昔から工事の騒音や射撃音から聴覚を守る防音具として使用されてきた「イヤーマフ」。聴覚過敏の方が使ったり勉強や仕事中の集中力をあげたりと幅広い用途で普及しています。遮音性以外にも形状や大きさ・フィット感など選ぶ要素が多く、何を選べば良いか迷う方も多いはず。
そこで今回は、イヤーマフの選び方と、各通販サイトで実際に購入されている商品の中から特に人気のおすすめ商品をランキング形式で紹介します。合わないものを購入してしまうと頭痛や肩こりの原因になってしまう可能性もあるので、しっかりとチェックしてくださいね。
この記事でおすすめする商品
イヤーマフの選び方
イヤーマフを選ぶ際に重要な6つのポイントをみていきましょう。
どんな音を遮るか、重さや使用するシーンを考えて「遮音方法」を選ぶ
イヤーマフ吸音材を耳に押し付けることで物理的に遮音する「パッシブタイプ」と、電子的に騒音をカットする機能を搭載した「アクティブタイプ」の2種類があり、それぞれ特徴があります。重さなどにも関わってくるので、しっかり確認しましょう。
全ての音を遮断する、吸音材で物理的に遮音するシンプルで軽量なものが多い「パッシブタイプ」

「パッシブタイプ」は耳を覆うイヤーカップ部分に取り付けられたスポンジ状の吸音材を両耳に押し付けることで周囲の音を遮り、物理的に音を遮断するタイプです。
構造は非常にシンプルな造りなので軽量なものが多く首への負担も少ないですが、両側から押さえつけるようにして音を遮っているのでサイズの合わないものだと頭が痛くなることもあるのでサイズ選びの際に注意しましょう。
騒音の中でも会話可能、電子的に音をカットするが重くなってしまう傾向の高い「アクティブタイプ」

「アクティブタイプ」はイヤーカップ内部にノイズキャンセリング機能を搭載しており、周囲の音と異なる周波数をぶつけることで音を遮断する、電子的に音を相殺するタイプです。
しかし、機械的なものを搭載しているためそのぶん重くなっており、長時間使用していると首や肩が凝ってしまうことも多いです。人の声を聴けるようになっているものも多いので、オフィスなどで使用する場合に最適なタイプになります。
数値が高いほど優れた遮音性 、防音性能を調べる場合は「NRR・SNR」 の値を確認しよう

イヤーマフの防音性能を調べる際にはNRRかSNRという表記の数値を確認しましょう。両方とも数値が高いほど優れた防音性能を持っており、単位にはdB(デシベル)が使われます。
騒音環境下でのdBからNRR・NSRのdBを引いた数値が実際に聞こえるとされる音です。静かなオフィスや小さめの話し声がおよそ40〜50dB、郊外の住宅地の深夜帯で30dBほどなので、購入時の参考にしてください。
苦手な音をしっかりと遮るために、遮音したい音域に合った「周波数」か確認しよう

同じ大きさの音でも周波数によって人それぞれ感じ方が変わります。人によって苦手な種類の音があるので、自分が何の音を遮音したいのか確かめてから購入するようにしましょう。
オフィスワーク中に気になる音の代表格であるエアコンの周波数はおよそ50Hzなので、こちらも良ければ参考にしてください。
首・肩への負担や使用感に関わるので、着脱の手間や用途に合わせて「形状」を選ぶ
イヤーマフには大きく3つの形状があり、着脱のしやすさや使用シーンによって選ぶポイントが変わります。主にどんな場面で使いたいか考えてから購入すると失敗も少ないので、しっかりと確認しておきましょう。
ヘッドフォンのように使えて着脱簡単、サイズを調整できるものが多い「ヘッドバンド型」

「ヘッドバンド型」なら一般的なヘッドフォンと同じような感覚で使用でき、着け外しも簡単です。耳の高さに合わせてバンド部分の長さを調節できるものが多く、どんな方でも使いやすい形状になっています。
頭に被せる形で装着するので使用中にずれることはあまりないですが、両側から耳を圧迫する形で遮音するので長時間使用していると頭が痛くなることもあります。長い時間使うことを想定している場合は留意しておきましょう。
バンドが首元なので頭が締め付けられない、帽子やヘルメットと併用可能な「ネックバンド型」

