維持費がかからずに利用できる年会費無料クレジットカード。ネットでの決済や、ETCカードの利用に便利ですよね。VisaやJCBなどのブランドの種類だけでなく、カード会社もたくさんあり、どれを選んだらよいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。
本記事では、年会費無料クレジットカードの選び方と、おすすめのカードをランキング形式で紹介します。ゴールドカードとの違いや還元率の高いカード、学生にもおすすめのカードについても紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
入会金や発行手数料が不要なため、学生や主婦でも気軽に保有できる

年会費無料クレジットカードは、基本的に入会金や発行手数料などのお金はかかりません。クレジットカードを作るのが初めての人でも気軽に持つことができます。ネットショッピングやキャッシュレス決済に便利なだけでなく、ポイントを貯めて使えるのもメリットです。
ただし、ETCカードや家族カードは発行手数料や年会費がかかるという場合もあるので注意してください。持っているだけや利用するだけならお金はかかりませんが、分割払いやリボ払いなどの手数料は別です。カード会社の説明をしっかり読んでから申し込みましょう。
毎日のお買いものに安心して利用するため、「なぜ年会費無料なのか」を知っておこう

年会費無料クレジットカードは、「なぜ無料なのか」疑問に感じている方もいるのではないでしょうか。答えは、カードの利用者を増やしたいからです。カード会社の収益は、年会費だけではありません。
カードを使って決済すると、お店は売り上げの一部を手数料としてカード会社に支払います。そのほか、3回以上の分割払いやリボ払いなどの手数料も収入源です。カードの利用者を増やすことで、2つの収入源を増やすことにもつながります。
手数料を支払っているお店にとっても損ではありません。売り上げアップや業務の効率化などのメリットがあります。現金を持ち合わせていないお客さんも、カードで購入してくれれば売り上げにつながりますよね。お店と消費者にとって、メリットがあるしくみになっています。
年会費無料クレジットカードの選び方
年会費無料クレジットカードを選ぶ際に重要な6つのポイントを見ていきましょう。
「永年無料」もしくは「初年度のみ無料」、「条件付き無料」など年会費無料の条件をチェック

年会費無料クレジットカードには、条件がついているものがあります。初年度のみ無料の場合や年間いくら以上の利用で無料の場合などです。
初めての一枚として気軽に作りたい人やサブカードとして持っておきたい人など、どの程度利用するか分からない場合は永年無料を選んでおくと損はないでしょう。「年間1回以上利用で年会費無料」のカードも、条件を達成しやすく使うことが分かっている場合にはおすすめです。
「家族カード」や「ETCカード」など、付帯カードの有無と手数料を確認しよう

付帯カードを考えている人は、まず使いたいカードを作れるかどうか、そして手数料はかかるのかを確認しましょう。年会費無料クレジットカードでも、「家族カード」や「ETCカード」には発行手数料や年会費がかかる場合があります。
カードのブランドによっては、手数料がかかる場合があるので注意が必要です。例えば、「リクルートカード」の「ETCカード」は「JCB」の場合無料ですが、「Master Card」と「Visa」の場合は1,000円の発行手数料がかかります。
よりお得に利用したい場合は、「家族カード」や「ETCカード」でもポイントを貯められるものを選ぶのがおすすめです。
普段使いやよく使うお店で効率的になど、利用シーンを考慮してポイントの「還元率」をチェック
クレジットカードを利用する上で外せないのがポイントの「還元率」です。3つの選び方をチェックして、より自分に合ったものを見つけてください。
いつどこで利用しても常に1%以上など、利用条件が少なくポイントの「還元率が高い」ものを選ぶ

普段使いとして、さまざまなお店でお得に貯めたいなら基本の還元率が高いものを選びましょう。一般的に1%以上が高還元率といわれており、年会費無料でも高還元率のクレジットカードはたくさんあります。
基本還元率が1%でなくても、特定のサイト経由でのネットショッピングや、優待店での買い物で1%以上になる場合もポイントが貯まりやすくおすすめです。
還元率をチェックするときは、ポイントを使うときに1ポイントあたりいくらで使えるのかという点にも注意しましょう。
お店やネットストアなど、利用場面に応じて通常よりも多くもらえる「ポイント付与率」で選ぶ

クレジットカードは、お店によってポイント付与率が異なります。自分がよく利用するお店でポイントアップするクレジットカードを選ぶのがおすすめです。例えば、「三井住友カード(NL)」の還元率は0.5%ですが、セブンーイレブンやローソンで使うと2.5%になります。
指定のサイトを経由すると、追加でポイントが付与されるクレジットカードもあります。経由する手間はありますが、ポイント付与率が高くお得です。よくネットショッピングを利用する人は検討してみましょう。
多重取りができるかどうか、電子マネーやQRコード決済との相性をチェック

