中国発祥で、痺れるような辛さと食欲をそそる香りが人気のラー油。市販でも販売されていますが、家庭でも作ることができる身近な調味料です。しかし、激辛のものから食べるラー油まで種類も多く、使う油によって風味が変わるので選び方に困る方も多いはず。
そこで今回は、ラー油の選び方と、各通販サイトで実際に購入されているものの中から特におすすめの人気商品をランキング形式で紹介します。この記事を参考に、普段とは一味違うラー油にチャレンジしてみてくださいね。
この記事でおすすめする商品
400年以上の歴史を持つ中国伝統の調味料、中華料理に欠かせない「ラー油」

16〜17世紀ごろに中国で生まれたと言われる「ラー油」。油と一緒に唐辛子などの香辛料を炒め、辛味を移した調味料です。
「辣」は四川料理に欠かせない「痺れるような辛さ」という意味があります。八角や花椒・生姜などの薬味を一緒に炒めて作ることも多く、使う素材によって風味が変化するのが魅力的な調味料です。
ラー油の選び方
ラー油を選ぶ際に重要な7つのポイントをみていきましょう。
食欲をそそる香りと風味の決め手、ラー油の味は「油」で選ぶ
ベースで使う油によってラー油の味や香りは異なります。代表的なものを3つピックアップしましたので、それぞれの特徴を解説していきます。ぜひ参考にしてくださいね。
香ばしいゴマの香りと唐辛子などの香辛料の辛味が絶妙に調和する「ごま油」

中華料理によく使用される油で、ゴマの豊かなコクと香りが香辛料の辛さとよく合います。ゴマの焙煎度合いによっても風味が変わるので、自宅で作る際にはごま油の種類も気にしてみると良いでしょう。
料理のアクセントとして手を加えたい場合には香り高いごま油を使用したラー油がおすすめです。
クセの少ない油だからこそ香味野菜やスパイスの風味が一層際立つ「菜種油」

香りのクセが少なく、熱に強いので酸化しづらい特徴を持った菜種油。油自体にクセがないので一緒に炒めた香味野菜やスパイスの味や香りを引き立たせます。
また、リノール酸を多く含んでいるため、スパイスの発汗作用に伴って血行をよくする効果も期待できるのが嬉しいポイント。
強力な抗酸化作用と独特な香りが香辛料に深みを持たせる「オリーブオイル」

パスタなど洋風の料理を作る際の調理用オイルとして活躍する「オリーブオイル」。熟成度合いによって変わるオリーブの独特な香りと香辛料の辛味が味に深みを持たせます。
イタリアではペペロンオイルというラー油によく似た調味料があり、加熱せずに作られるのが特徴です。
名脇役かそれとも主役か、使いたいシチュエーションに合わせてタイプを選ぶ
いまや家庭内の馴染みの顔になった「食べるラー油」。味のアクセントとして普段使いするなら「かけるラー油」ですが、それぞれどんな場面で活躍するのかチェックしてみましょう。
中華や四川料理を食べるなら切り離せないお供、調味料として使うなら「かけるラー油」

タレやちょっとした香りづけなど幅広いシチュエーションで使えるので、普段使いするなら「かけるラー油」がおすすめです。具材がそのまま入っているというよりはスパイスの香りをしっかりとつけたものが多いです。
使う香辛料や香味野菜の種類によって味の印象が大きく変わるため、購入する際には原材料をチェックしてみるのがおすすめです。
冷奴やご飯に添えると食べ応えのある主役に変身、薬味・おかずとして使うなら「食べるラー油」

2009年に桃屋から発売され空前絶後の大ブームを巻き起こした「食べるラー油」。一時は品薄状態でなかなか手に入らないこともありましたが、今では多くの家庭で愛されている商品です。
おかずとしての側面が強いので、薬味や添え物として食べるのにおすすめのタイプです。
普段の料理をアレンジするか今日のご飯に一品添えるか、入っている具材をチェック
食べるラー油の中には通常のラー油に使われる香味野菜やスパイスを使用したもの以外に、肉や魚介類を入れて食べ応えのある商品にしているものも多くあります。具材ごとにチェックしてみましょう。
使う素材で風味や食感が激変、いつもの料理をガラッと変えるなら「香味野菜・スパイス入り」

山椒や八角・花椒・にんにく・ネギなど漢方にもよく使われる野菜や香辛料が多く使われているラー油。使う香味野菜や香辛料のバランスによって味の雰囲気が大きく異なります。
いつもの味に飽きてきてしまったときなどに少し加えてあげると、味の印象がガラッと変わるので、ぜひ試してみてください。
今日のおかずに追加の一品、食べ応えのあるものが欲しいなら「お肉・魚介入り」

