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レコードプレーヤーの選び方とおすすめ人気ランキング10選【コスパがいい名機も】

レコードブームの再燃を受け、再び注目を浴びているレコードプレーヤー。IONやdenon、オーディオテクニカなど、さまざまなメーカーの商品が存在し、どれを買えばよいか迷ってしまう人もいらっしゃることでしょう。

今回は、ECサイトや店頭で販売されている商品の中から、人気の商品を10点ランキング形式で紹介します。自分に合った一台を見つける上でこの記事で紹介している内容をぜひ参考にしてください。

目次

レコードプレーヤーの選び方

まずはレコードプレーヤーの選び方を紹介します。回転方式だけでなく、パーツや機能によっても価格や特徴が大きく異なるため、自身の好みや使用シーンに合ったものを選ぶことが大切です。

レコードプレーヤーを選ぶ際は、回転数や回転方式・フォノイコライザーの有無・パーツの種類・デジタル機能に注目すると良いでしょう。比較する際のポイントについて、以下で1つずつ解説します。

回転方式で選ぶ

レコードプレーヤーは大きく「ターンテーブル式」と「ベルトドライブ式」の2種類に分けられます。以下でそれぞれについて説明します。

メンテナンスに手間をかけたくないなら「ターンテーブル式」

出典:amazon.co.jp

「ダイレクトドライブ式」とも呼ばれており、モーターがターンテーブルを回転させて音を出力するタイプです。回転が早く安定していて音程や速度を自由に調整できるので、DJプレイに向いています。

部品が少なく故障に強いので、メンテナンスに手間がかかりません。しかし、新しい技術や部品を使用しているため、ベルトドライブ式に比べて高価です。

低速で回転させると音がカクつく「コギング」が起こりやすいこともデメリットの1つと言えます。

価格を重視するなら「ベルトドライブ式」

出典:amazon.co.jp

その名の通り、モーターがゴムベルトを介してターンテーブルを回転させ、音を出力するタイプです。昔ながらのタイプで広く普及しており、価格が安いことが特徴です。

また、モーターの振動をゴムベルトが吸収してくれるので、ノイズが少なく音質がよいことも利点として挙げられます。ゴムベルトは消耗品のため定期的に交換する必要があり、メンテナンスに手間がかかる点はデメリットと言えるでしょう。

回転数を比較して選ぶ

レコードプレーヤーには、一般的に33回転と45回転のものがあります。これは1分間の回転数を表しており、回転数によって録音できる時間が異なります。

以下では、回転数ごとの特徴を解説します。

長時間の録音をしたい場合は33回転

出典:amazon.co.jp

録音できる時間の長さで選ぶなら、回転の遅い33回転がおすすめです。45回転より回転が遅い分、ゆとりを持って録音ができるためです。

また、ヒップホップなどでスクラッチをする際は33回転の方が操作性が良いとされています。

音質を重視するなら45回転

出典:amazon.co.jp

音質のよさで選ぶなら、回転が早く安定している45回転がよいでしょう。45回転は回転が速い分楽曲を記録する面積が広くなり、音の解像度が上がるためです。

ただし、ジャンルによって好まれる回転数は違うため、ジャンルで回転数を選ぶこともおすすめです。

フォノイコライザーの有無を確認

出典:amazon.co.jp

レコードを再生するのに必須の部品です。レコードの微弱な音波信号を読み取り、増幅させる役割を担っています。

フォノイコライザーがなければ、アンプやスピーカーにつなげてもレコードの音を再生できません。付属しているかどうか、忘れずにチェックしましょう。フォノイコライザーが付属しているタイプは、安価で初心者向きです。

一方、付属していないタイプは自分でフィノコライザーを用意する必要があります。音質や安定性を高めることができる多機能なものもあるため、こだわりの強い人は自前でもよいでしょう。

カートリッジの種類で選ぶ

レコード針が円盤表面の溝をなぞって感知した振幅を、電気信号に変換するパーツのことです。MM(ムービング・マグネット)型とMC(ムービング・コイル)型の2種類があります。