「ネックバンド型」は帽子やヘルメットをかぶることが多い方や、頭を締め付けられるのが苦手な方におすすめです。首の後ろにバンドがあるので被り物をしていても違和感なく装着できますが、ヘッドバンド型と比べるとズレやすいので注意しましょう。
バンドの位置を自由自在に変更可能、仰向けやうつ伏せ状態でも使える「マルチポジション型」

「マルチポジション型」はヘッドバンド型と似た形状をしていますがバンド部分を自由に変えられるのが特徴で、寝転がって使いたい方やデスクでうつ伏せになって仮眠をとりたい方におすすめです。
シーンによって使い分けができるので、多目的に使いたい方はこちらのタイプを選ぶと良いでしょう。
重さや折りたたみできるかなど、様々な場所に移動して使えるように「携帯性」をチェック

イヤーマフは製品の性質上バンド部分が硬いものも多く、カバンに入れたくても折り曲げられないというものが多いです。同じ場所でのみ使用するなら持ち運びのことを考えなくても良いですが、普段から持ち歩きたい場合は折りたたみができるものを選びましょう。
また、重さによって装着時や携帯時の負担も変わってくるので、目安200g〜300g以下のもので選ぶのがおすすめです。
サイズや装着時のフィット感など、長時間の使用にも耐えられるように「快適性」をチェック

サイズの小さいものや締め付けの強いものを選んでしまうと実際に使用する際に長時間つけていられなかったり、つけているだけで負荷がかかってしまうことにもなりかねません。
実際に購入する前に、どのようなサイズか・実際の使用感はどうかなどをレビューで確認しておくと購入した後で後悔することもないでしょう。
イヤーマフのおすすめ人気ランキング10選
ここからは、各通販サイトで実際に購入されている商品の中でも特に評価の高かった人気の商品をランキング形式で紹介します。何を買うか迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
1位 EZARC 子供用 防音イヤーマフ ヘッドバンド型

yahoo.co.jp
色:グリーン
材質:プラスチック
重量:250g
雑音をシャットアウト、耳への細かな配慮
多層の騒音抑制フォームでノイズを効果的に軽減し、NRR25dBと高い遮音値性能を実現。適度に音を遮音してくれるので聴覚過敏や自閉症で悩んでいる子供でも安心して使えます。周囲の音が気になって勉強に集中できない子供にもおすすめの商品です。
使用対象の年齢が2歳〜15歳なので大人の方だと締め付けが強く、長時間使用するのは厳しいです。ヘッドバンド部分はサイズの調整が可能なので、どんな子供でも安心して使える商品です。
2位 MPOW 防音イヤーマフ ヘッドバンド型

yahoo.co.jp
色:ブラック
材質:プラスチック
重量:238g
抜群のつけ心地で、自分だけの世界に没頭
USと欧州スタンダード認証テストに合格しており、最新の二層カップシーリング技術と8層の厚手素材を採用したことでNRR29dBという遮音性能を備えています。イヤーマフ部分には弾力性と柔軟性のあるPUレザーを使用しているので耳へのフィット感も抜群です。
人間工学に基づいて設計されているので、優れた遮音性は発揮しつつ長時間の使用でも快適な装着感を感じられます。周りの騒音や雑音が気になる場所でも、静かな自分だけの世界を楽しめます。
3位 Gyue 子供用 イヤーマフ ヘッドバンド型

yahoo.co.jp
色:ピンク、ブルー、グリーン
材質:プラスチック
重量:190g
気になる騒音しっかりシャット、子供の悩みを徹底解決
聴覚が敏感になりがちな子供の耳を大きな音から守ってくれる心強い味方で、電車や飛行機に乗るときにもこれひとつあれば安心です。重さは190gとかなり軽量なので長時間装着しても負担になりづらく、上質なPUレザーを使用しているのでフィット感も抜群。
便利な保存袋も付いているので、使わないときや持ち運びの際に収納に困ることもありません。
4位 Buloge 防音イヤーマフ ヘッドバンド型

