最近では、EDMミュージックが注目を浴びています。EDMとは、この2~3年で流行のシンセサイザーを使ったダンスミュージックのこと。パーティやクラブシーンでも盛り上がる、名曲ぞろいです。そんなEDMを聴くのに欠かせないのが、高性能スピーカー。
「EDMを聞くのにおすすめのスピーカーを知りたい。」「いいものを買いたいけれど、値段は抑えたい。」このように悩むあなたへ。本記事を読んでいただくと、EDMを聴くのに最適なスピーカーが見つかります。ぜひ、最後まで読んでコスパの良い1台を手に入れてください。
EDMスピーカーは2種類ある
EDMのノリノリの電子音と重低音から生まれるサウンドは、聴きこむほど高揚感が得られます。EDMを楽しむなら、聴く場所やシチュエーションは重要な要素です。
当然ですが、それぞれに適したスピーカーを選ぶことが大切。スピーカーは2種類に分類されます。あなたの用途に合ったものを選びましょう。
リスニング用EDMスピーカー

リスニング用スピーカーは、観賞用スピーカーとも呼ばれます。音楽を心地よく鑑賞することに特化して、チューニングされているのが特徴。
高音や低音など、強調しているポイントがモデルにより異なります。サイズも小型から大型まで、幅広く用意されています。EDMを聴くなら、低音表現に優れているスピーカーを選びましょう。
モニター用EDMスピーカー

スピーカーにはDTMに向いた、モニター用スピーカーも存在します。DTMとはパソコンを介して、音楽を作成したり編集したりする作業のことを指します。
モニター用スピーカーは原音に忠実で正確な音が再現できます。原音に忠実なサウンドを楽しむなら、モニター用スピーカーがおすすめです。
EDMスピーカーの選び方
EDMを聴くにはどのようなスピーカーが適しているのでしょうか。ここからは、EDMミュージックが楽しめるスピーカーを選ぶポイントを紹介します。あなたに最適な1台を一緒に探しましょう。
リスニング用スピーカーから選ぶ

EDM向けのスピーカーには、まずはリスニング用を選びましょう。EDMは、強調したい音と控えめに出したい音に強弱をつけるといったエフェクトを多用するジャンルです。
モニター用スピーカーは、原音をそのまま再現することを目的としたスピーカー。そのため、原音に忠実すぎるスピーカーでは、洗練されたシンセサウンドをあまり楽しめません。EDMを楽しむなら、リスニング用スピーカーをおすすめします。
低音を重視するなら最低音域40Hz以下がおすすめ

EDMの個性は、低音の響きにあります。重低音で刻むリズムを楽しむには、低音域に強いスピーカーが必要です。対応している音域を確認するためにチェックすべきなのは、スピーカーの周波数。○○Hz~○○kHzと表されます。
低音を重視するなら、最低音域が40Hz以下のものを選びましょう。音割れせずに、迫力のサウンドが楽しめます。
重低音を強調したいならサブウーファーも

スピーカーは一般的に、2つのフロントスピーカーで構成されます。重低音を増強したいなら、そこにサブウーファーをつけるのがおすすめ。スピーカーに搭載されているウーファーよりも、より深みと迫力のある重低音を表現することができます。
EDMを聴くならサブウーファーの有無も検討しましょう。サブウーファーのついているタイプは「2.1ch」「5.1ch」「7.1ch」などのように小数点以下も記載されている商品です。
部屋の広さ・構造に合わせて選ぶ

スピーカーから流れるサウンドを楽しむには、設置する部屋の広さを考えることも重要。音響効果は、部屋の広さや構造で印象が変わります。部屋によって響きが異なり、物が多いと音が吸収されてしまいます。
スピーカーの音量が表されるのはワット数です。ワット数が大きいほど音量も大きくなります。目安は、8畳の部屋だと10W程度のもの。広い部屋なら、スピーカーの音量も大きめのものを選びましょう。
置く場所で選ぶ
スピーカーは、置く場所もとても重要です。最高のEDMを楽しむためには、よく考えて最適な場所に置く必要があります。スピーカーは基本的に大きいほど音量も大きく低音も強く体感できるため、つい大きめのものが欲しくなります。
ただし、大きすぎるスピーカーでは設置場所に困る場合も。必ず置く場所を考えてスピーカーを選ぶようにしましょう。ここでは代表的な3つのタイプのスピーカーをご紹介します。
どこでも置けるブックシェルフ型