価格を重視するならMM型

出典:amazon.co.jp

MM型は初心者におすすめ。MM型は構造がシンプルで針交換がしやすく、一般的にMM型の方が安価なためです。出力も高く、扱いやすいことが特徴です。

音質を重視するならMC型

出典:amazon.co.jp

MC型は高音質ですが、故障などで交換する際はメーカーに依頼する必要があるなど上級者向きです。また、元々の出力が弱く、出力を上げるために別のパーツを購入する必要があるため費用がかさんでしまいます。

また、あらかじめカーリッジが内蔵されているものもあるので、どちらのタイプなのか事前に確認するようにしましょう。

トーンアームの種類で選ぶ

カートリッジを支える細長い棒状のパーツのことです。形状や長さなど細かな種類はたくさんありますが、一般的にユニバーサルアームとインテグレーテッドアームの2つに大別されます。

カートリッジを自由に取り替えたいならユニバーサルアーム

出典:amazon.co.jp

先端に付いているカートリッジを操作してレコードへの針圧を一定にする役割を担っており、音質を安定させるために重要なパーツです。

ユニバーサルアームは、アーム先端のヘッドシェルが着脱可能なので、取り付けるカートリッジを自由に選べることがメリットです。

価格重視ならインテグレーテッドアーム

出典:amazon.co.jp

インテグレーテッドアームは、アームとシェルが一つになっているタイプです。専用のカートリッジしか使うことができませんが、値段を安く抑えることができます。

スピーカーを内蔵しているかを確認

出典:amazon.co.jp

レコードプレーヤーを初めて買う人におすすめなのが、スピーカー内蔵タイプです。アンプやフォノイコライザーを別で買う必要がないので、手軽に音楽を楽しむことができます。

また、アンプで余計な場所をとることもなく、比較的安価であることもメリットです。近年では、その手軽さからスピーカー内蔵タイプの品ぞろえが豊富です。

Bluetoothに対応しているかを確認

出典:amazon.co.jp

Bluetooth対応のモデルは、レコードプレーヤーとスピーカーを有線でつなぐ必要がありません。そのため、配線の手間がかからず見た目もスッキリします。

また、Bluetooth対応のイヤホンやヘッドホンで音楽を聴きたい場合にも、接続し直すだけでよいので便利です。

USBに対応しているかを確認

出典:amazon.co.jp

USB出力端子があれば、音声をデジタル録音することができます。スマホに録音することで、レコードの音を外出先でも楽しむことが可能です

また、デジタル録音であれば音質が劣化することはありません。大切なレコードがあるなら、ぜひ録音しておいたほうがよいでしょう。録音する際の音質は製品によって異なるので、事前に確認しておくことが大切です。

レコードプレーヤーのおすすめ人気ランキング10選

以下では、人気のおすすめレコードプレーヤーを10個紹介します。特徴やスペックを一つずつ解説するので、ぜひ自分に合った一台を探してみてください。

1位:ION Audio Max LP(約406×88×360mm)

詳細情報

回転方式:ターンテーブル方式
回転数:33-1/3、45、78回転
フォノイコライザー:◯
トーンアーム:ユニバーサルアーム
カートリッジ:-
スピーカー内蔵:◯
Bluetooth対応:×
USB対応:◯

iOSデバイスへの録音も可能でApple製品ユーザーにも便利

フォノイコライザーとスピーカーが内蔵されたレコードプレーヤーです。1台だけで手軽にレコードの音を楽しめるので、レコードプレーヤーを初めて購入する人におすすめです。

USBから音楽をとりこみ、ヘッドホンやお気に入りのスピーカーで聴くこともできます。デザインは、シンプルな「天然木」とスタイリッシュな「ブラック」の2種類があるので、自宅の雰囲気に合わせて好みのタイプを選べます。

2位:KOIZUMI レコードプレーヤー SAD-9804

詳細情報

回転方式 :ベルトドライブ方式
回転数 :33-1/3,45,78回転
フォノイコライザー :◯
トーンアーム :ユニバーサルアーム
カートリッジ :-
スピーカー内蔵 :◯
Bluetooth対応 :×
USB対応:×

