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トルクドライバーのおすすめ人気ランキング10選

トルクドライバーとは、トルクの力でねじやボルトを締めるトルク機器のことを言います。

トルクドライバーを購入する場合、種類が沢山ありすぎてどれを購入すれば良いのか迷われる方も多い事でしょう。

今回はトルクドライバーを選ぶ時にどのような点に着目して購入すれば良いのかを、用途やタイプ別に分けてご紹介いたします。また、トルクドライバーの売れ筋ランキングも紹介してますので、合わせて参考にしてみてください。

目次

トルクドライバーとトルクスドライバーは別物

出典:amazon.co.jp

トルクドライバーとトルクスドライバーは名前がよく似ていますが製品は全く別物です。一文字違うだけで全く別の商品になるので、購入する場合は間違えないように注意しましょう。

トルクドライバーの特徴は、設定したトルク値になると自動でクラッチが切れ、空回りする仕組みになっているので締めすぎの心配がありません。また、あらかじめトルク値を設定しているので、作業者による差が少ないのもトルクドライバーの特徴です。

一方でトルクスドライバーは、先端が六芒星状になっているドライバーの事で、一般名称はヘックスローブと呼ばれています。プラス・マイナスのドライバーで回すことができないトルクスと言うネジを外すためのもので、海外では主流となりプラスドライバーに代わる役割をしています。まだ普及したばかりの日本では主に、改造などによって開けられては困る場所に使われているトルクスネジを外すために使われる事が多いです。

トルクドライバーの選び方

ここからはトルクスドライバーの用途やタイプ別に、どのような点に注目して選べばいいのかをご紹介していきます。

作業用途で選ぶ

トルクドライバーは主に「シグナル式」と「直読式」の二種類に分類されます。

締め付け作業に使うシグナル式

出典:amazon.co.jp

シグナル式トルクドライバーは主に締め付け作業に使うタイプで、設定したトルク値に達すると空転して締めすぎを防止したり、脱力感や音により締付完了を知らせます。

シグナル式トルクドライバーのタイプには主に4種類あり、トルク値設定を変更できるプリセット型・単一トルク値の繰り返しに締め付け作業ができる単能形・非空転式・絶縁式が主なタイプになります。

主流は空転タイプのタイプの物が多く、使用できる回転方向は左右どちらかに限定されるものがほとんどです。

測定作業や検査作業に使用する直読式

出典:yahoo.co.jp

直読式トルクドライバーは負荷されているトルクを目盛で読み取るトルクドライバーで、測定値を数値で示します。

直読式には数値をアナログやデジタルで表示するものがあり、アナログタイプのものは目盛がダイヤルになっています。

トルク値を読み取る製品なので、主に測定作業や検査作業に多く用いられます。

シグナル式トルクドライバーから選ぶ

ここからはシグナル式トルクドライバーにはどのようなタイプがあり、タイプ別にどのような役割があるのかをご紹介していきます。

オーバートルクを防ぐ空転式トルクドライバー

出典:amazon.co.jp

空転式のトルクドライバーは、あらかじめトルク値をセットして利用します。セットしたトルク値に達すると空回りする仕組みになっていて締めすぎの心配がないトルクドライバーです。