「本棚」という意味を持つ、ブックシェルフ型スピーカー。小型なので、設置レイアウトに困りません。最近は、縦にも横にも設置できるタイプまで登場しています。
また、ブックシェルフ型は、音の空間表現に優れているのも特徴。音量は少し控えめではあるものの、臨場感ある表現が楽しめるのが魅力です。導入するなら、スタンドとセットで考えるのもおすすめです。
少ない設置面積で置けるトールボーイ型

トールボーイ型の特徴は、そのスリムな背の高さ。縦長なので、設置面積が少なく狭い場所でも設置できます。スリムでも体積は大きく、低い音域まで再生可能。低音が響くEDMを聴くのに適しています。
細身でスタイリッシュなので、クールなEDMとの相性も抜群。テレビの横にも置きやすいトールボーイ型は、ホームシアター用にも多く購入されています。
置き場所に余裕があるならフロア型

設置するスペースに余裕があるなら、フロア型がおすすめ。床に直接置く大型のスピーカーは、抜群の迫力が魅力です。大型スピーカーは設計に余裕があり、音質に優れているのか特徴。
空気を振動させる振動板も大きく、低音をしっかりと響かせることができます。EDMで大切なリズムがしっかり取れ、臨場感も文句なし。防音に問題がないなら、フロア型がおすすめです。
接続方法で選ぶ
スピーカーの接続方式は、かつては有線の一択でした。最近では、有線タイプでも「アナログ」「デジタル」と方式がわかれます。さらに、コードレスの「Bluetooth規格」を採用したモデルも登場。接続方式も、使い勝手に影響する要素です。あなたの環境に適した接続方式を選びましょう。
アナログ有線

アナログ有線接続は、昔から存在しているポピュラーな方式。RCA出力端子やステレオミニプラグで、様々な機種に簡単に繋ぐことができます。
ただし、組み合わせによっては「ノイズ」が発生することも。長時間の使用でノイズが続くと、EDM本来の良さが損なわれてしまいます。
デジタル有線

デジタル有線接続は、アナログ接続と比べてクリアな音質が魅力です。接続については、同軸デジタル端子や光デジタル端子が一般的。パソコンとの接続を考慮するなら、USB端子を搭載したモデルも選べます。
さらに、AV機器との接続に対応したHDMI端子も一般化しています。あなたが使う機器に合わせて選びましょう。
Bluetooth

Bluetoothはスマホの出現とともに、普及化した規格です。Bluetooth対応モデルなら、ケーブルが不要。持ち運びの自由度が広がり、防水モデルなら浴室での使用も可能です。
当初は接続の安定性が課題でしたが、規格が進むにつれて改善されています。新しいバージョンを選べば問題なくEDMを楽しめます。
壁の厚さに注意して選ぶ

EDMのサウンドは、重低音が前面に出てくるパワフルなもの。スピーカーも低音域に強いものをおすすめします。その分、壁が薄い集合住宅の場合、床や壁の振動から音が伝わってしまう可能性があります。
なかには隣接する部屋とのトラブルが起きるケースも。設置する部屋に応じて、スピーカーの特性を考慮しましょう。ウーファーをプラスする場合も、注意が必要です。
ハイレゾの有無で選ぶ

EDMを楽しむなら、ハイレゾ音源対応のモデルも選択肢に入れましょう。ハイレゾ音源は、CD以上に多くの情報を有しています。そのため、コンサートやイベントホール、レコーディングなどの生の雰囲気も再現可能。
オーディオ機器がハイレゾ音源対応なら、対応スピーカーの設置で臨場感のあるサウンドが楽しめます。高音質を求めるあなたはぜひ検討してください。
防水性能で選ぶ

Bluetooth対応モデルなら、浴室でも屋外でもEDMを楽しめます。ただし、雨や落水などの水濡れ対策は必須です。防水性能は「IPX4」以上のモデルがおすすめ。
「IPX4」はIEC(国際電気標準会議)で水の飛沫に対して耐性があると認められている規格です。また、浴室や屋外で使う頻度が高い場合は「IPX5」のものを選びましょう。
ワット数で選ぶ