お手頃価格でプレゼントにもおすすめ

約6,000円代と今回紹介するもののなかでは最も安価なため、コスパを重視する人におすすめです。スピーカー内蔵型で、重量が約2kgと軽くサイズも1辺約30cmと小さいので、好きな場所へ持ち運んで音楽を楽しめます。

見た目もおしゃれで操作がシンプルということもあり、レコードに馴染みのない人へのプレゼントとしても人気です。交換用のレコード針が付いているのも嬉しいポイントです。

3位:山善 マルチレコードプレーヤー MRP-M100CR

詳細情報

回転方式:ターンテーブル方式
回転数 :33 1/3・45・78回転
フォノイコライザー:◯
トーンアーム:ユニバーサルアーム
カートリッジ :-
スピーカー内蔵 :◯
Bluetooth対応 :×
USB対応:◯

クラシカルな見た目でインテリアとしてもおすすめ

レコードだけでなく、カセットやCD、ラジオなども再生可能なマルチレコードプレーヤー。これ一台でさまざまな音楽が楽しめます。回転数は33 1/3回転や45回転のみならず、78回転にも対応しています。

リモコンが付属しているので、離れた場所からでも操作可能です。サイズも大きく、ゴールドとブラウンの高級感あるデザインのため、インテリアとして飾ってもおしゃれでしょう。

4位:Audio Technica フルオートターンテーブル AT-LP60X

詳細情報

回転方式:ベルトドライブ方式
回転数:33-1/3または45回転/分
フォノイコライザー:◯
トーンアーム:ユニバーサルアーム
カートリッジ:VM型
スピーカー内蔵:×
Bluetooth対応:◯
USB対応:×

現代風なデザインで操作も簡単

ボタンひとつで音楽の再生や停止ができる全自動式のターンテーブルなので、操作が簡単です。ターンテーブルの盤面であるプラッターがアルミニウム合金でできており、クリアな音を出力可能です。

振動を抑制する専用のトーンアームを備えており、高音質を実現することができます。メタリックで現代的なデザインなので、今どきのお部屋でも浮くことはないでしょう。Bluetoothにも対応しています。

5位:ION Audio Archive LP(約418×103×387mm)

詳細情報

回転方式:ターンテーブル方式
回転数:33-1/3、45、78回転
フォノイコライザー:◯
トーンアーム :ユニバーサルアーム
カートリッジ :-
スピーカー内蔵 :◯
Bluetooth対応 :×
USB対応:◯

必要な機能はしっかりと搭載しつつも無駄がないデザイン

オールインワンプレーヤーである「Archive LP」は、無駄がなくシンプルなデザインが特徴です。33回転と45回転、75回転の3つの回転数に対応しているため、ほぼ全てのレコードを再生できます。

天然木のシンプルなデザインは、どんな部屋に置いても違和感なく馴染みやすいです。また、付属のソフトを使うことで簡単にレコードのアナログ音声をデジタル音源として保存できます。

6位:ベルソス マルチレコードプレーヤー VS-M007

詳細情報

回転方式 :ベルトドライブ方式
回転数 :33/45/78回転
フォノイコライザー :◯
トーンアーム :ユニバーサルアーム
カートリッジ :-
スピーカー内蔵 :◯
Bluetooth対応 :×
USB対応:◯

PCなしでデジタル化が可能

スピーカーやフォノイコライザーを内蔵したオールインワンの1台です。レコードやカセットテープ、CDなど、アナログだけでなくデジタルの音源も再生できます。アナログ音源を、デジタル化して保存することも可能です。

リモコンが付属していることに加え、前面のパネルですべての操作ができることもポイントです。3.2kgと軽量なので持ち運びがしやすく、場所を選ばずに自由な楽しみ方ができます。

7位:SONY ステレオレコードプレーヤー PS-LX310BT

詳細情報

回転方式 :ベルトドライブ方式
回転数 :33 1/3回転, 45回転
フォノイコライザー :◯
トーンアーム :-
カートリッジ :MM
スピーカー内蔵 :×
Bluetooth対応 :◯
USB対応:◯