豚肉や鶏肉・魚介類などの具材が入ったラー油なら、香味野菜入りのものとは一風変わった食感を楽しむことができ、おかずとしての満足感が高いです。
食べ応えのあるおかずをもう一品追加したいと思った時の救世主として用意しておくのもおすすめですよ。
普通の辛さじゃ満足できないなら激辛商品を追求してみるのも良いかも

香辛料が入っているので基本的にどれもピリッとした辛味がありますが、中には辛いものが好きだという人でも少し遠慮したくなる辛さを追い求めた商品もあります。
いつもの辛さに慣れて物足りなくなってしまった時には、そういった激辛商品を選んで挑んでみるのもおすすめです。
酸化する前に食べ切りたいから、普段使う量を考えて大容量か使い切りかを選ぼう

市販のラー油に使われている油はごま油を使用した商品が多いです。比較的酸化しづらい油の1つではありますが、絶対酸化しないという訳ではありません。
酸化した油は人体にとってあまり良くない影響を及ぼすことが多いので、開封したら常温保存で1〜2ヶ月を目安に食べきれるように容量を選んでくださいね。
普段と一味違うラー油が食べたくなったら、各地の名産品をチェックしてみるのもおすすめ
地元の名産品と掛け合わせたラー油が各地で販売されており、普段のラー油とはまた違った味を楽しむことができます。いくつか紹介しますので、気分を変えたくなった時にはぜひ手に取ってみてください。
島唐辛子と石垣島の素材が融合、絶妙な香ばしさが食欲を増進する「石垣島ラー油」

全国に熱狂的なファンがいるペンギン食堂の「石垣島ラー油」。石垣島の豊かな自然で育まれた野菜や香辛料を使いまろやかな旨味が特徴的です。
料理に加えれば家庭でも本格的な辛さを楽しめるので、辛いもの好きな方へのお土産にもおすすめです。
麺料理のトッピングやアクセントに、甘みとコクのある辛さが魅力の「くめじまのラー油」

沖縄県産の唐辛子とピパーチという沖縄特産の島胡椒を使用。辛味の中に甘みとコクを感じられるラー油で、深みのある濃厚な香りが食欲をそそります。
ピパーチはアンチエイジング効果や冷え性に効くと言われているので、美味しく食べながら美容や健康も意識したいという方にもおすすめの商品です。
新潟生まれの故郷の味、かぐら南蛮を使用した爽やかで優しい辛さの「みどりのラー油」

ラー油としては非常に珍しく、鮮やかな緑色をした商品です。少し遅れてくる辛味が特徴で、やさしい辛さなので子供や辛いものが苦手な方にもおすすめ。
料理の色合いを際立たせてくれるので、いつものメニューにかけてあげるだけでも食材のおいしさを一層引き出してくれる魔法の調味料です。
特徴を押さえて自分好みのラー油を見つけるために、メーカーで選ぶのもおすすめ
一般的に家庭で見かけるものの多くはこちらのメーカーのものと言っても差し支えないのではないでしょうか。普段よく見るラー油は、どこのメーカーが作っているのか見てみましょう。
食卓のお馴染みの顔、スパイスとハーブを家庭の味にする「S&B」

100均などでも変える手軽さが魅力のラー油を販売している「S&B」。カレーや香辛料を製造・販売するメーカーとしては日本有数の大企業です。
スパイスやハーブの扱いに長けており、自然と馴染む香りと辛さが特徴的な商品が数多く販売されています。現在では具入りのラー油など様々な商品が出ているので、色々と手に取ってみるのもおすすめです。
食べるラー油の火付け役、伝統の味を大切に守る「桃屋」

食べるラー油の火付け役にもなった「桃屋」。ご飯のお供になる商品を数多く取り揃えており、各家庭の味に自然と寄り添っています。
「辛そうで辛くない少し辛いラー油」の10倍刺激的な、辛さ増し増しの商品も販売されているので、まだ食べたことがない方はこの機会にいかがでしょう。
ラー油のおすすめ人気ランキング10選
ここからは、大手ショッピングサイトで実際に購入されているものの中でも、特に人気の商品をランキング形式でまとめました。購入を検討している方はぜひ参考にしてくださいね。
1位 かどや ごまらー油 150g