EDMサウンドの迫力を味わうなら、10W(ワット)以上のモデルを選びましょう。どれだけパワフルな音を出せるか、肝になるのがワット数です。大手メーカーBoseはワット数非公開ですが、他メーカーは公開しています。
スピーカーを選ぶなら、ワット数を意識しましょう。環境が許すなら、20Wのスピーカーがあれば存分に楽しめます。
キャビネットの種類で選ぶ
スピーカーのキャビネットとは、本体を覆う箱の呼び名です。エンクロージャーとも呼ばれ、形状やサイズが音質に影響を与えます。
特にキャビネット容量は、音響に大きく関わります。そのため、キャビネット選びもスピーカー選びの大切な要素に。代表的なキャビネットは、密閉型とバスレフ型の2つです。
密閉型

密閉型スピーカーは、ブックシェルフ型に多く採用されている方式。キャビネットが密閉されて、箱で覆われています。
背面から出る音が抜けるのを防ぎ、中の空気がバネのような働きをして迫力のサウンドを届けます。サウンドの再現性が高く、キレのある低音が楽しめるのが魅力。
ただ、密閉型は容量が必要になるため、スピーカーサイズが大きくなります。置き場所には注意が必要です。
バスレフ型

バスレフ型キャビネットの特徴は、前面か背面に空気孔があること。空気孔の筒を使い音を反射させて共鳴させ、低音を響かせています。
つまり、本体の容量は密閉型に比べてコンパクト。省スペースながら、伸びのある低音を再現できます。低音のキレよりも、広がりを味わいたいならバスレフ型が優れています。
EDM向けスピーカーのおすすめ人気ランキング10選
それでは、EDMのリズム感を再現するには、実際どのスピーカーを選べばいいのでしょうか?そこで、EDMを聴くのに適した人気のスピーカーを紹介します。
40Hz以下の重低音に強いものや高音質なもの、Bluetooth対応のものなど、特徴はさまざま。あなたに合う1台が必ず見つかるはずです。スピーカー選びにぜひ役立ててください。
1位 KEiiD PCスピーカー KD-BCS01

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重量:1キロ
最大使用時間:-
周波数帯:-
音楽も映画もゲームもこれ一台で
コンパクトでスタイリッシュな外観は、EDMサウンドと相性抜群。さまざまなオーディオや、PCに接続可能なマルチモデルです。
本機には、3つのEQオプションがあり、音楽・映画・ゲームと対応するシーンが豊富なことがメリット。出力は10W×2のパワーで、余裕を持って低音を堪能できます。Bluetooth対応機器を多く所有する、多趣味な人におすすめです。
2位 Edifier ED-M1360

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重量:-
最大使用時間:-
周波数帯:サテライト150Hz-20KHz/サブウーファー20Hz-170Hz
大迫力の2.1chスピーカーシステム
ED-M1360は、直径106mmのサブウーファーを含む2.1chスピーカーシステム。深みある低音を、大迫力のサウンドで再現します。本機には、価格帯以上の大迫力サウンドを楽しめる魅力があります。
Bluetooth非対応ですが、ヘッドフォンジャックが設置されているので昼夜問わず使用可能。最低音域20Hzと低音を楽しめるスペックです。
3位 Anker Soundcore 2 A3105

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重量:414グラム
最大使用時間:24時間
周波数帯:-
最大24時間の連続再生が可能
168×47×45mmのコンパクトサイズを実現しながら、2つの6Wドライバーを装備しています。本機は、最大24時間・約500曲の連続再生時間の長さとコンパクト設計、IPX7の高い防水性能がメリット。
時間と場所を選ばず、1日中音楽を聴いていたい人に向いたモデルです。Bluetooth対応、独自の螺旋状バスポートを搭載し、パワフルな重低音が場所を選ばず楽しめます。
4位 JBL FLIP5

