木材加工の仕上げ作業や金属の錆び取り等で使用する工具にヤスリがあります。ヤスリも紙や布製のものから金属加工された製品まで多くのものがあります。粗い表面を滑らかにするヤスリも手でかけるとかなりの労力になることと艶を出すまで研磨するには何時間もかかってしまい手への負担が相当なものになります。
しかし、研磨作業を手がけ行うのでは無く電動で行うことが出来る工具があれば手にかかる労力を少なくし木材に艶を出すことが出来ます。それを可能にする電動工具が電動サンダーと言われているヤスリです。
ここではその電動サンダーの用途や役割、更にはどのような電動サンダーが人気があるのかをランキング形式で紹介していきます。
電動サンダーの用途
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木材加工の最終仕上げで木材を煌びやかに見せるための「艶出し」をしっかり行うには、必ず「ヤスリがけ」作業が必要となります。手動でこする選択肢もありますがヤスリをかけたいものが大きい場合、手動で「ヤスリがけ」を行うのは何日かかってしまうかわかりませんし身体的な負担は図りしれません。
そこで短時間に効率良く木材を研磨することが可能な工具の電動サンダーが活躍することになります。
電動サンダーは手動では数時間かかってしまう作業も1分で10000回以上パットを回転させますので、数十分で作業が終わってしまうこと等はざらにあるのです。電動サンダーは国内外で多くの工具メーカーから販売されていますがボッシュ・マキタ・リョービ・日立工機等名だたる企業が製造販売を行っています。
電動サンダーの選び方
電動サンダーもメーカーや機種により様々な特長があります。ほとんど音を発さない静音設計されたタイプ・軽量コンパクト化され持ち運びができ使用する場所を問わない充電式コードレスタイプ・研磨した塵が周囲に飛び散らないよう集塵する機能やモーターを自動冷却する機能等が有り非常に多機能化してきています。
ここでは電動サンダーの数多くある特長の中から選択をする上で重要なポイントをいくつかご紹介します。
電源方式で選ぶ
電動工具を選ぶ際に最も重要とされる項目である「電源方式」ですが電動サンダーには主に2つの電源方式の製品があります。1つ目は多くの製品が使用する電源方式である「コード式電源タイプ」、2つ目は電動サンダー本体にバッテリーを備えた「充電式コードレスタイプ」です。この2つの電源タイプの特長をご紹介します。
主流のコード式電源タイプ
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コード式電源タイプの電動工具は今でも多く存在します。電動サンダーにおいても研磨作業をするには相応のパワーとそのパワーを数十分~数時間持続させる必要があるので大きなパワーを持続させる電源を考慮すると、直接コンセントから電力を供給できるコード式電源タイプが適していると言えます。
ここ最近低価格ながら高機能であるコード式電源タイプの製品が多く存在しますので、多くの選択肢があります。
持ち運びに便利な充電式コードレスタイプ
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充電式コードレスタイプは何と言っても「どこでも使える」というメリットがあり便利です。本体の軽量コンパクト化で持ち出すこと自体も苦にならなくなっています。また最近のバッテリー性能は抜群に上がっていますので、長時間使用してもパワーが落ちにくいといえます。
しかし、その反面で高性能バッテリーを装着するということはコストの観点から考えるとコード式電源の製品よりも相応に割高となってしまいます。
研磨力で選ぶ
電動サンダーの能力を把握する上で重要な項目となるのが研磨力です。購入を検討している電動サンダーがどの位のパワーが有りどの位の回転数で研磨を行うかは、電動サンダーを選択する重要な要素となります。研磨力を測る目安の数値には「回転数」や「電力の大きさ」等があります。これらの数値を把握して選択するようにしましょう。
回転数で選ぶ
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木材の仕上げ「艶出し」作業を手動で行うのはかなりの労力が必要です。紙ヤスリあるいは布ヤスリを上下に動かして研磨しますが、人間の手では限界があります。電動サンダーは一般的にパットの上に紙ヤスリあるいは布ヤスリを装着して、上下運動を電動で繰り返します。その研磨力は「1分間にパットが何回転するか」が目安となっています。
電力(出力・消費)で選ぶ
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「研磨力の強い」電動サンダーを選ぶ場合は電力の大きさを確認するのがわかりやすいです。パワフルに研磨させるには大きい電力が必要となります。出力電源や消費電力を参考にすると、パワーのある電動サンダーを選択することができます。
研磨する箇所で選ぶ
電動サンダーで研磨する箇所は平面がメインです。一般的には使いやすい「オービタルサンダー」が主流ですが、ヤスリをかけたい場所がいつも平面であるとは限りません。ときには木材の四隅や出っ張り箇所等で使用することもあるでしょう。電動サンダーも用途に応じていくつかのタイプに分けることが出来ます。
曲面対応が得意なランダムサンダー
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円形のヤスリを装着して小さい円運動を繰り返すことで、表面をしっかり研磨できます。ランダムサンダーにはコンパクトな製品が多くヤスリ面が円形なため、平面研磨のみならず丸い曲線面や角面もツルツルになるまで滑らかに研磨できます。
ベルト状のヤスリが回転研磨するベルトサンダー
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これまでの電動サンダーは紙ヤスリや布ヤスリをパット部分に装着させて研磨するタイプでしたが、ベルト自体がヤスリとなっていて回転しながら研磨する製品がベルトサンダーです。ベルトヤスリの電動サンダーはヤスリ部分が小さいものを使用することで小さく細かい角部分を研磨できるメリットがあります。
先の尖った三角面を活用するデルタサンダー
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デルタサンダーは三角型で他のタイプと同様に平面をしっかり研磨することができ、先の尖った先端を用い狭い細部まで研磨することも可能な万能タイプの電動サンダーです。形状としてはまさにアイロンのような形をしていて操作がしやすい製品です。
電動サンダーは研磨する素材と箇所で使用する製品が異なるので注意
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電動サンダーは「何(素材)を研磨するのか」「どこ(箇所)を研磨するのか」により、使用する製品が大きく異なります。電動サンダーを選ぶ際は必ず作業内容をしっかり把握し、その作業に適した電動サンダーを選択してください。
電動サンダーのおすすめ人気ランキング10選
ここまで電動サンダーの特長的な機能や用途別の電動サンダーのタイプを紹介しました。製品自体は各社製品共に軽量コンパクト化の流れを汲み、男性であれば片手に収まるサイズで女性にも扱いやすく進化を遂げています。持ち運びしやすいよう充電式コードレス製品がバッテリーの高性能化で普及し始めています。
ここでは高機能化している電動サンダーを人気ランキング形式でご紹介していきます。
1位:TACKLIFE社:オービタルサンダー240W/15000RPMコンパクトPSS01A

