煮物料理の煮崩れを防ぎ、熱や味をムラなく伝えるために便利な「落とし蓋」。水分の飛びすぎ防止や食材の臭みを取るなどの役割も担えるアイテムですが、素材ごとの使い勝手の違いやサイズの大小など、さまざまな商品の中からどれを選べばいいか迷われている方も多いはず。
そこでこの記事では、落とし蓋の選び方とおすすめ商品をランキング形式でご紹介します。それぞれの素材の特徴や使い勝手の解説をはじめ、昔ながらの木製タイプ、色々な鍋の大きさに合うフリーサイズの商品なども紹介していますので、ぜひ参考にしてくださいね。
落とし蓋の選び方
落とし蓋を選ぶ際に重要な3つのポイントを見ていきましょう。
調理時のメリットや使い勝手の良さなどを考慮して、それぞれ特徴が異なる「素材」を選ぼう
落とし蓋の素材には、主にシリコン製・ステンレス製・木製・セラミック製の4種類があります。それぞれ重量・調理の際のメリット・お手入れのしやすさなどさまざまな違いがあるため、使うシーンなどに応じて適したものを選びましょう。
軽量でやわらかく、食材が煮崩れしにくいのがメリット!カラフルなものも多い「シリコン製」
軽量で薄いものが多いシリコン製は、やわらかくフィットすることで食材をつぶさず、煮崩れしにくいのが特徴。ラップの代わりにかぶせて電子レンジで加熱したり、冷蔵庫で保存することもできます。食洗器が利用できてお手入れが簡単なこともメリットですよ。
カレー・トマトソース・なすなど色素が残りやすいものは着色汚れしてしまうデメリットがありますが、白などの薄い色よりも色付きのタイプであれば汚れも目立ちにくくなります。手頃な価格でさまざまなカラー・デザインのものがあるため、必要に応じてチェックしてくださいね。
におい・色移りが少なくお手入れが簡単、耐久性の高さも魅力の「ステンレス製」
ステンレス製はにおいや色移りが少なく、汚れにくいのがメリット。耐久性も高く、ひとつのものを長く使い続けたい場合に最適といえます。また、サイズ調整できるフリーサイズのものが多いのもステンレス製のポイントです。
金属製の特徴である熱伝導率の高さによってすぐに全体が熱くなるため、使用中はやけどをしないように注意して取り扱う必要があります。また、電子レンジでは使用できないことも覚えておきましょう。
木の断熱性と適度な重量によって、食材全体にムラなく熱と味を伝える「木製」
伝統的な調理器具として親しまれている木製の落とし蓋は、適度な重みが食材にかかり、木の断熱性が鍋の中の温度を保つことで全体にムラなく味と熱が伝わるのがポイント。本格的な煮物を作りたい方におすすめです。
におい移りしやすい特徴がありますが、使用前に水で濡らしておくことで汚れやにおいが付きにくくなります。使用後はなるべく早く水洗いし、よく乾かして保管しましょう。使いはじめに木のにおいが気になる場合は、お湯や米のとぎ汁で事前に煮沸すれば軽減できますよ。
食材のくっつきやにおい移りが少なく、汚れも落としやすい「セラミック製」
セラミック製はステンレス製と並んで汚れやにおいが付きにくく、食洗器が利用できてお手入れも楽なことがメリット。ほどよい重みで食材を押さえて味をしっかり沁み込ませられるほか、電子レンジや蒸し器で使用できるものも展開されており、さまざまな用途に活躍してくれます。
おしゃれなデザインのタイプが多いため、キッチン用品の見た目にこだわりたい方にもおすすめですが、陶磁器製であるセラミックは衝撃が加わると割れやすいという点には注意が必要です。
大きさは鍋より2~3cm小さめがベスト!色々な鍋に使いたいなら「フリーサイズ」も
落とし蓋をより効果的に使用するにはサイズも重要なポイントです。どの素材のものでも、使用する鍋よりも2~3cm小さめのサイズがおすすめ。鍋の中心にかぶせることで煮汁を効率的に対流させ、ムラなく熱と味を食材に伝えて煮崩れも防げます。
サイズ違いの色々な鍋で使用したい場合は、重なった板を回転させてサイズを変更できるフリーサイズのものもありますよ。使用しないときには小さく畳めるタイプが多く、収納時にかさばらないこともメリットです。
使用頻度が少ないなら、電子レンジ調理や蒸し器など「落とし蓋以外の用途」に使えるものが便利
落とし蓋の使用頻度がそれほど高くない場合は、ほかの用途にも使い回せるタイプが便利です。蒸し器のプレートとして使える穴があいたものをはじめ、豆腐の水切りや揚げ物の油落としなど、さまざまな使い方で落とし蓋と兼用できる商品も展開されています。
