室内で愛犬を飼育する際、居住スペースや遊び場を区切るために便利なのが犬用サークルです。サークルは開放感がある作りのものが多いため、ケージよりも圧迫感がないのも魅力です。
しかし犬用サークルは折りたたみや素材の違いなど、たくさんの種類が展開されているためどれを選べば良いか悩んでしまいがち。そこで今回は犬用サークルの選び方を解説するとともに、おすすめの商品をランキング形式でご紹介します。
犬用サークルとケージの違い、それぞれの特徴とは

室内で犬の居住スペースを区切る用途で使用するものには、サークルとケージの2種類があります。両者の明確な違いをご存知でしょうか。柵で上下左右を囲われているものをケージと呼びます。天井があるため脱走しにくい点、落下や衝撃に強いのがケージの強みです。
一方サークルは、屋根がない形状のものを指します。ケージに比べると開放感があり、エサや水の出し入れ、掃除などが簡単に行えるのがサークルのメリットです。また、増設が行えるのもサークルの強みです。犬の成長に応じて拡張することができます。プレイルームとしても活用ができ、アイデア次第で使い方が広がるのもサークルならではの利点と言えるでしょう。
犬用サークルの選び方
犬用サークルを選ぶ際に重要な6つのポイントを見ていきましょう。
愛犬がストレスなく快適に過ごすために、サイズは「体長の約3倍の横幅」を目安に選ぼう

愛犬が過ごすハウスだからこそ広いものが良いと大きなサークルを選んでしまう方は少なくありません。しかし犬にとって休む場所が必要以上に広いと警戒してしまい、ストレスを感じてしまいます。
もちろん狭すぎるものもストレスになってしまうため、ある程度の広さは必要です。寝る場所とトイレが確保できる程度の広さ・愛犬の体長と比較して約3倍程度の広さを目安に選ぶと良いでしょう。
脱走防止のために、二本足で立ったときに犬の頭が出ない「高さ」のものがおすすめ

ケージと違い天井がないサークルは、犬が脱走できない高さであることも大切です。脱走リスクを低減する高さの目安は、二本足で立ち上がったときに頭が柵から出ない高さ。愛犬の運動能力が一般的であればこの高さで問題ありません。
しかしジャンプ力の高い愛犬の場合は注意が必要です。ある程度の高さを軽々ジャンプしてしまう場合は、柵が高いタイプかケージで対応するようにしましょう。
手軽さと丈夫さ、犬の性格に合わせて「タイプ」を選ぼう
サークルはハードタイプとソフトタイプの2種類に分類することができます。それぞれ異なる特徴があるので、しっかり吟味して最適なタイプを選びましょう。
力の強い犬や元気に動きまわる犬には、鉄や木材製の耐久性に優れた「ハードタイプ」を

素材に鉄や木を使ったハードタイプのサークルは堅牢性が最大のメリットです。頑丈なタイプなので、力の強い犬や活発な性格の犬でも壊されたり倒されたりする心配がありません。ハードタイプは展開している商品数も多いため、愛犬に合ったものが見つけやすいというのも大きな利点です。
また、拡張できる商品が多いのもハードタイプの特徴。成長に応じてサークルを拡張できるため、長く使用できます。子犬から飼育するのであればハードタイプを選ぶのがおすすめですよ。
柔らかくて軽量だから簡易サークルとしてもおすすめ!おとなしい犬向けの「ソフトタイプ」

布製のやわらかいサークルは、軽量で扱いやすいのが特徴。やわらかく肌あたりも良いため、愛犬の体に負担をかけずに使用できます。折りたためばコンパクトに収納もでき、持ち運びも可能です。愛犬とアウトドアや旅行に行くときに重宝するでしょう。
ソフトタイプは布製なので、耐久性という面ではハードタイプには劣るのが難点。活発な性格の犬用としてはあまり適していません。おとなしい性格の犬用として使用するか、旅行など用として活用するのが適しているでしょう。
室内で使う場合は、床が汚れずお手入れも簡単な「アンダートレー付き」がおすすめ