電子マネーやQRコード決済との相性も重要です。例えば、「楽天カード」は「楽天Pay」の利用でポイントを3重取りできます。加盟店での利用で、「ポイントカード提示分」「楽天カードから楽天Payへチャージした分」「楽天payでの決済分」のポイントが付くからです。
「楽天カード」のほかには、「dカード」と「d払い」、「au PAYカード」と「au PAY」の組み合わせなどがあります。ポイント多重取りしたい場合には、クレジット決済時だけでなく、チャージやポイント提示でポイントがつくのかをチェックしましょう。
普段のお買い物や通販でお得になるか「ポイントの使い道」をチェックしよう

貯めたポイントがどこで使えるのかも確認しておきましょう。クレジットカードによってそのまま使えるものや、変換できるものなどポイントの種類はさまざまです。「楽天ポイント」や「dポイント」、「Pontaポイント」など、加盟店の多いポイントだと使い道に困りません。
ポイントの変換先によっては、還元率が下がってしまうことも。「1ポイント=何円」といったポイントの価値とあわせて、どのように使えるのかを確認しておくことが重要です。
ショッピング保険や海外旅行損害保険など、「付帯保険」や「サービス」をチェックしよう

年会費無料クレジットカードでも海外旅行損害保険やショッピング保険が付帯している場合があります。紛失・盗難保険についてはすべてのカードに付帯しているので安心してくださいね。
海外旅行でクレジットカードを使いたいなら、海外旅行損害保険が付帯したものが安心です。注意点は、利用付帯と自動付帯があること。自動付帯は持っているだけで適用されます。利用付帯は対象のクレジットカードで支払った場合という条件付きです。
条件や補償額によっては、自動付帯のカードが一概に良いとも言えないので確認が必要です。ほかにも、購入した商品が破損・盗難した場合に保障を受けられるショッピング保険があります。各クレジットカードの保障内容を確認して、自分に合ったものを選びましょう。
海外への旅行や出張が多いならVISAが定番!「ブランド」もチェックしよう

クレジットカードは主要な国際ブランドとして、「Visa」「Mastercard」「JCB」「American Express」「Diners Club」があります。どのブランドにするか迷ったら、世界で加盟店舗数が最も多い「Visa」にしておけば、海外の利用でも困ることは少ないでしょう。
次に加盟店舗数が多いのは「Mastercard」。「Visa」はアメリカ方面、「Mastercard」はヨーロッパ方面で使える店舗が多いと言われています。「JCB」は唯一日本で生まれた国際ブランドです。日本人向けのサービスが充実しており、台湾やハワイなどでは問題なく利用できます。
年会費無料クレジットカードのおすすめ人気ランキング10選
ここからは、おすすめの年会費無料クレジットカードを10選紹介します。ポイント還元率がお得になる条件や付帯保険などを比較して、あなたにぴったりのカードを見つけてくださいね。
1位 三井住友カード(NL)

年会費 | 永年無料 |
追加カード | ETC:年に1度以上利用で無料 家族:無料 |
国際ブランド | Visa、MasterCard |
ポイントの種類 | Vポイント |
ポイント還元率 | 0.5%~5% ・対象のコンビニ、マックで+2% ・タッチ決済で+2.5%(合計5%) ・選択した3店が常時+0.5%還元 |
ポイントの使い道 | ギフトカード、Amazon、楽天・dポイントなど |
付帯保険 | 海外旅行:最高2,000万円(利用付帯) |
コンビニ・マックで最大5%還元!選んだ3店でもお得
カード番号が印字されていないため、セキュリティ面で安心できるカードです。カード番号はアプリで確認できるため、カードの到着を待たずに即日発行で利用できるのも魅力。利用するたびにアプリで通知が届くため、不正利用に気付きやすく、初めてカードを持つ人も安心できます。
通常還元率は0.5%ですが、セブン-イレブンやローソン、マクドナルドで2.5%、さらにタッチ決済で5%になります。ライフやマツモトキヨシ、スターバックスなど60店の中から選んだ3店で1%になるのでお得です。年会費無料でナンバーレスを使いたい人はチェックしてみてください。
2位 JCB CARD W