ラップ替わりに鍋や器にかぶせておけるものなら、洗って再利用できるため経済的なこともメリット。色々な役割を担ってくれるものがひとつあれば、いくつも揃える必要がなくキッチンの省スペースにもつながりますよ。
落とし蓋のおすすめ人気ランキング10選
ここからは、通販サイトで人気の落とし蓋をランキング形式でご紹介します。昔ながらの木製やカラフルなシリコン製、蒸し器に利用できたりあく取りができるなど機能的な商品も紹介していますので、ぜひ選ぶ際の参考にしてくださいね。
1位 MARNA(マーナ) ブタの落としぶた 大 K900
直径:21.5cm
サイズ:φ21.5×2.6cm
食洗器対応:◯
電子レンジ対応:◯
食材の形になじんで煮くずれ知らずのシリコン素材
かわいいブタがデザインされたこちらは、軽量でやわらかいシリコン製の落とし蓋です。直径約21.5cmと大きめのサイズになっており、大きな鍋で煮物を作りたいときやフライパンでの調理にも活躍してくれます。
ブタの鼻に菜箸を入れて鍋から持ち上げられるユニークな仕組みもポイント。電子レンジでの使用も可能なため、ラップ替わりに器にかぶせて使うこともできますよ。食洗器で洗えてお手入れが楽なことも魅力です。
2位 ナガオ 燕三条 落とし蓋でR
直径:14cm~23cm
サイズ:φ23cm
食洗器対応:◯
電子レンジ対応:✕
フリーサイズで色々なサイズの鍋にぴったりフィット
落とし蓋でRは、サビに強く耐久性の高いステンレス製が特徴。掴んで回すだけで145~230mmまで無段階調整できるフリーサイズになっており、小さな鍋からフライパンまでさまざまなサイズに対応できるのが魅力です。
丈夫でコスパが良い、適度な重みが使いやすいなどの声もあり、レビューでも好評を得ています。畳んで収納できるため場所を取らないことや、食洗器対応でお手入れが簡単にできるのもメリットです。
3位 市原木工所 落し蓋 木製 樹婦人
直径:16cm
サイズ:幅16×奥行き16×高さ3.5cm
食洗器対応:-
電子レンジ対応:-
木のにおいが食材に付きにくいスプルース素材を採用
市原木工所のこちらは、昔ながらの木製タイプの落とし蓋です。ほどよい重みが食材にかかることで煮汁がムラなく行きわたり、煮崩れを防いで煮物のおいしさアップに役立ちます。
トウヒの一種であるスプルース素材を使用しており、食材に木のにおいが移りにくいように工夫されているのもポイント。取っ手の部分が熱くならず持ち上げやすい、安心できる素材で煮物がおいしく仕上がるなど、レビューでも高評価の多い商品です。
4位 MARNA(マーナ) コブタの落としぶた K091
直径:13.5cm
サイズ:φ13.5×2.5cm
食洗器対応:◯
電子レンジ対応:◯
落とし蓋はもちろんラップ代わりやオープナーとしても
1位のブタの落としぶたのサイズ違いであるこちらは、直径13.5cmで小鍋にぴったりのサイズが特徴。ブタのモチーフはかわいらしいだけでなく、鼻に菜箸を入れて持ち上げられる便利な機能もあります。
落とし蓋としてはもちろん、ラップの代わりにお茶碗などの器にかけて電子レンジで温めたり、かたくて開けにくいビンの蓋を開ける際にオープナーとしても使用できるなど、さまざまな役割で活躍してくれる商品です。
5位 下村工業 フルベジスマイル フリーサイズ落し蓋 FVS-501
直径:13cm
サイズ:13×13×3.7cm
食洗器対応:◯
電子レンジ対応:✕
お玉に引っかけて持ち上げられる!便利なフック付き
下村工業のこちらは、金属加工品の名産地である燕三条製のステンレスタイプ。回転させるだけで14~23cmに大きさを変えられるフリーサイズになっており、この商品ひとつでさまざまなサイズの鍋やフライパンに対応できます。
お玉で引っかけて持ち上げられるフックが付いているため、全体が熱くなるステンレス製でもやけどをしにくく安全です。食洗器対応であるうえ、フックとピンを取ればパーツを分解して洗えるため、いつも衛生的に使えるのも嬉しいポイントですよ。
6位 下村工業 味わい食房 シリコーン製落とし蓋 ASO-649
直径:18cm
サイズ:縦18×横18×高さ2cm
食洗器対応:-
電子レンジ対応:◯
やわらか軽量素材で食材の煮崩れ防止、電子レンジにも
こちらは軽量でやわらかなシリコン製の落とし蓋です。食材にフィットしてつぶしにくく、煮崩れを防いでくれるのがポイント。電子レンジにも対応しているため、ラップ替わりにも使用できます。
取っ手付きで持ち上げやすく、鮮やかなカラーは薄い色のものより着色汚れが目立ちにくいのもメリットです。軽量で取り扱いやすいタイプを探している方はチェックしてみてくださいね。