サークルは柵で囲う形状なので、どうしても床が汚れてしまいがち。お手入れにも手間がかかってしまいます。そんなときにおすすめなのが、アンダートレーがセットになったサークルです。
アンダートレーはサークルの底面にセットするトレーで、水や粗相などを受け止めて床が汚れるのを防いでくれます。アンダートレーは簡単に出し入れができるため、お手入れも楽々。お手入れの手間を軽減しつつ衛生的に使用できるため、付属していると非常に便利ですよ。
子犬にサークルを購入する方は、成長も考えて「拡張できるタイプ」を

パピー期にサークルを購入する場合、成長に応じて買い換えているとコストが余計にかかってしまいます。そんなときに便利なのが、拡張性のあるサークル。別売りのパーツを追加したり、組み方を変えることでスペースの拡張ができるため、成長や飼育数の増加にも対応できます。
また、普段はサークルとして留守番を任せるときはケージにしたいという場合は、専用の屋根パーツが付けられるサークルがおすすめです。サークルとケージを別に用意する必要がないため、手間やコストを省くことができます。幅広い使い方ができるのがサークルの魅力でもあるので、上手に活用していきたいですね。
室内での移動や出先での使用など、使い方に合わせて「素材」を決めよう
サークルの素材はいくつかの種類があり、それぞれ異なる特徴を持っています。使用するシーンや使い方に合わせて最適なものを選びましょう。
お手頃な価格で組立も簡単!フェンスタイプも多く、室内での移動もしやすい「鉄製」

鉄製のサークルは、比較的リーズナブルな価格で購入できるのが大きな特徴です。鉄製のサークルは組立がしやすいものが多いため、初心者の方でも扱いやすいのもポイント。フェンスタイプのようなシンプルなデザインのものが多く、どんな部屋でも馴染んでくれます。
しかし鉄製なので、長期的に使用していると腐食してサビが発生しやすいのが難点。サビが発生してしまうと見た目が悪くなるだけでなく、耐久性が落ちてしまいます。鉄製のサークルを選ぶ際はサビ止め加工が施されているものを購入し、こまめなお手入れを心がけるようにしてください。
デザイン性と耐久力が抜群!子犬~シニアまで長く使える「木製」

木製のサークルは、温かみのあるデザインが特徴。インテリアとしての調和性も高く、部屋の景観を損ねることがありません。耐久性にも優れているため、ずっと犬を飼育している方におすすめです。
一方木製のサークルは、ほかのタイプに比べて価格が高いのが難点。しかし耐久性が抜群に優れているため、パピーからシニアまで使用することを考えればコスパよく活用できます。愛犬の年齢やご自宅の環境に合わせて選んでくださいね。
コンパクトに折りたためて軽量で持ち運びに便利!お手入れも簡単な「ポリエステル製」

ソフトタイプのサークルに多く採用されているポリエステルは、やわらかく肌あたりも良い素材です。コンパクトに折りたたむことができ、アウトドアや旅行にも携帯できます。撥水性に優れ、お手入れもしやすいのもアウトドアにうれしいポイント。
しかしあくまで布製なので、鉄製や木製のサークルと比較すると耐久性が劣るのが難点。メインのサークルとして活用するというよりも、旅行やアウトドア用というように簡易的に使用するのに適しています。
犬用サークルのおすすめ人気ランキング10選
ここからは選び方を踏まえた上で、おすすめの犬用サークルをランキング形式でご紹介します。
1位 アイリスオーヤマ ウッディサークル PWSR-960

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素材:合成樹脂化粧繊維板、ABS樹脂、スチール、ポリアセタール、塩化ビニル樹脂
重量:約13.38kg
トレーの有無:あり
折りたたみ:×
組立簡単なナチュラルサークル
アイリスオーヤマ のウッディサークルは、インテリアに調和しやすい木目調のおしゃれな犬用サークルです。上下の四隅に付属のピンを差し込むだけという簡単な組立ですぐに使用できるため、サークルを初めて使用する方にもおすすめです。
また、お手入れを簡単にしてくれるアンダートレーが付属しているのも使いやすいポイント。トレーを引き出してさっと拭くだけで汚れを落とすことができます。別売りで屋根パーツも展開しているので、ケージとして活用したい方はぜひチェックしてくださいね。
2位 リッチェル ペット用 木製お掃除簡単サークル

