刺身包丁の選び方とおすすめ人気ランキング10選【ステンレス製からセラミック製まで】

2024年9月20日

魚を薄く切って美しい刺身をつくるのに適した刺身包丁。ステンレスや鋼などの刃の素材や木製や金属製といった柄の素材など商品によって特徴がさまざま。また、刃の形も片刃や両刃などの種類があります。

そこで、今回の記事では刺身包丁の選び方とおすすめ人気ランキング10選を徹底解説します。食材の切り方は、旨味や食感、舌触りに影響を与える重要な存在です。ぜひ、参考にしてくださいね。

刺身包丁とは

刺身包丁とは、刺身やお肉をスライスするのに最適な包丁です。 食材の旨味や食感を損なわないように、スーッと一方向に引いて切ることが求められます。そのため、刺身包丁は20～30センチ程度の長細い造りが特徴的。

刺身包丁と呼ばれるものは、主に「柳刃包丁」「蛸引き包丁」の2種類があります。柳刃包丁は先端が尖っていて、柳の葉のような形。蛸引き包丁は、長方形や先丸のものがあります。

元々は関西が柳刃、関東が蛸引きを使用していましたが、現在は地域関係なく使われているのが現状。ただ、どちらかというと先端の尖った方が使いやすいため、柳刃包丁を使用する方が多いです。

刺身包丁の選び方

刺身包丁は「刃の素材」「柄の素材」「重さ」「サイズ」「利き手用や両用」の5つに注目して選びましょう。ここからは、選ぶポイントをそれぞれ詳しく解説していきます。

刃の素材で選ぶ

刺身包丁の刃の素材は、主に「鋼（はがね）」「ステンレス」「セラミック」の3タイプが多いです。それぞれの特徴を紹介します。ぜひ参考にしてください。

切れ足のよい鋼（ハガネ）

鋼製は、切れ味がよくしなやか。自分好みの使い心地になる過程を楽しむことができます。ただ、鉄なのでサビやすく水気や塩分、酸素には注意が必要。日々のメンテナンスが大切ですが、切れ味や使い心地よいためプロの板前さんに人気です。

また、現代では大量生産できるように改良された「安来鋼」が多く使われています。上質なものは、職人の手によって仕上げられます。

鋼は、含まれている炭素の量でグレードが決まり特に「ＶＧ10」という最高級の鋼はプロに人気。カーボンやモリブデン、コバルトなどのサビにくく耐性を強める成分が含まれています。

手入れが簡単なステンレス製

ステンレス製は、頑丈でサビず臭いが移りにくいです。メンテナンスに手間がかからないため、一般家庭からプロの方まで幅広い方々に使われています。

「ステンレスは硬くて研ぎづらい」という意見もありましたが、包丁に適したステンレスが開発されて定期的に研げば切れ味が持続可能です。鋼製と比べると比較的手頃な価格のものが多いのもステンレス製の魅力となっています。

軽量なセラミック製

セラミック製は、価格が安い製品も多く手軽に入手可能です。また、金属ではないため軽量で錆びないのが特徴です。

ただ、刺身を切る際は鋭い切れ味とある程度の重量感が大切です。そのため、普段使いの刺身包丁としてはあまりおすすめできません。 釣りや浜辺のバーベキューなどのレジャーで使うのにおすすめです。

柄の素材で選ぶ

刺身包丁の柄の素材は、「木製」「金属製」の2種類が多いです。それぞれの特徴を解説します。どちらが使いやすいか確認してみてください。

高級感のある木製

木製は、強度の高い黒檀や紫檀、合板などがあります。黒檀や紫檀はとても頑丈で、仏壇や装飾棚などに使われる高級で質のよい木です。見た目も重厚感があるため、高品質な刃物と合わせられることもあります。

合板は、パッカーウッドや積層強化材と呼ばれています。何枚もの板を加熱圧着するため、硬く耐久性のある素材。しかし、食洗器などの高圧な水を当てると隙間に水が浸入することがあるため、食洗器は禁止のものが多い特徴があります。

頑丈でさびにくい金属製

金属製の柄は、主にステンレスが使われています。オールステンレス製と呼ばれ、刃から柄まで一体でつなぎ目がありません。頑丈でサビに強く、継ぎ目からの浸水なども起こらないため、一般家庭からプロの方まで幅広く使われています。

オールステンレスの刺身包丁は重いものが多く、軽いものが好みの方は柄の中が空洞のものを選びましょう。また、柄には槌目やラインなどの模様が入っていて、滑り止めや握り心地をよくします。デザイン的にも、おしゃれで人気です。

