キャンプやサーフィンなど、水道がないときに役立つポータブルシャワー。洗車する際や災害時にも便利です。ポータブルシャワーは多くのメーカーから販売されていますが、給水タイプやホースの長さなど商品によって特徴が異なるため、選ぶ際に迷ってしまう方も多いでしょう。
そこでこの記事では、ポータブルシャワーの選び方とおすすめ人気ランキング10選をご紹介します。充電式や温水が使えるタイプなどさまざまな種類を紹介するので、ぜひお気に入りを見つけてくださいね。
ポータブルシャワーの選び方
ポータブルシャワーを選ぶ際に重要な7つのポイントを見ていきましょう。
使い方・水圧の強さ・価格帯などを考慮して、使用するシーンに合わせ「給水方式」を選ぼう
ポータブルシャワーにはおもに4つの給水方式があります。それぞれ使い方・水圧の強さ・価格帯が異なるので、使用するシーンや予算に合わせて給水方式を選びましょう。
スイッチひとつで給水できるため楽、水圧の強さや長時間の使用も安心の「シガーソケット式」
シガーソケット式は、車のシガーソケットに繋ぐことで、電力を使って水を汲み上げます。スイッチひとつで給水できるため、もっとも楽な給水方式です。比較的水圧が強いのが特徴。電力の供給が切れない限り、使用中にシャワーが切れることもないので安心です。
デメリットは、車の近くでしか使用できない点でしょう。また、電圧が合わないものをシガーソケットに差し込むとバッテリーが上がる原因になってしまうため、ポータブルシャワーを選ぶ際はどの電圧に対応しているのか必ずチェックしてください。
コードがないためどこでも使用可能、広範囲に使いたいときにおすすめの「充電式・乾電池式」
充電式や乾電池式は、コードがないためどこでも使えて便利です。充電式はUSB端子に接続して充電するタイプがほとんど。シガーソケット式と同じように電力を使いモーターの力で水を汲み上げるので、自分で力を加える必要がなく使いやすいでしょう。
シャワー中に充電が切れて困らないようにするには、事前に1回の充電でどの程度稼働するのか調べておくと安心です。乾電池式は予備の乾電池を持っていけば追加で稼働させられますが、そのぶんランニングコストがかかります。
電力不要なため災害時にも使える、持ち運びに便利で汎用性の高い「手動ポンプ式(加圧式)」
手動ポンプ式は手動で圧力をかけて使用するため、加圧式とも呼ばれます。電力が不要なので停電の影響を受けず、災害時にも使用できるのが強みです。持ち運びにも便利で、さまざまなシーンに使えて汎用性が高いこともポイント。
手ではなく、足で圧力を加えるタイプだと少ない力で稼働でき使いやすいです。圧力を加え続けないとすぐに圧が抜けて水が止まってしまうため、できるだけ1回のプッシュで水が長く出る商品を選ぶと良いでしょう。
タンク部分を折り畳めるためコンパクトに持ち運べる、壊れにくく価格も安価な「吊り下げ式」
吊り下げ式は、水が入ったタンクを逆さに吊り下げることで水が出てきます。単純な仕組みなので、壊れにくく価格も比較的安いのがポイント。商品によっては太陽光で水を温めて温水シャワーとして使えるものもあり、寒い時期にも使いやすいです。
袋状のタンク部分は畳めるため、持ち運びに向いています。登山やソロキャンプなど、できる限り荷物を減らしたいときにおすすめです。デメリットは水圧の弱さ。また、使用するにはシャワーを引っ掛けるための高い場所が必要で、重たいタンクを持ち上げる手間もかかります。
「ホースの長さが自分の身長と同じ程度」あると便利、2m以上あれば広い範囲の洗車も可能
ポータブルシャワーは商品によってホースの長さがさまざまで、用途に合った長さは使いやすさに直結します。自分の身長と同じ程度の長さがあれば、タンクを地面に置いてシャワーを浴びる際にも使いやすいでしょう。