設定トルク値をロック出来る商品も多く、作業中のトルク値のズレを防いでくれる機能もついています。

製品の特性上、作業者による差が出にくい事から量産型で利用するのに適しています。

設定トルクを変更できるプリセット形

出典:rakuten.co.jp

プリセット形のトルクドライバーは本体のメモリによってトルクの設定を変更することが出来るトルクドライバーです。

手元でダイヤルを合わすのでトルク値がブレる心配がある人もいますが、設定したトルク値がブレる事を防いでくれる機能を持つものもあります。

使用用途は、製品の特徴から量産型からメンテナンスと幅広くご利用いただけます。

繰り返し締付け作業に最適な単能形

出典:rakuten.co.jp

単能形のトルクドライバーは、本体にはトルク値を設定するメモリがなく、トルクドライバーテストなどを用いてトルク値を設定し利用します。

トルクを変更するのに専門の工具がいることから、むやみにトルク値が変えれないため量産型の工場などで多く利用されています。

プリセット形に比べると比較的安価で購入ができます。

電気機器のネジ締めができる絶縁トルクドライバー

出典:amazon.co.jp

電気機器の組み立て作業やメンテナンスをする場合、最大の敵は静電気です。

ビット以外の所が完全に絶縁タイプで作られているトルクドライバーで、静電気を最大限防いでくれます。

使い方はプリセット形ドライバーなどと同じで、電気機器の組み立てやメンテナンスをする場合に絶縁タイプを用います。

直読式トルクドライバーから選ぶ

ここからは直読式トルクドライバーにはどのようなタイプがあり、タイプ別にどのような役割があるのかをご紹介していきます。

目盛りがアナログなダイヤル形

出典:rakuten.co.jp

手元に傘型円形のダイヤル目盛がついており、左右どちらの方向でも計測することができます。

使い方は、先端に合うピットをはめ置針固定のリングをゆるめて置針を0点にセットし、目盛を見ながら締め付けや戻し作業をします。

使用用途は、目盛を読み取って使用することから主に締まっているボルトの検査用として利用されます。

センサーにて検出しトルク値を表示するデジタル形

出典:amazon.co.jp

トルク値をセンサーで読み取るトルクドライバーで、読み取った値を本体についているデジタル表示部に表示させます。表示部分が別になっているタイプもあり、パソコンに接続して利用するものもあります。

製品によってはブザーやLEDランプで締め付けを知らせてくれる機能があるものもあり、オーバートルクを防止することができます。

使用用途は締め付けや検査作業だけでなく、電子機器の研究や開発現場でトルク測定や締め付け作業などにも使われています。

締め忘れ防止用のポカヨケトルクドライバー

出典:yahoo.co.jp

生産現場などで起きると重大事故に繋がる恐れがあるのがねじの締め忘れです。ポカヨケトルクドライバーはあらかじめ設定しているポカヨケシステムにより、ねじの締め忘れを防いでくれます。

流れとしては、トルクが設定している値に達するとトグルが作動し、空転するとリミットスイッチから接点信号を出力する仕組みになっています。

有線タイプや無線タイプの他に、締めた事をマーキングする機能が付いている物もあり生産現場での生産性を向上させます。

電動式か手動式かで選ぶ

出典:amazon.co.jp

トルクドライバーには電動式と手動式のタイプがあります。

手動式のトルクドライバーは、空転式やシグナル式・直読式などタイプが多く、微小トルクや極小ねじなどに対応したものもありバリエーションが豊富にあるのが特徴です。また、電動に比べると比較的安価で購入することが出来ます。

電動式の物は、精密なトルクを必要とする大量の小ねじを締めるのに適しています。手動に比べると高精度を維持することが可能なので生産ラインなどの大量に物をつくる現場で使われています。

便利な機能で選ぶ

出典:amazon.co.jp

ねじを締めている時によくあるのが、ねじ山の損傷です。トルク調整機能が付いているトルクドライバーを利用するとオーバートルクを防ぐことが出来るのでねじ山の損傷がなく作業することができます。

電動トルクドライバーは有線タイプと無線タイプに分かれており、無線タイプは充電をして利用します。無線タイプのものは中にリチウムイオン電池が内蔵されており繰り返し使うことができて、コードレスなので操作性も向上します。

充電方法も充電器を使う方法の他に、パソコンなどに接続して充電するUSB充電式のものがあり、充電と同時にデータの送信などが可能になります。

トルクドライバのおすすめ人気ランキング10選

ここからはトルクドライバーの売れ筋をランキング形式でご紹介いたします。

新規に購入を検討されている方や、買い替えをご検討中の方は、調整範囲や付属品・サイズや重量なども記載しているので、比較しながら参考にしてみてください。

1位 東日製作所 (TOHNICHI) プリセット形トルクドライバー RTD120CN 《シグナル式トルクドライバ》

詳細情報

調整範囲(cN・m):20~120
サイズ:全長130㎜
重量:160g

空転式のトルクドライバーで、トルク値に達すると「カチッ」と音で知らせてくれるのでオーバートルクを防ぐことができます。

「ロック機能」がついているので、不意のトルク値のズレを防いでくれるます。また、握りやすいグリップになっているので長時間握っても滑りにくく、手も痛くなりにくいので長時間の作業をする人におすすめです。