amazon.co.jp
商品寸法: 5.7×17.5×5.8
原材料:食用ごま油、香辛料
香り高い純正ごま油と唐辛子ピリッとした辛味が料理を引き立てる
鮮やかな赤色が食欲を唆るかどやのラー油は、芳醇なゴマの香りで引き立てられたキレのある辛さと、爽やかな風味が特徴的。小瓶タイプのラー油と比べて容量が150gと大きめなので、辛いもの好きで普段からよく使う方にはコスパの良いタイプです。
豆腐にかけたり味噌汁に加えたり、ホルモンを焼くときに予めつけ揉みしておくと臭みも消えて下味もつけられるので試してみてください。
2位 蝦夷屋商店 オリジナルラー油 3個セット 80g×3

rakuten.co.jp
製品寸法:−
原材料:食用なたね油、食用ごま油、他
北海道の素材にこだわり抜いた珠玉のセット
北海道産の素材をふんだんに使用した、味の異なるラー油3種のセットです。蝦夷屋商店の元祖であるオリジナルラー油に加え、美唄産のにんにくを使用したもの、岩見沢産の玉ねぎを使用した商品が入っています。
一度食べたらやみつきになる味わいで、自分用に買うのもいいですがお土産としてプレゼントするのも喜ばれる商品です。
3位 直源醤油 金沢らー油 120g×3

rakuten.co.jp
製品寸法:−
原材料:食用植物油脂(国内製造)、赤唐辛子、トウチ醤、砂糖、ニンニク、白ゴマ、豆板醤、生姜、ウコン、シナモン、山椒(一部に大豆、ごまを含む)
金沢高尾台レストラン「MEGU」オーナーシェフ監修の万能調味料
創業190年以上の歴史を持つ「直源醤油」が手がけたラー油です。「MEGU」オーナーシェフのオリジナルレシピで作られており、シナモンの上品な香りが箸を進める一品。
ラーメンや野菜炒めにも合いますが特に餃子とセットで食べるのがおすすめで、次から次へと食べたくなること間違いなしです。
4位 早池峰自然科学興業 にんにくラー油 140g

amazon.co.jp
商品寸法:18×5.1×5.1
原材料:米油、生にんにく、フライドガーリック、唐辛子
添加物一切不使用の天然素材で作られたカラダに優しいラー油
辛さの中にある香りとコク・旨味が味わえるニンニクの風味がたまらないラー油です。ニンニクでスタミナたっぷりになるだけでなく、主原料のこめ油には豊富なビタミンEが含まれているので抗酸化作用も期待できますよ。
辛さが調節可能になっており、軽く振ると「ピリ辛」でしっかり振ると「中辛」へと変わります。余計なものが一切入っていないからこそ、子供から大人まで安心して使える調味料です。
5位 ユウキ食品 激辛四川ラー油 450g

amazon.co.jp
商品寸法:21.5×6.9×6.4
原材料:食用大豆油、食用ごま油、花椒、唐辛子、ねぎ、しょうが、桂皮、八角/香辛料抽出物
唐辛子の辛味に花椒のしびれるような辛さをブレンド
香味野菜や香辛料をじっくりと煮詰めて香りを移したラー油に花椒をブレンドすることにより、さらなる辛味を追加。四川料理特有の花椒の風味と痺れるような辛さが楽しめます。
料理を激辛にしたい時や、本格中華に仕上げたい時などに大活躍。辛いものが好きな方はぜひ一度試してみてください。
6位 マルホン 純正胡麻ラー油ペット 450g

amazon.co.jp
商品寸法:22.4×6.5×6.5
原材料:食用ごま油、とうがらし
風味豊かなすっきりとした辛味とマイルドなコク
厳選した素材のみを使用して手間を惜しまずじっくりと煮出すことによって、唐辛子本来の色と香りを引き出しています。ゴマの強い焙煎感と深いコクが感じられ、スッキリとした強い辛味が特徴的。
尖った辛さではないので、ポテトサラダや味噌汁・変わり種としてイカ天などにかけて食べるのもおすすめです。
7位 小笠原フルーツガーデン 薬膳島ラー油 120ml

amazon.co.jp
商品寸法:15.9×5.69×4.7
原材料:植物油(大豆油、オリーブオイル、ピーナッツオイル) 小笠原父島産島唐辛子、花山椒、ウコン、アロエ 松の実、クコの実
激辛の奥にある確かな美味しさで、やみつき間違いなし
普通のラー油と比べると高級な商品にはなってしまいますが、値段以上の満足感を得られるラー油です。テレビや雑誌でも取り上げられ、小笠原土産の代表として愛されています。
しっかりとした旨味と辛味を感じるために、使う前にはしっかりと振ってからかけてくださいね。きっと他のラー油では満足できなくなるでしょう。
8位 かねふく 明太子がたっぷり入った食べるラー油 110g×3

