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オイルキャッチタンクのおすすめ人気ランキング7選

カスタムパーツとして人気のオイルキャッチタンク。バイク用はキジマやヨシムラといったメーカーが有名で、特に小排気量車には定番のカスタマイズです。自動車では主に、スポーツ車のコンデションを維持するためのパーツとなっています。

クスコの商品が人気ですが、新車には装備されていないオイルキャッチタンクが、なぜ必要とされるのでしょうか。この記事では、そんなオイルキャッチタンクの効果や構造、適した商品の選び方、おすすめ人気商品7選をご紹介します。

目次

オイルキャッチタンクの効果

出典:amazon.co.jp

エンジンから排出されるガスは、燃焼を終えた排気ガスと、エンジン内に残ったブローバイガスに分けられます。排気ガスはマフラーを通じて大気へ排出されますが、ブローバイガスは空気として再びエンジンに戻されます。

エンジンに戻されるブローバイガスにはオイルなどの不純物が含まれており、そのまま燃焼させると不完全燃焼を起こす原因となります。オイルキャッチタンクは空気と不純物を分離して、完全燃焼しやすい空気に替える効果があります。

また、ブローバイガスに含まれるオイルが路面に流出すると、スリップの原因になり大変危険です。オイルが路面に流れ出ないようにすることも、オイルキャッチタンクの大切な役割です。

一般公道の走行ではブローバイガスの発生も少ないため、そのままエンジン側に戻すだけで対応しています。しかし、スピードを出しエンジンの高回転を多用する状況では、ブローバイガスが多く発生します。実際にサーキットではオイルキャッチタンクの取り付けが義務付けられており、スポーツ走行には必需品と考えてよいでしょう。

オイルキャッチタンクの構造

出典:amazon.co.jp

オイルキャッチタンクは動力が不要なので、ほとんどのエンジンに取り付けることができます。構造はとてもシンプルで、PCVバルブから送られたブローバイガスがタンクの中に入り、気体と液体の比重の差を利用して空気と不純物に分けられます。

エンジンオイルや燃料などの重たい方はタンクの底に溜まり、軽い空気はタンクの高い位置からエンジン側に戻る仕組みです。

ブローバイガスの大気解放は違法?

出典:amazon.co.jp

車やバイクのエンジンは、圧縮された混合気を燃焼させることでエネルギーを生み出します。混合気を圧縮するピストンとシリンダーの間にはわずかな隙間があり、ここから燃焼前の混合気がエンジン下部のクランクケースに内へ入ってしまいます。

このクランクケース内に入った混合気がブローバイガスです。ブローバイガスは、エンジン内の圧力差を利用したPCVバルブによって排出され、再びエンジン側に戻されることで空気として再利用されます。

ブローバイガスをそのまま大気へ放出することを大気開放と呼びます。ブローバイガスには有害な物質が含まれているため、大気開放をすることは違法とされ、400cc以上のバイクや自動車は車検に通りません。

オイルキャッチタンクの選び方

オイルキャッチタンクは車種専用タイプと汎用タイプがあり、容量や形状なども様々です。車種専用タイプについては愛車に適したものを選ぶ必要があるため、ここでは汎用タイプの選び方をご紹介します。

まずは車かバイクのどちらに取り付けるのか、次に中身の仕組みとタンクの形状を見て選びましょう。

車用かバイク用かで選ぶ

出典:amazon.co.jp

汎用品のオイルキャッチタンクは、ほとんどが自動車用です。容量がバイク用とあまり変わらない製品もありますが、ホースの取り出し口径などは自動車用を想定しています。アルミのような金属製タンクで、しっかりとしたものが主流です。

バイク用は、狭いところでも取り付けられるコンパクトなサイズ感が特徴で、ポリタンクも使われます。自動車に比べて排気量の少ないバイクは、ブローバイガスの発生も少なくなるように思われます。しかし、エンジンの高回転を多用しやすく、排気量が少なくてもブローバイガスが発生する状況が多くなります。

また、車体を傾けて曲がるときなど、大きく揺れると、ブローバイガスに含まれるオイルが路面に漏れやすくなります。他者への安全面から見ても、オイルキャッチタンクはおすすめのカスタムです。

仕組みで選ぶ

タンクに入ったブローバイガスを空気と不純物に分ける仕組みは、2種類あります。パイプの長さで調整するタイプと、タンク内が2室になっているセパレートタイプです。

パイプ長調整タイプ

出典:amazon.co.jp

最も単純な構造が、パイプの長さで調整するタイプです。ブローバイガスを引き込むパイプ(ホース)はタンクの下部まで伸ばします。分離された混合気は、タンクの排出側から出て行くようになっていますが、当然排出口はタンクの上部です。

排出側のパイプは溜まったオイルを吸い込まないよう、タンクの上部からわずかに伸びている程度で、ブローバイガス側に比べてかなり短くなっています。

セパレートタイプ

出典:amazon.co.jp

パイプの長さで調整するタイプでも、排出側がオイルを吸い込んでしまう可能性があります。これを避けるのがセパレートタイプです。

セパレートタイプはタンク内が間仕切りで2室になっており、ブローバイガスが入る側と吸気側へ排出する側が接触しないようになっています。

ただしメッシュ状の間仕切りを採用しているタンクもありますので、タンクが転倒などした場合は注意が必要です。

タンクの形状で選ぶ

出典:amazon.co.jp

タンクの形状によって性能に違いはありませんが、円柱型(丸型)はバンドで固定しやすく、角型は比較的自立しやすい特徴があります。また、横向きに装着可能なタイプもあるので、取り付けスペースに合った形状のタンクを選んでください。