東日製作所独自の「ゲイン調整機構」と「ゼロ調整機構」が内蔵されているので、トルク調整も安易に調整することが可能です。また、以前の同社の製品と比較すると丸形から六角形に変更された事から転がりにくくなっており、落下の心配がなくなります。

2位 中村製作所 カノン 空転式トルクドライバー CN500LTDK

詳細情報

調整範囲(cN・m):100~500
付属ビット:(+)2本
サイズ:全長200㎜
重量:436g

締め付ける時のトルク値の細かい調整が出来るタイプで、設定値に達すると空転してオーバートルクを防ぐ事が出来る空転式のトルクドライバーです。

精度も±3%と非常に良く、先端のビットも専用のものではなく市販品を取り付ける事が可能になっています。

今回はCN500LTDKを取り上げて紹介していますが、中村製作所のトルクドライバーは調整範囲が多岐に渡り、一番小さなものは1~15cN・mのもので7段階に分かれています。用途に応じて使い分けると良いでしょう。

3位 SK11 トルクドライバー STD-600

詳細情報

調整範囲:1~6N・m
付属ビット:プラスビット(+2、+3)・ヘックスビット(2.5、3、4、5mm)・ヘックスローブビット(T20、T25、T30)・6.3mm差込角ソケット用アダプター
サイズ:幅230× 高さ58× 奥行81mm
重量:520g

小トルク管理が可能なトルクドライバーで、トルク値が設定に達すると空転してオーバートルクを防ぐことができます。

専用のハードケースがついており、最初からビットも付属で10本ついているので他にビットを用意する必要がありません。専用ケースにビットも収納できるので、紛失しやすいビットもきちんと管理することができます。

手元のダイヤルでトルクの値を合わせて利用する為、専用の機械も必要が無く設定も簡単な事から、トルクドライバーを使い慣れているベテランの方から、あまり利用したことがない初心者の方まで幅広くご利用いただく事が可能です。

4位 東日製作所 シグナル式トルクドライバー NTD60CN

詳細情報

調整範囲(cN・m):20~60
付属ビット:-
サイズ:全長95㎜
重量:70g

非空転式の単能形トルクドライバーで、東日製作所独自の「トルグ機構」により、精度や強度に非常に優れた商品です。

単一作業に優れていますので量産型の作業工程に適しており、テスタでトルクの値をセットして利用するタイプなので作業者によるブレなども防ぐことができます。

テスタでトルク値の設定が必要な事から、一般家庭向けというよりは現場向けの商品と言えるでしょう。

5位 TASCO TA771TD 絶縁トルクドライバー

詳細情報

調整範囲(cN・m):1.0〜5.0
付属ビット:-
サイズ:209×52×52mm
重量:410g

設定したトルク値にくると自動的にクラッチが切れ空転する仕組みになっている絶縁トルクドライバーです。

大きさも全長20㎝と程よい大きさで、形状も回しやすくなっているので快適に作業することが可能です。

同じような製品と比べると、ねじの大きさが製品に書かれているので分かりやすく、表示も見やすいのでトルク値の設定もしやすくなっています。

6位 トネ(TONE) ドライバーデジトルクセット DBDT3S

詳細情報

調整範囲(cN・m):30~300
付属ビット:ドライバービットセットBTPM6S/ドライバービット(+)〔BT-P1、P2、P3〕・ドライバービット(-)〔BT-M5.5、M6、M8〕・ビット用ホルダー〔BTB6〕
サイズ:212×40×38.5mm
重量:150g

小トルクにも対応したラチェット式のデジタルトルクドライバーです。

トルク値が設定値に来るとブザー音と赤色のLEDランプで知らせてくれるので分かりやすく、許容範囲の設定も50%~90%の範囲で設定することができます。

デジタル式は値段が高いものが多い中、比較的安価で購入できるのが特徴で、価格は安いですが性能はとてもいいので、初めてデジタル式トルクドライバーを使う方におすすめです。

7位 オッティモ 精密マイクロトルクドライバーセット

詳細情報

調整範囲(cN・m):-
付属ビット:プラスビット(No.00、No.0、No.1)、マイナスビット(1.5、2.0、2.5、3.0mm)、ヘックスビット(0.71、0.89、1.27、1.5mm)、フチナシメガネ用(2.5〜2.6mm/2.2〜2.4mm)
サイズ:-
重量:150g