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重量:1.27Kg
消費電力:240W
パットサイズ:104x112mm
ペーパーサイズ:114mmx146mm
回転数:0-15000/min
1分間に15000回転のパワーで木材をしっかりと磨き上げてくれます。
TACKLIFE社製の電動サンダーです。1.8Aの強力モーターで、1分間に15000回転で木材を磨き上げます。パワフルで有りながら本体自体はコンパクトになっており、低振動・低騒音仕様で作られています。磨く際に出る塵をまとめる集塵BOXやモーターが熱くなりすぎないように冷却システムを備えており、きめ細かい商品設計がなされています。
価格もリーズナブルで大人気の電動サンダーです
2位:マキタ社:電動サンダー(仕上用)M931

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重量:1.5Kg
消費電力:190W
パットサイズ:-
ペーパーサイズ:93mmx228mm
回転数:0-11000/min
木材の鮮やかなツヤを引き出す電動サンダーです。
マキタ社製電動サンダーです。木材が本来持つ鮮やかな艶を研磨することでしっかりと引き出してくれる電動サンダーです。モーター式掃除機で有名なマキタ社が自社モーターの技術を駆使して電動サンダーに応用し、1分間に11000回もの回転数を可能にした製品です。家具の仕上げ処理に最適な製品と言えます。
3位:URCERI社:電動サンダー180W/14000RPM

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重量:1.4Kg
消費電力:180W
パットサイズ:100mm×110mm
ペーパーサイズ:-
回転数:0-14000/min
女性でもしっかりと握れる軽量・コンパクトサイズの電動サンダーです。
URCERI社製電動サンダーです。研磨中に排出される塵を周囲に飛ばさないための集塵システムや、長時間使用でもヒートしないようにモーター全体を冷却するシステムがあり、さらにサンドペーパーをしっかりと固定するファスナー機能まで付いた多機能製品。これだけの機能をそろえながら、とてもリーズナブルな価格で人気の電動サンダーです。
4位:TACKLIFE社:電動サンダー300W 13000RPM PRS01A

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重量:1.65Kg
消費電力:300W
パットサイズ:-
ペーパーサイズ:直径125mm
回転数:0-13000/min
研磨する材質によって速さを調節できる優れものです
TACKLIFE社製電動サンダーです。2.8Aととてもパワプルな製品で、回転速度も研磨する材質により6段階の可変速機能を備えています。平面研磨、曲線研磨のどちらにも対応が出来るランダムサンダーとして人気の製品です。
5位:リョービ社:電動サンダ MS-30A