7位 貝印 Kai House Select 蒸し器&蒸し蓋 DH7028
直径:16cm
サイズ:幅16×奥行き16×高さ2.6cm
食洗器対応:◯
電子レンジ対応:◯
におい・汚れが付きにくく、蒸し器などにも使える
貝印のこちらは、においや汚れが付きにくく落としやすいセラミック製の商品です。煮物の落とし蓋としてだけでなく、少量の蒸し物用プレートしても使用できるのが特徴。そのほかにも揚げ物を電子レンジで再加熱する際や豆腐の水切りなど、さまざまな役割で活躍してくれます。
落とし蓋の使用頻度が高くない方や、ひとつで何役もこなすタイプで収納を省スペース化したい方におすすめです。衝撃には注意が必要ですが、陶磁器のスタイリッシュな素材感とデザインも魅力ですよ。
8位 和平フレイズ ジー・クック フリーサイズ落し蓋 GC-174
直径:14~23cm
サイズ:幅22.7×奥行き22.7×高さ3.1cm
食洗器対応:◯
電子レンジ対応:✕
直径14~23cmまで調節可能で便利なフリーサイズ
和平フレイズのこちらは、汚れやにおい移りが少なく高耐久のステンレスタイプ。回転させることで直径14~23cmまでサイズ調節可能なフリーサイズになっており、さまざまなサイズの鍋やフライパンに使用できる落とし蓋です。
隙間も洗えて清潔に使える、サイズ調整がスムーズで便利などの声もあり、レビューでも高評価を得ています。安心の日本製であることも魅力の商品です。
9位 ヤマコー あく取り落し蓋
直径:16cm
サイズ:幅16×奥行き16×高さ4cm
食洗器対応:-
電子レンジ対応:-
たくさんの溝がアクを抱え込み、サッと水で洗い流せる
木肌のぬくもりを感じる木製のこちらは、落とし蓋としての役割に加えてあく取りもできるのが特徴です。食材に当たる面にたくさんの溝があり、その溝があくを抱え込んで取ってくれるのがポイント。取ったあくは水でさっと流すだけで落とせます。
煮汁が全体に回りやすい形状になっており、木の断熱性と適度な重みで煮物の仕上がりがアップしますよ。落とし蓋とあく取りの一石二鳥で手間を省ける便利な商品です。
10位 パール金属 和心 木製 落とし蓋 C-2810
直径:16cm
サイズ:外径16×高さ3cm
食洗器対応:✕
電子レンジ対応:✕
豆腐の水切りやだし巻き卵の取り出しなどにも活躍
パール金属のこちらは、天然木を使用した木製タイプ。ほどよい重量が食材にかかって煮汁をしっかり対流させられるため、煮物や煮魚のおいしさアップに役立ってくれるでしょう。
落とし蓋としてだけでなく、豆腐の水切りに活用したり、やわらかいだし巻き卵を取り出す際などにも便利に使えます。手頃な価格ながらしっかりとした作りになっているという声もあり、木製タイプを初めて使う方にもおすすめの商品です。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
MARNA(マーナ) ブタの落としぶた……
1
|
1,022円 |
4.36 |
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ナガオ 燕三条 落とし蓋でR
2
|
580円 |
|
|
市原木工所 落し蓋 木製 樹婦人
3
|
292円 |
|
|
MARNA(マーナ) コブタの落としぶ……
4
|
561円 |
|
|
下村工業 フルベジスマイル フリー……
5
|
541円 |
4.2 |
|
下村工業 味わい食房 シリコーン製……
6
|
622円 |
4.1 |
|
貝印 Kai House Select 蒸し器&蒸……
7
|
1,020円 |
4.1 |
|
和平フレイズ ジー・クック フリー……
8
|
980円 |
4.2 |
|
ヤマコー あく取り落し蓋
9
|
517円 |
|
|
パール金属 和心 木製 落とし蓋 C-……
10
|
269円 |
4 |
|
まとめ
落とし蓋を選ぶ際には、まず使い勝手や調理時のメリットを考慮して最適な素材を選びましょう。落とし蓋の効果をより発揮させるためには、使用する鍋の大きさに応じたサイズ選びも重要です。使用頻度が高くない場合は、落とし蓋以外の用途にも使えるものも便利ですよ。
効率的に食材へ熱と味を伝え、煮物料理のおいしさアップに役立つ「落とし蓋」。ぜひこの記事を参考にして、あなたにぴったりで日々の料理に活用できる落とし蓋を見つけてくださいね。