ある程度「重さ」があるものを選ぶ

刺身をつくるには、ある程度の重さがある刺身包丁を選びましょう。包丁の重みで切ることができるため、余計な力を入れずに綺麗に切ることができますよ。重みの目安としては、現在使っている包丁の重量より少し重めのものを選ぶことがおすすめです。

また、食材を傷めることなくスムーズに引くなら、鋼やオールステンレス製の金属の包丁を選んでみてください。それなりの重さもあるので、使いやすさも抜群です。

家庭用なら「21～27センチ」を選ぶ

刺身包丁は、食材を薄く美しく切るために長さが必要。プロが扱うのは27センチから36センチの長いものが多いです。家庭で使用する際には、21～27センチの長さを選びましょう。作業場の広さやまな板を、考慮して決めることが大切です。

また、まな板の幅より長い包丁は、扱いづらく傷めることがあります。そのため、まな板からはみ出ない長さの刃渡りの刺身包丁を選びましょう。21センチの短めは、サンマやアジ、イワシなどの小さめの魚をさばくのにおすすめです。

左利きなら両手用・左用を選ぶ

基本的な刺身包丁は片刃です。切った時に食材が刃に付かず、スムーズに切れるように「シャクリ」という凹みが付いているものも。右利きであれば右側、左利き用には左側に付いています。

ただ、両手用は刃の両面を切れる状態にしなくてはならないため、メンテナンスが大変で、研ぐ際にバランスを保つのが難しいこともあるので注意してください。なるべく利き手に合わせた刺身包丁を選ぶようにしましょう。

刺身包丁のおすすめ人気ランキング10選

今回は、刺身包丁のおすすめ人気ランキング10選を紹介します。刺身包丁には、さまざまな種類があるので自分の希望にあった製品を確実に見つけることが可能です。

1位　佐竹産業濃州正宗作刺身包丁 SEKI001069

4.22
(760件)

詳細情報

刃の素材：ステンレス
全長：32cm
刃渡り：20.5cm
重量：75g

ステンレス×鋼の本格派

佐竹産業の包丁は、17センチの長さで家庭でも使いやすい大きさです。柄が白木で、シンプルな見た目。ステンレス製のため、サビません。

しかし、切り刃部分は炭素製のため、水や塩に触れた後はしっかり洗って水分を取って保管しましょう。佐竹産業は、刃物産業で有名な岐阜県関市の老舗。手軽に有名どころの包丁を使ってみたい方におすすめです。

2位　源泉正白鋼本霞柳刃包丁 0120

4.74
(50件)

詳細情報

刃の素材：白鋼・軟鉄
全長：415mm
刃渡り：260ｍｍ
重量：約170g

長めの刃渡りでプロ仕様

源泉正（いずみまさ）の白鋼本霞は、表が軟鉄、裏が白鋼でできたラミネート構造になっています。そのため、硬度が高く切れ味抜群。プロも使用している本職用の刺身包丁です。

柳刃タイプで27センチのため、力がいらずで一気に切ることが可能。魚の細胞がつぶれにくいため、旨味や香りが引き立ちます。プロの料理人や家庭でも本格的な刺身を堪能したい方におすすめです。

3位　関の和包丁柳刃包丁 BBY-0104

4
(1件)

詳細情報

刃の素材：33層ダマスカス鋼(VG10&ローカーボンマルテンサイト系材)
全長：380mm
サイズ：240mm
重量：190g

最高級VG10使用で高品質・ダマスカス製の模様入り

岐阜県関市で造られた柳刃包丁。ダマスカス製の模様が入っていて美しく頑丈。柄は、黒の積層強化木でできていて、高級感のある造りになっています。高品質で品のある刺身包丁をお探しの方は、ぜひチェックしてください。

洗う際は、食洗器や乾燥機を使うと柄の木部分が破損することがあるので注意してください。ステンレスの中の最高級ＶＧ10を使用しているため、切れ味がよくなめらかです。

4位　スミカマシャインワールド刺身包丁 SW-13

4.86
(59件)

詳細情報

刃の素材：ステンレス
全長：34cm
サイズ：21cm
重量：-

オールステンレスで手入れが簡単

オールステンレスのシャープな見た目がかっこいい柳刃包丁。するどい片刃で、モリブデンバナジウム鋼が使われています。刃渡り21センチで使いやすいため、一般家庭向け。食洗器を使用して洗浄可能です。

口コミでも「魚料理が楽しくなった」「家でも薄くて溶けるような舌触りの刺身が楽しめる」と高評価を得ています。家庭で手軽に刺身包丁を使いたい方は、早速チェックしましょう。

5位　貝印関孫六刺身包丁 AK5075

4.3
(454件)