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素材:天然木、スチール、ABS樹脂、他
重量:9kg
トレーの有無:あり
折りたたみ:×
アンダートレー付きだからお手入れ簡単
リッチェルのペット用 木製お掃除簡単サークルはプラスチック製のアンダートレーが付属した犬用トレーです。トレーは高さがある設計で、尿や水がサークル外に飛び散るのを防いでくれます。
ドアは開閉の楽なスライドドアを採用。全開にした状態で固定することもできるため、幅広い使い方ができます。耐久性も高く使い勝手が良いと口コミでも高く評価されている商品です。
3位 PEPPY アレンジサークル

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素材:スチール
重量:17kg
トレーの有無:なし
折りたたみ:◯
子犬からシニアまで一生使える堅牢なサークル
愛犬が一生涯使えるサークルを探している方には、PEPPYのアレンジサークルがおすすめです。堅牢な作りが特徴のスチール製サークルで、長い期間安定して使用できます。
また、お部屋のレイアウトに合わせてサークルの形を変えられる点も特徴のひとつ。L字型や長方形に変化させられるため、お部屋のスペースを有効に活用できます。使わないときはコンパクトに折りたたむこともでき、留守番用としてもおすすめのサークルですよ。
4位 アイリスオーヤマ システム サークル STS-600TN

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素材:スチール、ポリプロピレン、ABS樹脂、ポリエチレン
重量:7.2kg
トレーの有無:あり
折りたたみ:×
キャスター付きで移動も楽々
アイリスオーヤマのシステム サークルは、ジョイントパーツを留めるだけで簡単に組立が完成する犬用サークルです。プラスチック製のトレーが付属しており、お手入れの手間もかかりません。
キャスター付きで移動がしやすいのも大きな特徴。室内でサークルを移動させたいという方に適しています。お部屋の景観を損ねないマットな質感で、デザイン性も抜群。コスパの良さも魅力の1台です。
5位 キセノンショップ 肉球ペットサークル

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素材:ポリエステル
重量:1000g
トレーの有無:なし
折りたたみ:◯
折りたたみ式で旅行に最適
愛犬と旅行を考えている飼い主さんにおすすめなのが、肉球ペットサークルです。オックスフォードクロスを使用したソフトタイプのサークルなので、コンパクトに折りたたむことができます。
天井は開閉式で、開放感ばっちり。愛犬の様子もしっかり確認できます。非常に便利な犬用サークルですが、サイズが小ぶりなので中型~大型犬には適していません。小型犬を飼育している方におすすめです。
6位 アイリスオーヤマ ワイヤーサークル PWC-628

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素材:パネル:スチール、ジョイント:ポリプロピレン、台座:ABS樹脂、エラストマー
重量:7.24kg
トレーの有無:あり
折りたたみ:◯
レイアウト自由で設置しやすい
アイリスオーヤマのワイヤーサークルは、組立方次第でアレンジ自在なワイヤータイプのサークルです。重要感のある素材なので、どれだけジャンプしても倒れる心配がありません。やんちゃな愛犬で、サークルの転倒が心配な方におすすめです。
サークルの高さは61.5cmで愛犬が飛び出しにくく、飼い主さんはまたぎやすい絶妙な高さになっています。折りたためばコンパクトに収納ができるので、愛犬の留守番時にサークルを使用したい方にも適しているでしょう。
7位 マルカン お手入れらくらくサークル DP-924

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素材:スチール(粉体塗装)、フェンス用固定バックル:ABS、フレーム:PP 他
重量:6.9kg
トレーの有無:あり
折りたたみ:×
お手入れのしやすさにこだわったサークル
お手入れの手間をできるだけ省きたい方におすすめのサークル。アンダートレーはセパレートタイプの引き出し式で、こまめなお掃除が必要なトイレ側だけを簡単に引き出すことができます。
アンダートレー以外にも水滴やゴミが床に落ちにくくするガードや、左右対応スライドなどお手入れの手間を軽減してくれる工夫がたくさん。多忙でお手入れの時間がとれない飼い主さんにもおすすめですよ。
8位 ペティオ トイレのしつけができる ドッグルームサークル