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重量:540グラム
最大使用時間:約12時間
周波数帯:2.4GHz帯
防水対応のポータブルEDMスピーカー
JBL FLIP5は、IPX7の高い防水性能と20Wの大音量が特徴。500mlのペットボトルサイズで、女性でも片手で取り回し可能です。
本機はカラーバリエーションが豊富で、アウトドアスポーツにもマッチするデザイン。そのため、スポーツやバーベキューなど、野外でオシャレに使う人に向いています。最低音域は65HZ、Bluetoothに対応しています。
5位 MIFA A1 Bluetoothスピーカー

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重量:175.77グラム
最大使用時間:12時間
周波数帯:-
コンパクトで軽量・衝撃にも強い
本機は小さいながら、G級アンプとDSPデジタルサウンドチップ搭載。5Wとは思えない大音量サウンドが楽しめます。IP56防塵防水対応・175gの軽量で場所を選ばない上に、操作が簡単で取り回しが抜群。
さらにTWS機能により、MIFA A1を2台同時に使用できます。臨場感のあるステレオサウンドで、しっかり音に包まれる感覚を味わえます。Bluetooth対応で、幅広く使用可能です。
6位 JBL CLIP 4

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重量:-
最大使用時間:10時間
周波数帯:-
小さいボディでJBLの圧倒的高音質
コンパクトながら、JBL独自の40mmフルレンジスピーカーを搭載。クリアな中音域と、奥行きある低音を両立しました。
ビルトインのカラビナを搭載し、持ち運びのしやすさがメリット。防水防塵に優れ、どこでもJBLの良質なサウンドが楽しめます。オシャレなファッションとして、EDMサウンドを楽しみたい人に向いています。最低音域は100HZ、Bluetoothに対応しています。
7位 JBL XTREME3

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重量:1.97キロ
最大使用時間:15時間
周波数帯:-
JBLの最高峰EDMスピーカー
JBL XTREME3は、50Wの迫力あるプロ・サウンドが楽しめる1台。本機は、従来サイズを維持しながら、キャビネットを20%拡張しています。JBL最高峰の迫力あるプロサウンドが、コンパクトなボディで楽しめます。
また、モバイルのバッテリーとして使えるメリットも。本機は、予算に余裕があり、本格的なサウンドを求める人に向いています。Bluetooth対応で、場所を選びません。
8位 Bose Companion 20 multimedia speaker system

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重量:2.72キロ
最大使用時間:-
周波数帯:-
コンパクトなのにパワフルなサウンド
目の前で演奏されているような、立体感と臨場感豊かなサウンドを実現。音響バランスを自動補正するので、小さな音量でも自然な音が再現可能です。
本機は、部屋中を満たす迫力のBoseサウンドが楽しめます。スタイリッシュなデザインで、PCとの調和性が高い点もメリット。Bluetooth非対応なので、室内に限定されます。PCを介して、音楽やゲームをメインに楽しむ人に向いています。
9位 Creative Pebble SP-PBL-BK

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重量:870グラム
最大使用時間:-
周波数帯:-
USB電源で動くパワフルなEDMスピーカー
Creative Pebbleなら、USB接続でもパワフルな重低音が再現可能。USB電源なので、PCに手軽に繋いで使えます。本機は45度の上向きに設計された球形スピーカーが特徴。
また、パッシブラジエーター搭載で、低価格なのに低音の再現に優れています。PC作業がメインで、コスパを重視する人に最適。Bluetooth非対応ですが、最新モデルでは対応しています。
10位 Sudio FEMTIO

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重量:675グラム
最大使用時間:14時間
周波数帯:-
好きなEDMをいつでもどこでも
Sudio FEMTIOは、スタイリッシュなデザインとIPX6レベル防水性能を備えたモデル。10Wの+10Wの大出力で、連続14時間の再生が可能です。
Bluetooth対応なので、場所を選ばず自由にEDMを楽しみたい人に向いています。2台同時に接続で、ステレオチャンネルとして使用するのもおすすめです。
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14,800円 |
4.1 |
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まとめ
本記事では、EDMにおすすめの人気スピーカー10選をご紹介しました。EDMのサウンドは、重低音がリズムを刻み高揚感が得られます。自宅や屋外など、自由にEDMを楽しむにはスピーカー選びが重要。
リスニング用スピーカーの中にも、多様な個性があります。本記事を読んでいただき、EDMに最適なスピーカーを見つけましょう。