yahoo.co.jp
商品寸法:−
原材料:食用植物油脂(なたね油、ごま油)、すけとうだらの卵、唐辛子、醸造調味料、アーモンド、食塩、フライドガーリック、果糖ぶどう糖液糖、ごま、フライドオニオン、粉末醤油、オニオンパウダー/調味料(アミノ酸等)、甘味料(ソルビトール)、pH調整剤、酸化防止剤(V.C、エリソルビン酸Na、V.E、茶抽出物)、(一部に小麦・ごま・大豆・ゼラチンを含む)
明太子のつぶつぶ感とアーモンド・ガーリックの食感がクセになる
TVで紹介され大反響のこちらの商品。ゴロッとした明太子がたっぷりと入っており、毎日食べても飽きのこないラー油です。アーモンドやガーリックが入っているので、ザクザクした食感も楽しめます。
びっくりするほどご飯に合いかなり箸が進むので、ダイエット中の方は食べ過ぎに注意してくださいね。
9位 早川食品 とっても辛い辣油 90g

amazon.co.jp
商品寸法:17.2×5.6×4.2
原材料:食用大豆油、栃木三鷹とうがらし、ごま、香辛料
栃木三鷹とうがらし旨味と辛味を100%引き出したラー油
栃木県大田原市で栽培されている栃木三鷹とうがらしを100%使用したラー油です。香味油でじっくりと煮出すことで辛味と旨味を存分に引き出しており、中華料理だけでなく鍋料理の隠し味に入れるのもおすすめ。
独特の香ばしさとピリリとした辛さがあるので、普通のラー油とは一味違う本格的な味を楽しめるでしょう。
10位 おちゃのこさいさい 舞妓はんひぃ〜ひぃ〜ラー油 90g

yahoo.co.jp
商品寸法:−
原材料:食用植物油脂(大豆を含む)、唐辛子、ニンニク、塩、砂糖、調味料(アミノ酸等)
激辛好きならやめられない、狂ったような辛さ
京都土産として意外と人気を集めているこちらの商品。可愛らしいイラストが描かれたパッケージとは裏腹に、可愛くない辛さが舌を襲います。鷹の爪の10倍の辛さで、辛味が得意な方でもおもわず叫んでしまうほど。気になるかたはぜひ挑戦してみてください。
辛いだけでなくしっかりとした味の深みも感じられるので、一度は食べてみてほしい逸品です。
今日から作る家庭の味、自宅で簡単にできるラー油の作り方

中国では割と一般的ですが、最近では日本でもラー油を作っている家庭が少しづつ増えてきました。ごま油やオリーブオイルなど好きな油を使い、煙が出るまでカンカンに熱してください。
唐辛子などをベースにして花椒や八角などの好みのスパイスとオニオンチップなどをブレンドしたら、熱した油をはねないように注意しながら注ぎます。その後、常温になるまで冷ませば自家製ラー油の出来上がりです。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
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![]() かどや ごまらー油 150g
1
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464円 |
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![]() 蝦夷屋商店 オリジナルラー油 3個……
2
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1,505円 |
4.3 |
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![]() 直源醤油 金沢らー油 120g
3
|
828円 |
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![]() 早池峰自然科学興業 にんにくラー……
4
|
1,180円 |
4 |
|
![]() ユウキ食品 激辛四川ラー油 450g
5
|
768円 |
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|
![]() マルホン 純正胡麻ラー油ペット 450g
6
|
1,182円 |
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|
![]() 小笠原フルーツガーデン 薬膳島ラ……
7
|
980円 |
4.4 |
|
![]() かねふく 明太子がたっぷり入った……
8
|
1,620円 |
|
|
![]() 早川食品 とっても辛い辣油 90g
9
|
756円 |
4.4 |
|
![]() おちゃのこさいさい 舞妓はんひぃ……
10
|
756円 |
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まとめ
使う油の種類や入れる香辛料・具材によって味と香りの印象が大きく変化する調味料「ラー油」。ピリッとくる辛さから激辛商品まで幅広いラインナップのものが存在します。
使うシチュエーションや好みの味など、色々考えながら購入するのもいいですし、市販の味に満足できない場合は自分だけのオリジナルラー油を作るのもおすすめなので、ぜひ作ってみてくださいね。