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素材:鉄、ABS樹脂、ポリプロピレン
重量:12.8kg
トレーの有無:あり
折りたたみ:×
トイレのスペースをしっかり確保できる
ペティオのトイレのしつけができる ドッグルームサークルは、トイレ専用のスペースが付いた犬用サークルです。トイレをしつけるために便利な仕切りドアが付いており、トイレトレーニングがうまくいかない飼い主さんをサポートしてくれます。
また、部屋のスペースに合わせてレイアウトが変更できるのも大きな特徴。角に合わせてコーナーを作ることもできるので、お部屋のスペースを有効に活用できるのもうれしいですね。
9位 Wancage+ ペットサークル

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素材:然木無垢材タモ、PU塗装、透明アクリル板
重量:約21.3kg
トレーの有無:なし
折りたたみ:×
天然木のやさしいデザイン
Wancage+のペットサークルは、天然木のルーバーデザインが特徴の犬用サークルです。上質なインテリアのようなデザインで、リビングに置いても違和感がありません。落ち着いたデザインのサークルを探している方に適しています。
また、拡張性が充実しているのも特徴のひとつ。別売りのオプションパーツを購入すれば自在にスペースを広げられるので、成長に合わせて買いなおす必要がありません。子犬を家族に迎え入れた方におすすめの商品です。
10位 リッチェル 木製スライドペットサークル

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素材:ラバーウッド、金属フレーム、スチール、ポリプロピレン、エラストマーナイロン、
重量:16.6kg
トレーの有無:なし
折りたたみ:◯
高さと奥行を抑えているから狭いスペースに設置できる
小型犬を飼育している飼い主さんにおすすめなのがリッチェルの木製スライドペットサークルです。高さと奥行を抑えた設計で、狭いお部屋にも圧迫感なく設置できます。
省スペースの設計ながらも、サイズ調整ができる点もおすすめのポイント。ドアを全開にした状態で固定ができるので、愛犬のトイレ用や寝床用スペースとして活用することもできます。サイドには窓が付いているため、トイレやフードの取り出しも簡単に行えますよ。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() アイリスオーヤマ PWSR-960L ナチ……
1
|
9,500円 |
4.48 |
|
![]() リッチェル ペット用 木製お掃除簡……
2
|
10,875円 |
|
|
![]() PEPPY アレンジサークル
3
|
29,820円 |
4 |
|
![]() アイリスオーヤマ システム サーク……
4
|
7,480円 |
4.34 |
|
![]() キセノンショップ 肉球ペットサー……
5
|
1,734円 |
|
|
![]() アイリスオーヤマ ワイヤーサーク……
6
|
4,977円 |
4.23 |
|
![]() マルカン お手入れらくらくサーク……
7
|
6,628円 |
3.86 |
|
![]() ペティオ トイレのしつけができる ……
8
|
17,985円 |
4.41 |
|
![]() Wancage+ ペットサークル
9
|
31,470円 |
|
|
![]() リッチェル 木製スライドペットサ……
10
|
19,321円 |
4.29 |
|
まとめ
犬用のスペースを確保できるサークルは、イタズラ防止やトイレのしつけ用などさまざまな用途で活用できる便利なアイテムです。そんな犬用サークルを選ぶ際は、愛犬がストレスなく過ごせるものを選ぶことが大切です。広ければ良いというわけではなく、愛犬の体長の約3倍程度の広さのものを選ぶようにしましょう。
また、サークルにはソフトタイプとハードタイプがあります。ハードタイプは頑丈な作りのサークルなので普段使いに、コンパクトに折りたためるソフトタイプは旅行用というように使い分けるのがおすすめです。サークルは安いものではないので、事前に設置場所や使用方法を考えて愛犬にも飼い主さんにも良いものを選んでくださいね。