詳細情報

刃の素材：ステンレス鋼
全長：31.4cm
サイズ：12cm
重量：58g

世界の料理人に人気

ハンドルにはプラスチックを使用していて継ぎ目がなく、隙間に水が入らないため衛生的。モリブデンバナジウム刃物鋼の刃は、切れ味が鋭く、例え使っていくうちに鈍っても、研ぎ直せば十分復活可能です。

貝印は、刃物産業で有名な岐阜県関市にある大手調理器具メーカー。関孫六（せきまごろく）はあらゆるジャンルの料理人からも支持を得ている人気シリーズです。本格的な使用感を試したい方は、早速サイトをご覧ください。

6位　GLOBAL-IST（グローバルイスト）柳刃包丁 IST-06

4.69
(511件)

詳細情報

刃の素材：ステンレス鋼
全長：38cm
サイズ：24cm
重量：205g

利き手に応じて使える両刃

オールステンレスの繊細な包丁さばきができる柳刃包丁です。グローバルリストは、グッドデザイン賞を受賞しているスタイリッシュなデザインが特徴的。多くのラインナップがあり、一通り揃えたい方にもおすすめなブランドです。

右利き左利きの両方に対応していて、プロの料理人にも多く選ばれている一品。水砥石を用いたエクストラエッジの刃は、食材の細胞を潰すことなくスパッと切れます。24㎝と少し長めで、プロと同じ切れ味を堪能したい方におすすめです。

7位　ミフネ楽天市場店柳刃包丁 300mm

4.5
(4件)

詳細情報

刃の素材：青紙全鋼
全長：45cm
刃渡り：30cm
重量：210g

刃渡り30cmのプロ仕様

堺孝行の高品質な本焼柳刃包丁です。ハイグレードな青紙の鋼は、刃渡り3センチとプロ仕様。ハンドルは八角紫檀で軽く、手に馴染みやすいです。

口コミでは、「これまでに経験したことのない感覚の滑らかさ。」といった声も。47,000円と高級ですが、今までにない切れ味を体感したい方はぜひチェックしてください。

8位　貝印刺身包丁 AK-5207

4.28
(514件)

詳細情報

刃の素材：炭素鋼/ 鉄/合金鋼
全長：33.7cm
刃渡り：21cm
重量：122g

刃渡り21cm！右利き用の本格的な鋼製刺身包丁

貝印の関孫六の右利き専用の刺身包丁です。21センチの扱いやすい刃渡りで、銀寿本鋼でできたプロ仕様になっています。耐久性と切れ味にこだわって職人の手で仕上げられました。

ハンドルは天然木で、刃とハンドルを繋ぐ口金は水牛製。鋼の刃は、水分や塩分は付いたまま放置するとすぐにサビてしまいます。使用後は、洗って水気を取り月に1～2回ほど研ぎましょう。

9位　下村工業ヴェルダン小魚刺身包丁 OVD-19

4.48
(55件)

詳細情報

刃の素材：ステンレス鋼
全長：260mm
刃渡り：150mm
重量：120g

オールステンレスで刃先は切れ味抜群の鋼

こちらはヴェルダンの包丁です。オールステンレスで刃部分はモリブデンバナジウム鋼製となっています。手にフィットするような流れるフォルムが美しく、サンドブラスト加工で手に馴染みやすいです。魚の三枚おろしやお刺身をつくるのに適しています。

10位　藤次郎 TOJIRO PRO 刺身包丁 F-624

4.2
(64件)

詳細情報

刃の素材：ステンレス鋼
全長：440mm
刃渡り：300mm
重量：250g

サビに強い素材を使用

藤次郎の包丁は、大きめサイズの30cm。オールステンレス製を採用しているため、丸洗いすることも可能です。常に衛生的・清潔感を保った状態で使用できます。

また、刃部分には「モリブデンバナジウム鋼」を使用。サビに強い素材であるため、お手入れのしやすさも魅力的です。

製品	最安値	評価
佐竹産業濃州正宗作刺身包丁 SE…… 1	692円	4.22
源泉正白鋼本霞柳刃包丁 0120 2	18,332円	4.74
関の和包丁柳刃包丁 BBY-0104 3	12,100円	4
スミカマシャインワールド刺身包…… 4	1,579円	4.86
貝印関孫六刺身包丁 AK5075 5	1,692円	4.3
GLOBAL-IST（グローバルイスト） …… 6	13,200円	4.69
ミフネ楽天市場店柳刃包丁 7	47,000円	4.5
貝印刺身包丁 AK-5207 8	2,854円	4.28
下村工業ヴェルダン小魚刺身包丁…… 9	1,540円	4.48
藤次郎 TOJIRO PRO 刺身包丁 F-624 10	25,850円	4.2