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重量:1.3Kg
消費電力:190W
パットサイズ:91×185mm
ペーパーサイズ:93×228mm
回転数:0-11000/min
釣り具で有名なリョービ社握りやすい電動サンダーです。
リョービ社製電動サンダーです。日本メーカーらしくグリップの握りやすさや操作性に細心の注意を払い開発された電動サンダーです。女性でもしっかりと研磨することができるように軽量コンパクト化を行うとともに、直感的にわかる操作画面が人気の高い製品です。
6位:新興製作所社:電動サンダー SDS-200WN 4962308001973

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重量:1.3Kg
消費電力:150W
パットサイズ:90×187mm
ペーパーサイズ:90×240mm
回転数:0-12000/min
WHATNOT×新興製作所がコラボして作ったこだわりの電動サンダーです。
新興製作所社製の電動サンダーです。WHATNOT社の電装サンダー新興製作所のノウハウを詰めて、さらに中国製の紙ヤスリを日本製の布ヤスリに変更し研磨品質を向上させています。ワンタッチ式で操作も簡単。木材の仕上げ処理から鉄や銅等の錆び落としまであらゆる用途に利用できる万能な電動サンダーです。
7位:DCM社:10.8V充電式サンダーT-PS108V 【本体のみ】

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重量:770g
消費電力:770g
パットサイズ:770g
ペーパーサイズ:-
回転数:0-11000/min
ホームセンターDCMオリジナル製品である電動サンダー
DCM社製の電動サンダーです。充電式で軽量・コンパクトであり、女性でも持ち運びやすい設計。形状が三角になっているのでコーナー部分の研磨作業も円滑に対応が可能です。人間工学に基づき長時間作業をしても体が疲れないよう、持ち手の部分を設計しています。
8位:BOSCH(ボッシュ) 社:電動サンダーPRO GSS23AE/MF

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重量:1.4kg
消費電力:190W
パットサイズ:92×182mm
ペーパーサイズ:93×185mm
回転数:7000-12000/min
DIY系電動工具トップメーカーボッシュ社低振動型電動サンダーです。
ボッシュ社製の電動サンダーです。電動工具を知り尽くす大手メーカーボッシュ社から出された使い易さを追求した製品です。本体とヤスリを「簡単」に「しっかり」という相反する言葉が両立する設計の、イージーフィット機能等、使い手の細かい要望に応えた電動サンダーです。
9位:マキタ(makita)社:電動サンダ 仕上げ用BO3710

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重量:1.5kg
消費電力:190W
パットサイズ:93×185mm
ペーパーサイズ:93×228mm
回転数:0-11000/min
グリップが握りやすく低重心で安定した操作性がポイント
マキタ社製の電動サンダーです。グリップをしっかり握ることができる構造と、低重心の作りがこの製品のポイントです。重心が低いことで操作を安定させ、男性だけでは無く女性も研磨をしやすくした製品です。
10位:リョービ社:電動サンダー BY-1030

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重量:1kg
消費電力:180W
パットサイズ:-
ペーパーサイズ:-
回転数:5500-6700/min
細長タイプで四隅や角などの細かい場所の研磨を得意としています。
リョービ社製の電動サンダーです。ヘッド部の角度調整が55°の範囲内で自由に変換可能です。金属加工や農機具の刃研ぎに適した電動サンダーです。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
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![]() TACKLIFE社 オービタルサンダー240……
1
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2,999円 |
3.8 |
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![]() マキタ社 電動サンダー(仕上用)M……
2
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8,700円 |
4.17 |
|
![]() URCERI社 電動サンダー180W/14000RPM
3
|
8,700円 |
3.7 |
|
![]() TACKLIFE社 電動サンダー300W 1300……
4
|
4,799円 |
4.1 |
|
![]() リョービ社:電動サンダ MS-30A
5
|
4,622円 |
4.15 |
|
![]() 新興製作所社 電動サンダー SDS-20……
6
|
2,980円 |
4.36 |
|
![]() DCM社 10.8V充電式サンダーT-PS108……
7
|
3,218円 |
4.17 |
|
![]() BOSCH(ボッシュ) 社 電動サンダーP……
8
|
9,362円 |
4.2 |
|
![]() マキタ(makita)社 電動サンダ 仕上……
9
|
8,340円 |
|
|
![]() リョービ社 電動サンダー BY-1030
10
|
9,980円 |
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まとめ
電動サンダーの用途や選び方についてご紹介しましたがいかがでしたか?手動とは比較にならない回転数により、短時間で木材研磨を行える便利な電動工具です。軽量コンパクト化で男性だけでなく女性も無理なく使用することが出来るように作られています。
どの電動サンダーを選択するかは予算や研磨する対象物の材質や研磨する箇所(表面なのか角なのか)により、選択する製品が大きく異なりますのでしっかりと選択項目を把握してから購入されることをおすすめします。