PCやカメラなどの精密機械から眼鏡などねじがとても小さいものに対応したマイクロビット付きの精密トルクドライバーです。

眼鏡やPCの基盤などは部品自体が壊れやすく、扱いにも最大の注意が必要ですが、この商品があればねじの締めすぎによる部品破損もなくなり快適に作業することが可能です。

あらかじめ製品に何種類かビットが付属でついているので、別に用意する必要がなく購入後すぐにご利用いただけます。

8位 東日製作所 ダイヤル形トルクドライバー FTD400CN2-S

詳細情報

調整範囲(cN・m):50〜400
付属ビット:-
サイズ:全長272㎜
重量:370g

製品の左右にダイヤル式の目盛がついており、置針が標準装備されているので、トルク値の最大値が読み取りやすくなっています。

負荷方向が左右どちらでも行けるので、ねじを締める場合のトルクの値や、締まっているねじのトルク値の測定ができ、生産現場の検査工程で多く使用されている商品になります。

東日製作所の製品全般に言えますが、ビットが付属でついていないので購入する場合は東日製作所のHPを確認して合うビットを用意するようにしましょう

9位 京都機械工具 プレセット型トルクドライバー GDP-200

詳細情報

調整範囲(cN・m):40〜200
付属ビット:-
サイズ:全長159㎜
重量:249g

小トルク用のドライバー形トルクレンチで、設定したトルクの値に達するとクリック感で知らせてくれます。またグリップが90°空転してくれるので締めすぎを防止します。

トルク精度も±6%と高いので、作業時のブレも防げます。動作が時計回り(右回り)のみで、両頭ビットも使用できないので汎用性は少し低いです。

10位 小型電動トルクドライバー 精密ドライバーセット

詳細情報

調整範囲(cN・m):-
付属ビット:【プラス】PH00/PH000、【マイナス】1.5、【トルクス】T3/T4、【星型】0.8
サイズ:全長130㎜
重量:290g

女性でも扱いやすいサイズのコンパクトトルクドライバーで、全長はわずか13㎝という大きさなので持ち運びも楽にできます。

充電方法が二種類あり、充電器に置く充電方法とUSBで充電する方法があります。

パワーが少し弱いという声もあり、使用目的は生産現場よりも一般家庭向けに作られている製品です。

おすすめの商品一覧

製品 最安値 評価 リンク

東日製作所 (TOHNICHI) プリセット……

1

10,115円


4.65


中村製作所 カノン 空転式トルクド……

2

14,680円


5


SK11 トルクドライバー STD-600

3

6,530円


4.69


東日製作所 シグナル式トルクドラ……

4

8,092円


5


TASCO TA771TD 絶縁トルクドライバー

5

16,100円




3

トネ(TONE) ドライバーデジトルク……

6

12,195円




3.9

オッティモ 精密マイクロトルクド……

7

2,501円




4.3

東日製作所 ダイヤル形トルクドラ……

8

15,549円



京都機械工具 プレセット型トルク……

9

27,377円



小型電動トルクドライバー 精密ド……

10

5,990円




3.8

ビットが別売りな商品に注意

出典:amazon.co.jp

トルクドライバーには先端につけるビットが別売りになっている商品があります。代表的なメーカーの「東日製作所」の製品にはほとんど先端ビットが付属されていません。

製品によっては市販のものが対応しておらず、専用ビットを必要とするものもあります。

購入する場合は、ビットはついているのか?ついていない場合どのタイプのビットが対応しているかなど、メーカーのホームページなどを確認してから購入するようにしましょう。

まとめ

ねじを締めるのには必ずドライバーが必要になりますが、タイプや調整範囲・精度・大きさ・電動か手動かなど種類に分けると豊富にあり、購入する時に迷われる事も多いでしょう。

トルクドライバーには用途に応じて様々なタイプのものがあり、場面に応じた製品を使うことによって生産性を高めてくれるので、状況に応じて使い分けをすることをおすすめします。

一番は使っていて作業中にストレスがかからない事です。このページも参考にしながら是非様々な商品を比較していただいてご自身に合うドライバーを見つけてください。

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