2m以上の長さがあれば、いちいちタンクを移動しなくても使用範囲が広く確保でき、洗車など広範囲に使いたい場合にも便利です。逆に、「手を洗う」「食器を洗う」など用途がはっきり決まっているときは短いほうが使いやすい場合もあるため、注意しましょう。
「ヘッドが直径7cm以上」なら一度に広範囲を洗い流せるため、全身に浴びる際も使いやすい
ヘッドが直径7cm以上だと、一度に広範囲を洗い流せるため使いやすいというメリットがあります。全身に使用する際も、素早く汚れを洗い流せて便利です。電動タイプはとくにヘッドが大きい商品が多いようです。
しかし、食器を洗うだけ・手を洗うだけなど使用対象が小さい物なら、小さなヘッドで十分な場合もあります。ヘッドが大きいとそのぶん水を使いすぎてしまう可能性もあるので、用途に合わせて確認するのがおすすめです。
基本的に水圧は強いものを選ぼう、ペットや小さい子供に使う場合は「水圧の調節」ができると良い
基本的に、水圧は強いものを選ぶと安心です。ちょっとした手洗い程度なら水圧が弱くてもあまりストレスになりませんが、全身の海水や泥汚れを落とす場合は強い水圧が必要になります。3L/分以上の水圧があると、ストレスを感じることなく汚れを落とせるでしょう。
ただし、ペットや小さい子どもにも使用する場合は水圧が強すぎると痛いと感じる可能性もあるので、水圧を調整できるものがおすすめです。
耐熱温度が45度程度あると温水も使えて温かい、温泉を汲み上げる場合は「50度以上が安心」
快適な水温でシャワーを浴びるには、耐熱温度が45度以上のポータブルシャワーがおすすめです。一般的には38〜40度程度が心地良い温度とされているので、耐熱温度が45度程度あれば安心。
しかし、温泉を汲み上げる場合は、水温が45度を超えてしまうことがあるため、50度以上の耐熱温度が必要です。購入する前に、商品パッケージや説明欄などに表示されている耐熱温度をチェックするようにしましょう。保温カバーが付いているものだと、温度を保ちやすいです。
ポリタンクと一緒にポータブルシャワーを使う場合は「給水口のサイズが合っているか」確認しよう
ポリタンクと一緒に使う場合は、ポータブルシャワーの給水口のサイズが使用するポリタンクと合っているか確認するようにしましょう。一般的な18Lポリタンクの入口の内径は44~50mmなので、直径4センチ以下の吸水口がおすすめです。
商品によっては使用できるポリタンクのサイズが限られているものもあるため、注意してください。
プラスアルファで便利な「機能」が付いていると、より快適にポータブルシャワーを使える
ポータブルシャワーのなかには、便利な機能が付いている商品もあります。より快適に使用するために、購入する際は追加の機能もチェックしてくださいね。
「浄水機能付き」なら水道水以外でも安心して使える、メンテナンスもしやすくおすすめ
浄水機能付きのポータブルシャワーは、フィルターなどによって水の汚れをろ過してくれます。川の水など水道水以外の水を綺麗にしてから使用できるため、アウトドアで使用する頻度が多い場合や小さなお子さんと一緒に使う場合におすすめです。
また、フィルターを外せるタイプであれば、ろ過した汚れや不純物を取り出しやすく、メンテナンスが簡単にできます。定期的にメンテナンスを行うことで、詰まりや故障のリスクを減らせるでしょう。
「止水機能付き」は水の無駄遣いを防止できるため、使える水が限られている場合にも安心
止水機能が付いていると、使える水が限られている場合でも水を効率的に使用できます。止水機能にはさまざまなタイプがありますが、ボタンで止めるタイプやヘッドの角度を変えることで止めるタイプがもっとも使いやすくおすすめです。
フックや吸盤がついているものなら「手でシャワーを持つ必要がない」ためより快適に使用可能