【バイク用】オイルキャッチタンクのおすすめ人気ランキング3選

豊富な種類がある足回りや排気系パーツと違い、オイルキャッチタンクを販売しているメーカーはそれほど多くありません。見た目や予算で選ぶのもよいでしょう。

まずはバイク用の商品をご紹介します。

1位 キジマ キャッチタンク 106-108

詳細情報

容量:300ml
ホース径:9mm/12mm

軽量で汎用性の高いオイルキャッチタンク

安価でお求めやすく、ポリタンクなので軽量です。競技用としてはもちろん、最初のオイルキャッチタンクとしてもおすすめです。

2位 SP武川 Zオイルキャッチリターンタンクキット 07-05-0025

詳細情報

容量:320ml
ホース径:8mm/12mm

専用タイプならではのメリット

車種専用で作られているため、外観も違和感なく取り付け可能です。同社からは人気車種に合わせた専用タイプが多くリリースされています。

3位 ヨシムラ オイルキャッチタンクセット

詳細情報

容量:250cc
ホース径:5mm

レースからフィードバックされる品質

ホース取り出し口が自由に設定でき、取り付けしやすいのがポイント。競技メーカーらしく、レースの現場で培った品質が体感できます。

【自動車用】オイルキャッチタンクのおすすめ人気ランキング4選

次に、自動車用の商品をご紹介します。バイク向けよりもしっかりとした、金属製のものがメインです。

1位 オイルキャッチタンク 汎用 丸型 350ml

詳細情報

容量::350ml
ホース径:9mm/15mm
本体サイズ:82mm×168mm

カラーも豊富で最初の1個として

安価でカラー展開も豊富です。容量はそれほど多くありませんが、最初のオイルキャッチタンクとしてはおすすめです。タンクの胴体を使って固定する場合は、バンドが使いやすい丸型の方がおすすめです。

2位 クスコ 汎用 ストリートオイルキャッチタンク 縦置き 0.6L

詳細情報

容量:600ml
ホース径:9mm/15mm
本体サイズ:80mm×154mm

タンク容量が増えてメンテナンス性も向上

自動車のカスタムメーカーであるクスコの商品です。容器が汎用品より大きいのでスペースも必要ですが、しっかりした製品で安心して使えます。

3位 クスコ 汎用 ストリートオイルキャッチタンク 横置き 0.6L

詳細情報

容量:600ml
ホース径:9mm/15mm
本体サイズ:154mm×80mm

横置きタイプならこちらを

こちらもクスコの製品です。縦置きするスペースが無い場合は、横置きタイプのオイルキャッチタンクを選ぶとよいでしょう。

4位 クスコ オイルキャッチタンク競技用 3.0L

詳細情報

容量:3.0L
ホース径:9mm/15mm
本体サイズ:154mm×205mm×80mm×32mm

サーキット走行も可能な大容量の公認製品

競技用の名の通り、レースに対応した大容量のオイルキャッチタンクです。特にレースでの使用の場合、安全面はとても重要です。信頼できるメーカーのものを選びましょう。

おすすめの商品一覧

製品 最安値 評価 リンク

キジマ キャッチタンク 106-108

1

1,329円




3.5

SP武川 Zオイルキャッチリターンタ……

2

16,203円


5


ヨシムラ オイルキャッチタンクセ……

3

16,380円


5


オイルキャッチタンク 汎用 丸型 3……

4

2,298円




3.55

クスコ 汎用 ストリートオイルキャ……

5

9,169円


4.55


クスコ 汎用 ストリートオイルキャ……

6

9,266円



クスコ オイルキャッチタンク競技……

7

13,860円


オイルキャッチタンクのメンテナンス

出典:amazon.co.jp

ブローバイガスから分離したオイルは定期的に処理する必要があります。溜まったオイルは、ドレンボルトと呼ばれる栓を抜いて排出します。排出されたオイルは他に使用できませんので、自治体などのルールに従って処分してください。

容量の少ないタンクでは、その分メンテナンス頻度も高くなります。なお、サーキットでは、オイルキャッチタンクの容量が決められているケースが見られます。必要に応じてルールを確認してから購入しましょう。

オイルキャッチタンクは自作できる?

出典:amazon.co.jp

オイルキャッチタンク自体は極めてシンプルな構造なので、オイルキャッチタンクを自作している人も多く見られます。特にバイク愛好家の間では、お金をかけないカスタムとして人気です。

しかし、自作のオイルキャッチタンクはオイル漏れリスクや耐久性など、品質の保証はありません。サーキットなどのルールでは公認製品以外認められない場合もありますので、安全面からも市販の製品がおすすめです。

まとめ

ブローバイガスを排出するためのオイルキャッチタンク。タンクの容量や形状から、愛車に適した商品を選ぶのがポイントです。エンジン内部をきれいに保ち、快適な走りをするためにも、ぜひ取り入れてみてくださいね。

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