クリアな中高音とパワフルな低音を楽しめる

ウォークマンやイヤホンも製造しているSONY製のレコードプレーヤー。音質にこだわる人におすすめの1台です。アームには高剛性のアルミが使われているため、安定性がありクリアで迫力のある音を楽しめます。

Bluetoothに対応しているので、ワイヤレスイヤホンやスピーカー、サウンドバーにつなぐことができます1つのボタンで再生と停止ができるオートプレイ機能が備わっているため、操作もしやすいです。

8位:ベルソス マルチレコードプレーヤーMP9260

詳細情報

回転方式 :ターンテーブル方式
回転数 :33/45/78回転
フォノイコライザー :◯
トーンアーム :ユニバーサルアーム
カートリッジ :-
スピーカー内蔵 :◯
Bluetooth対応 :×
USB対応:◯

アラーム機能でお気に入りの曲を目覚ましにできる

見た目に高級感があるので、部屋を豪華に飾りたい人におすすめです。レコードやカセットテープ、CDを再生できるマルチプレーヤーです。

穴の大きなシングル盤用アダプタが付属しているので、昔ながらの本格的なレコードを楽しめます。レコードだけでなく、カセットテープやラジオなどもデジタル保存することが可能です。

9位:ベルソス マルチレコードプレーヤー VS-M009

詳細情報

回転方式 :ターンテーブル方式
回転数 :33/45/78回転
フォノイコライザー :◯
トーンアーム :ユニバーサルアーム
カートリッジ :-
スピーカー内蔵 :◯
Bluetooth対応 :×
USB対応:◯

アナログとデジタルの双方向にダビング可能

パソコンを使わずに、1台でアナログとデジタルの双方向へダビング可能なマルチレコードプレーヤーです。リモコンも付いているので、ソファでくつろいだり料理をしたりしながら、場所を選ばず操作できます。

ハイスペックな機能を備えているにも関わらず、9,000円代という低価格で購入できることも人気の理由です。

10位:Audio Technica ワイヤレスターンテーブル AT-LP60XBT

詳細情報

回転方式: ベルトドライブ方式
回転数: 33-1/3または45回転/分
フォノイコライザー:◯
トーンアーム:ユニバーサルアーム
カートリッジ: VM型
スピーカー内蔵:×
Bluetooth対応:◯
USB対応:×

最新のBluetooth規格に対応

aptXコーデックに対応しているので、Bluetooth対応のイヤホンやスピーカーを使って臨場感のある音楽を聴くことができます。また、ボタン1つで簡単に音楽の再生と停止ができるのも嬉しいポイントです。

手軽にレコードを楽しみたい初心者の人にもおすすめです。オーディオテクニカの特許であるVM型のステレオカートリッジが付属しており、オートプレイ機能にも対応しています。無機質なデザインがおしゃれな1台です。

おすすめの商品一覧

製品 最安値 評価 リンク

ION Audio Max LP(約418×103×387m……

1

9,790円




4.13

KOIZUMI レコードプレーヤー SAD-9……

2

5,980円




4

山善 マルチレコードプレーヤー MR……

3

10,800円




4.16

Audio Technica フルオートターン……

4

10,733円


4.55


ION Audio Archive LP(約406×88×3……

5

6,980円




4.05

ベルソス マルチレコードプレーヤ……

6

9,480円




4.32

SONY ステレオレコードプレーヤー ……

7

20,465円




4.26

ベルソス マルチレコードプレーヤ……

8

9,780円




3.85

ベルソス マルチレコードプレーヤ……

9

9,080円




4.1

Audio Technica ワイヤレスターン……

10

17,330円




4.48

まとめ

レコードプレーヤーの種類や機能、選び方と、おすすめの商品10選を紹介してきました。

初心者には、1台あればレコード・カセットテープ・CDなど幅広い音楽を楽しめるオールインワンプレーヤーがおすすめです。上級者は、自分でコーディックなどのパーツをそろえるタイプを選ぶと楽しめるでしょう。

レコードプレーヤーでアナログ音源ならではの音のあたたかみや深みを感じてみてはいかがでしょうか。ぜひ自分に合った1台を見つけてみてください。

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