フックや吸盤が付属しているものだと、木や車の窓にシャワーを取り付けられるため便利です。シャワーを手に持ったり、いちいち持ち替えたりする必要がないので、頭から水を浴びる際にも快適に使用できます。食器や道具を洗いたいときにもおすすめです。
ポータブルシャワーのおすすめ人気ランキング10選
ここからは、ポータブルシャワーのおすすめ人気ランキング10選をご紹介します。電動タイプから手動の加圧式まで紹介しているので、ぜひ購入の際に参考にしてくださいね。
1位 innhom(インホム) ポータブルシャワー
ホースの長さ:-
USB充電式で操作が簡単、水圧の強さにも期待できる
2200mAのバッテリーが搭載された、USB充電式のポータブルシャワーです。USB端子に繋ぐことで急速充電ができ、電力を用いて給水するため水圧も期待できます。ポンプを水に浸しスイッチを押すだけなので、誰でも簡単に操作可能です。
ヘッドを傾けるだけの止水機能付き・フックと吸盤が付属・交換可能なフィルターメッシュの浄水機能を採用・耐熱温度は55度、と欲しい機能がすべて詰まっています。初めてのポータブルシャワーにもおすすめです。
2位 innhom(インホム) アウトドアシャワー
ホースの長さ:-
給水方式が2種類あり便利、満充電で稼働時間は70分
従来のUSB充電に加え、車のシガーソケットからも充電ができます。シガーソケットを利用すれば事前の充電が必要なく、すぐに使用できて便利。充電して使用する場合も、満充電で70分連続使用ができるためシャワーの途中で水が止まる心配も少なく安心です。
浄水システムや55度までの耐熱温度により、アウトドアの際も川や温泉などの水を上手く利用できます。500gと軽量なので、持ち運びもしやすいでしょう。
3位 MERMONT(メルモント) ポータブルシャワー 20L
ホースの長さ:約70cm
20Lの水を入れられ、コンパクトで災害時にも便利
20Lの水を入れられる、吊り下げタイプのポータブルシャワーです。付属のロープとフックで簡単に設置できるため、吊り下げ式に慣れていない人でも安心。電力を必要としないので、災害時にも重宝します。
袋状のタンク部分は折り畳んでコンパクトな状態にできるため、持ち運びに便利です。収納する際もかさばらないので、災害時のために常備しておくのもおすすめです。
4位 AZXJC ポータブルシャワー
ホースの長さ:約180cm
取外し可能なバッテリーで耐久性ばっちり
USB充電式のポータブルシャワーで、バッテリーをポンプから取り外せます。バッテリーを取り外すことで水に浸す必要がなくなり、バッテリーの耐久性がアップ。長く安心して使い続けられるでしょう。
満充電で最大80分連続使用でき、重量はわずか750gと、シャワーを快適に浴びることが可能です。スイッチひとつで高水流(4.5L/分)と低水流(3.5L/分)を切り替えられるため、さまざまな用途に使用できます。
5位 MOLUSKO(モルスコ) シャワー&ミスト 16L Sブルー
ホースの長さ:約1600mm
ミストとしても使えて汎用性が高い、園芸や洗車にも
外に長く滞在する際の暑さ対策としてもおすすめのポータブルシャワー。ノズルを付け替えることでシャワーとミストを切り替えられるため、汎用性が高く便利です。洗車や掃除、ガーデニングなど、日常使いもしやすいのが特徴。
16Lの大容量なので、シャワーとしてもたっぷりと使えます。ひとつ持っていると、レジャーやアウトドアなど役立つ機会が多いでしょう。
6位 マルハチ産業 蓄圧式シャワー 102495
ホースの長さ:約1.8m
電力不要で場所を選ばない、50度以下の温水も使える
蓄圧式で電力が不要なので、いつでもどこでも使えるポータブルシャワー。ホースは2mの長さがあり、洗車や掃除など広範囲に使用したい場合も使いやすいです。肩掛け用のストラップが付いているため、散水しながらの移動も楽ちん。