yahoo.co.jp
色:ブラック
材質:プラスチック
重量:230g
高い遮音性能を実現、より静かな世界を楽しむ
米国とヨーロッパ規格認証の高い遮音性能とコンパクトさを兼ね備えたイヤーマフです。弾力性に富んだヘッドバンドと、360度自由自在に回転して肌に密着するイヤークッションパッドにより快適なフィット感を実現しました。
NRRは29dBと高い遮音性を備えており、重さも230gと軽量なのでカバンに入れて持ち運ぶのもおすすめです。いつでもどこでも気軽に自分だけの世界に没頭できますよ。
5位 3M PELTOR イヤーマフ ヘッドバンド型 H510A

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色:イエロー
材質:プラスチック
重量:180g
プロの作業現場から子供の日常使いまで幅広く活躍
耳と頭に当たるクッション部分はスポンジ層でできており、優れたフィット機能で効果的に音を遮断します。薄型モデルでバンド部分の調整も可能なので、頭囲の小さい成人だけでなくキッズサイズでは窮屈に感じる子供にもおすすめの商品です。
NRR値は21dBと少し低めですが、日常使いから作業現場の騒音までしっかりガードしてくれるので安心して使えます。
6位 YorkShin(ヨークシン) 子供用 イヤーマフ ヘッドバンド型

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色:ブルー、グリーン、ピンク
材質:プラスチック
重量:250g
聴覚過敏の子供が少しでも楽に生活できるように作られたイヤーマフ
子供の力でも簡単に着脱可能で、好きなタイミングで装着できるイヤーマフです。パッド部分には柔らかい素材を使用しており、しっくりくる着け心地でキツすぎません。
重さは250gと子供用にしては少し重めですが、折りたためばリンゴ1個とほぼ同じ大きさになるので持ち運びは簡単です。色は子供が好きなブルーやピンクなど3色から選べるので、気に入った色のものを選んでくださいね。
7位 3M イヤーマフ Xシリーズ ヘッドバンド型 X1A

yahoo.co.jp
色:ブラック&グリーン
材質:プラスチック
重量:249g
快適性・耐久性・デザイン性を高めたヘッドバンドタイプのイヤーマフ
ストレスになる騒音を大幅にカットしてくれ、周囲の騒音を日常生活で気にならないレベルまで落としてくれます。DIYが趣味の方たちの間でも、締め切った室内で工具を使用してもほぼ気にならないで作業ができると好評です。
締め付けは少し強めなので長時間の使用には不向きですが、耳あたりはソフトなので使用感は悪くありません。作業用にイヤーマフの購入を考えている方におすすめの商品です。
8位 3M PELTOR イヤーマフ ネックバンド型 H10B

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色:ブラック&レッド
材質:プラスチック
重量:907g
二重構造カップが生み出す驚異の遮音性能
世界トップブランドのペルター製イヤーマフで、最高峰の技術を結集して生み出された二重カップ構造がカップの共振を抑えて高周波の音を効果的に減衰します。会話や信号音などの聴収製を高めているのでオフィスなどで使用するのもおすすめの商品です。
首の後ろから回して装着するネックバンド式ですが装着時には首に触れないので気にならず、ズレが気になる場合にはカップ上部のマジックテープで固定することができます。
9位 3M PELTOR イヤーマフ ネックバンド式 H6B/V

yahoo.co.jp
色:ホワイト
材質:プラスチック
重量:260g
耳を守って、聞こえる喜びをいつまでも
ヘッドバンド式だと頭の締め付けが気になってしまうという方におすすめの商品です。ネックバンドの部分が衣類に触れた際の擦れた音が伝わって少し気になるという方もいますが、襟付きのシャツなどを使う方以外はあまり気にしなくても大丈夫です。
イヤーマフ部分はかなり薄型なので、持ち運びの際にも他の荷物の邪魔にならずに収納することができますよ。
10位 ProCase 防音イヤーマフ ヘッドバンド型 PC-08362360

