレタンコーティングを施し、軽さと耐久性を両立
アキレスが販売するウッドフロアモデルのゴムボートです。船底に特殊ウレタン樹脂コーティングを施しており、軽さと耐久性を両立しているのがメリット。障害物が多い野池や入り組んだ地形の湖などでバス釣りしたい方におすすめです。
アキレス独自のPHNバルブを採用しているのもポイント。空気のロスを最小限に抑えるエアー逆止弁を内蔵しており、長時間の走行でも性能が落ちにくいでしょう。大口径で空気の出し入れが素早く行えるのもメリットです。
5位 インテックス(INTEX) シーホーク4

yahoo.co.jp
重量:-
サイズ:351×145×48cm
PVC素材でコスパ抜群、大型ゴムボートの入門用
インテックスが販売している釣り用ゴムボートです。コスパに優れたPVC素材を使用しており、実売15000円前後とお手頃価格なのが魅力。全長351cmと大型なのでゆったりクルージングを楽しみたい方にもぴったりです。
デメリットとして、全長が333cmを超えるため船舶免許と船舶検査が必要なので注意してください。また、付属のポンプでは空気を注入するのに時間がかかるので、別途電動ポンプを購入するのがおすすめです。
6位 トービンスポーツ(TOBIN SPORTS) ハイドロフォース ミロビア インフレータブルボート

wowma.jp
重量:-
サイズ:3.30mx 1.60m x 44cm
耐摩耗性に優れた3層構造、岩の多い浅瀬の釣りに最適
トービンスポーツが販売する最大定員数5人のゴムボートです。3層の補強材が入ったトライテック素材を採用しており、耐摩耗性に優れているのがメリット。障害物の多い野池や岩の多い浅瀬など、ストラクチャーに潜んだ魚を狙いたいときに活躍するでしょう。
また、重量が62kgと重ためなのもポイント。大人数乗っても安定感に優れており、転覆の心配がありません。ただし、空気を入れた状態でひとりで持ち運ぶのは困難なので最低2人以上で運ぶようにしましょう。
7位 ジョイクラフト(JOYCRAFT) ゴムボート KE-275

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重量:16kg
サイズ:全長275cm×全巾132cm
V型船体で高速走行、潮の流れが速いポイントに最適
ジョイクラフトが販売する釣り用ゴムボートです。V型船体で水の抵抗を受けにくいのが特徴で、潮の流れが速いポイントでも高速走行できます。モーターマウントが標準装備されており、船外機を取り付けたい方にもおすすめです。
また、付属品に補修キットが付いているのもポイント。地面との摩擦でできた小さな穴程度ならば、メーカーに依頼せずともキットを貼り付けて自分で修理できるでしょう。
8位 life_mart(ライフマート) フィッシングボート

yahoo.co.jp
重量:9kg
サイズ:奥行230*幅120*厚み30cm
持ち運びしやすい収納バック付き、力の弱い女性も◎
ライフマートが販売する釣り用ゴムボートです。ラミネートPVC素材を使用しており、耐久性に優れながら重量が9kgと軽量なのが魅力。収納バックが付いているので、力の弱い女性でも手軽に持ち運びできるでしょう。
また、ボート釣りには欠かせないフローティングベストが2着セットされているのも見逃せません。自分で使用するのはもちろん、初心者の友人を釣りに誘うときなど貸し出し用としても活躍します。
9位 Hill Stone(ヒルストーン) インフレータブルボート

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重量:8.7kg
サイズ:230cm×115cm×30cm
4箇所の空気室で安全性抜群、障害物の多い野池に最適
ヒルストーンが販売するインフレータブルゴムボートです。前と左右、エアーフロアの4箇所に空気室がわかれているのが特徴で、万が一ひとつに穴があいても完全水没を防げます。草木が生い茂るなど障害物の多い、野池でのバス釣りにおすすめです。
また、付属品にミニアンカーが付属しているのもポイント。ボートを係留できるので、岸伝いでポイント移動したい場合や海釣りで沖堤防に渡りたいときなどに活躍するでしょう。
10位 インテックス(INTEX) エクスプローラー K2

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重量:13.4kg
サイズ:313.94 x 91.44 x 54.86 cm
走行性能の高いカヤック式、クルージングにも最適
インテックスが販売するカヤック式のゴムボートです。水の抵抗が少ない流線形で軽いパドリングでスムーズに進めるのがメリット。座席シートが搭載されているので、釣り用途だけでなく波の揺れや自然を満喫するクルージングにもおすすめです。
また、船底についているフィンを取り外しできるのもポイント。岩の多い浅瀬や障害物の多いポイントにも出入りできるので、ほかの釣り人が入っていない竿抜けポイントを開拓したい方にもぴったりでしょう。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() インテックス(INTEX) エクスカー……
1
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22,000円 |
4.38 |
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![]() アクアマリーナ(AQUA MARINA) ク……
2
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34,100円 |
4.15 |
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![]() VEROMAN ゴムボート 4人乗り
3
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34,800円 |
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![]() アキレス(Achilles) ゴムボート ……
4
|
58,408円 |
|
|
![]() インテックス(INTEX) シーホーク4
5
|
11,310円 |
3.5 |
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![]() トービンスポーツ(TOBIN SPORTS)……
6
|
69,800円 |
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|
![]() ジョイクラフト(JOYCRAFT) ゴム……
7
|
81,800円 |
|
|
![]() life_mart(ライフマート) フィッ……
8
|
32,900円 |
3.5 |
|
![]() Hill Stone(ヒルストーン) イン……
9
|
21,980円 |
3.56 |
|
![]() インテックス(INTEX) エクスプロ……
10
|
23,300円 |
4.4 |
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まとめ
釣り用ゴムボートを選ぶ際には生地の種類やフロアの特性など、使い勝手にあわせて選びましょう。初心者の方におすすめなのがコスパに優れたPVC素材、組み立てが簡単なロールアップフロアです。
予算がある方は船外機の取り付けを検討してみましょう。潮の流れが速いポイントや長距離移動もスムーズに行えるので、より快適に釣りを楽しめます。この記事の選び方を参考に、ぜひあなたにぴったりの釣り用ゴムボートを見つけてください。