耐熱温度が50度あるので、快適な水温で使えます。寒い時期にシャワーを浴びる際は、嬉しい機能です。軽くてコンパクトなので、持ち運びも手間がかかりません。
7位 タカギ アウトドアポンプ A122
ホースの長さ:-
市販のポリタンクにセットするだけで手軽に使用可能
市販のポリタンクにセットするだけで使えるポータブルシャワーです。タンク部分がないため、持ち運びや収納する際も場所を取らず便利。使い方も簡単で、電力を必要としないため汎用性が高いのが特徴です。
停電など、災害時にも影響を受けず使用できます。わずらわしいコードなどがないため、海水浴や川遊びなど車から離れて使用したいときも使いやすくおすすめです。
8位 DoYoDo ポータブルシャワー
ホースの長さ:2m
省スペースで持ち運びに便利、フックや吸盤も付属
折りたたみバケットが付属しており、持ち運びにもおすすめなポータブルシャワーです。給水方法はシガーソケット式で、手動ポンプ式や吊り下げ式よりも強い水圧が期待できます。
ポンプが完全防水仕様になっているので、漏電の心配がない点も安心です。S字型フックや吸盤が付いているため、両手を空けてシャワーを浴びたい場合にも使いやすいでしょう。
9位 ALL IN(オールイン) The CLEAN KIT バケツ ソーラーシャワーセット
ホースの長さ:-
太陽光で温水シャワーにできる、海水浴や川遊びの際に
折り畳めるバケツとシャワーのセットです。バケツはおしゃれな見た目と長めの取っ手により、ビーチグッズを持ち運ぶ際にも重宝します。吊り下げ式なので、停電時など電力が使えない場合にも使えて安心です。
シャワーは太陽光で水を温められるので、温水で使いたい場合にも対応しています。ソロキャンプやツーリングなど、荷物をできるだけ減らしたいときにおすすめの商品です。
10位 園芸ネット JOK アウトドアポンプ FLP-68
ホースの長さ:-
使い方が簡単、災害時などの緊急用にもおすすめ
ポリンタンクに取り付けて使用する、手動ポンプ式のポータブルシャワーです。ホース部分がないため全身シャワーを浴びたい場合には向きませんが、そのぶん非常にコンパクトなので収納や持ち運びに便利です。園芸や手洗いなど、特定の用途には非常に使いやすいのが特徴。
ポリタンクさえあれば使用できるので、複数のポリタンクに水を入れて積んでおけば、お出かけの際もたくさんの水を使えるでしょう。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
innhom(インホム) ポータブルシ……
1
|
4,398円 |
|
|
innhom(インホム) アウトドアシ……
2
|
4,598円 |
|
|
MERMONT(メルモント) ポータブル……
3
|
937円 |
3.17 |
|
AZXJC ポータブルシャワー
4
|
3,999円 |
3.9 |
|
MOLUSKO(モルスコ) シャワー&ミ……
5
|
3,164円 |
4.31 |
|
マルハチ産業 蓄圧式シャワー 102……
6
|
1,980円 |
4.31 |
|
タカギ アウトドアポンプ A122
7
|
1,864円 |
4.06 |
|
DoYoDo ポータブルシャワー
8
|
2,400円 |
3.5 |
|
ALL IN(オールイン) The CLEAN K……
9
|
3,080円 |
|
|
園芸ネット JOK アウトドアポンプ ……
10
|
2,646円 |
|
|
まとめ
ポータブルシャワーを選ぶときは、給水方式・ホースの長さ・耐熱温度などのポイントを考慮したうえで用途に合った商品を選びましょう。浄水機能や止水機能などの便利な機能が付いていると、さらに使いやすくおすすめです。
ポータブルシャワーは水道が近くにないときに役立ち、災害時にも持っていると安心です。この記事の選び方を参考に、ぜひあなたにぴったりのポータブルシャワーを見つけてください。