yahoo.co.jp
色:ブラック&グリーン
材質:プラスチック
重量:255g
圧力を分散する構造で、長時間でも快適な装着感
安全性と快適性に合わせて設計されており、騒音対策だけではなく集中したい時にも効果的に騒音を防いでくれます。NRR値は28dBと高い水準で作られているのでバンド練習や建設作業・射撃場での使用にもおすすめです。
ヘッドバンド部分はプラスチックと柔軟な人口革で加工されているので装着時の圧迫感もほぼありません。耳当て部分にはソフトクッションが付いているのでフィット感も抜群の商品です。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() EZARC 防音イヤーマフ ヘッドバン……
1
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1,398円 |
4.1 |
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![]() MPOW 防音イヤーマフ ヘッドバンド型
2
|
3,468円 |
4.3 |
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![]() Gyue 子供用 イヤーマフ ヘッドバ……
3
|
1,980円 |
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|
![]() Buloge 防音イヤーマフ ヘッドバン……
4
|
1,938円 |
4.2 |
|
![]() 3M PELTOR イヤーマフ ヘッドバン……
5
|
3,956円 |
4.49 |
|
![]() YorkShin(ヨークシン) 子供用 イ……
6
|
1,980円 |
4.42 |
|
![]() 3M イヤーマフ Xシリーズ ヘッドバ……
7
|
2,674円 |
4 |
|
![]() 3M PELTOR イヤーマフ ネックバン……
8
|
3,128円 |
4.35 |
|
![]() 3M PELTOR イヤーマフ ネックバン……
9
|
2,297円 |
4.05 |
|
![]() ProCase 防音イヤーマフ ヘッドバ……
10
|
1,799円 |
3.9 |
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おすすめのイヤーマフの口コミをチェック
おすすめのイヤーマフの口コミをご紹介します。ご購入の際の参考にしてみてくださいね。※口コミはあくまで個人の感想です。
EZARC 子供用 防音イヤーマフ ヘッドバンド型の口コミ

息子のライブ鑑賞用にこの商品を購入しました。
自分で試してみましたので痛くならず快適な使用感があります。
サイズも調節出来るので、利便性が高いです。遮音性についても問題は無いと思います。
ヘッドバンド部分がPUレザーではないので、夏場の時熱くないとても楽になります。
息子はかっこいいと言って喜んでいます。
出典:amazon.co.jp
Buloge 防音イヤーマフ ヘッドバンド型の口コミ

仕事中に使用するために購入。
タイムセールで購入したので安く買えました。
耳栓も付属してきて、併せて使うと何も聞こえないくらいです。
私は耳栓は使用せず、イヤーマフのみ使用しています。全く聞こえなくなるというわけではありませんが、集中するのにちょうど良い遮音をしてくれるので満足です。
出典:amazon.co.jp
3M PELTOR イヤーマフ ネックバンド型 H10Bの口コミ

ドローンで撮影をしています。
今まではトランシーバーでコミニュケーションをとっていましたが手があかなくなってしまうのでこまっておりました。
そこで、イヤーマフとバイク用のインカムを組み合わせてみました。
耳に当たる黒い部分はちょっと力をかけながらぐにょぐにょすると分離します。
その後中にイヤホンとマイクを仕込み前方下部にいい塩梅で穴を開け配線とマイクを外に出します。
首後ろにくる針金部分に反対側まで伸びるイヤホンをまとめてあげ
逆のイヤホンも同様に組み付けます。
防音機能は通常時の80%カットくらいの認識で良いと思います。
逆にインカムの音はしっかりはっきり聞こえます。
少し離れたところでの意思疎通やオペレーティングですと特小のトランシーバーより安定して飛びますのでおすすめです。
出典:amazon.co.jp
まとめ
騒音や雑音から聴覚を保護してくれる防音具「イヤーマフ」。遮音したい音やシーンに合わせてタイプや形状・重さなどを選ぶのが大切です。余計な音を排除することで集中力も上がるので、勉強や仕事の能率を上げたい方など幅広く普及しています。
オフィスや自室などの室内で使うのはおすすめですが、外出先などで使用すると近づいてくる自転車や車に気づかないこともあるので、使用する際には周囲の安全を確認した上で使ってくださいね。この記事を参考に、あなたにぴったりの商品を見つけていただければ嬉しいです。