年会費 | 永年無料 |
追加カード | ETC:無料 家族:無料 |
国際ブランド | JCB |
ポイントの種類 | Oki Dokiポイント |
ポイント還元率 | 1~10% ・Amazonやセブンーイレブン、スタバで最大5.5% ・「OkiDokiランド」経由で最大10% |
ポイントの使い道 | Amazon、スタバ、ギフトカードなど |
付帯保険 | 海外旅行最高2,000万円(利用付帯) |
スタバで5%、アマゾンやセブンイレブンでも高還元
18~39歳限定で申し込めるカードです。もちろん、39歳までに申し込みすれば、40歳以降になっても使えます。1,000円につき2ポイントつくので、JCB通常カードの2倍の還元率です。Amazonでは2%、スターバックスでは5.5%のポイントがつきお得です。
JCBのサイト「OkiDokiランド」を経由すればさらにポイントアップするので効率よくポイントを貯めたい人に向いています。月の合計額1,000円単位でポイントがつきますが、999円まではポイントがつかないのは注意点です。
3位 エポスカード

年会費 | 永年無料 |
追加カード | ETC:無料 家族:なし |
国際ブランド | Visa |
ポイントの種類 | エポスポイント |
ポイント還元率 | 0.5%~1.25% ・エポスポイントUPサイトを経由で2~30倍 |
ポイントの使い道 | エポスVisaプリペイドカード、商品券など |
付帯保険 | 海外旅行最高500万円(自動付帯) |
1万以上の店舗から優待を受けられる
縦型のシンプルなデザインが特徴のエポスカード。優待店舗が10,000店以上と多く、飲食店やレジャー施設などさまざまなお店で優待が受けられます。通常還元率は0.5%ですが、エポスポイントUPサイトを経由することで2~30倍になるのでほかのカードに劣りません。
最大500万円の海外旅行損害保険が自動付帯しているので、海外旅行をしたい人にもおすすめですよ。アプリで一定額になれば知らせてくれるサービスや、不自然なカード利用で通知が来るサービスもありセキュリティ面も万全です。
4位 楽天カード

年会費 | 永年無料 |
追加カード | ETC:年会費550円 家族:無料 |
国際ブランド | Visa、JCB、Mastercard、American Express |
ポイントの種類 | 楽天ポイント |
ポイント還元率 | 1%~3%以上・加盟店での楽天Pay利用で2.5%・楽天市場で3%以上 |
ポイントの使い道 | 楽天市場、楽天証券でポイント投資、楽天ポイント加盟店での利用など |
付帯保険 | 海外旅行:最高2,000万円(利用付帯) |
楽天市場やモバイルなどサービス併用でザクザク貯まる
常時1%、楽天市場で3%以上と高い還元率のカードです。楽天モバイル、楽天マガジンなどのサービス併用でポイントアップするのが特徴。年数回のお買い物マラソンは購入するショップ数が多くなればなるほど還元率が高くなるので人気です。
ポイントの3重取りが可能なのも魅力。約500万箇所の加盟店で使えるので、楽天サービスをそこまで利用しない人でも使い勝手の良いカードです。楽天ユーザーはもちろん、さまざまなお店で幅広くポイントを貯めて使いたい、という人は持っておいて損はないと言えます。
5位 dカード

年会費 | 永年無料 |
追加カード | ETC:年に一度以上利用で無料 家族:無料 |
国際ブランド | Visa、Mastercard |
ポイントの種類 | dポイント |
ポイント還元率 | 1%~4.5% ・d払いで最大2.5% ・マツモトキヨシやスタバなど特約店で最大4% ・ポイントモール経由でAmazonは最大+4% |
ポイントの使い道 | ドコモの支払い、dポイント加盟店での利用マツモトキヨシ、スタバ、マックなど |
付帯保険 | ショッピング保険:年間100万円 29歳以下なら海外旅行:最大2,000万円(利用付帯)国内旅行:最大1,000万円(利用付帯) |
d払いと併用で還元率アップ!3重取りも可能
還元率は常時1%と高く、マツモトキヨシや紀伊國屋など、特約店ならさらにポイントが貯まるお得感のあるカードです。d払いとの併用でポイントの3重取りが可能で、2.5%までアップします。貯まったポイントはドコモのケータイ料金支払いに充てることも可能です。
dポイントの加盟店は全国に8万店舗以上と多く、使い道に困らないのもメリットです。ドコモで購入後の携帯保障や、年間100万円までお買い物保険がついておりサービスも充実。ahamo利用の方は月1GB追加されますよ。dポイントをお得に貯めたい方におすすめのカードです。
6位 イオンカードセレクト

年会費 | 永年無料 |
追加カード | ETC:無料 家族:無料 |
国際ブランド | Visa、JCB、Mastercard |
ポイントの種類 | WAON POINT |
ポイント還元率 | 0.5%~1.33% ・イオングループの店舗で1% ・オートチャージサービスで+0.5% |
ポイントの使い道 | WAON POINTとして買い物、dポイントに変換 |
付帯保険 | ショッピング保険:年間100万円まで |
イオンをよく利用する人に。キャッシュカードとしても
キャッシュカード、クレジットカード、電子マネーWAONの3枚を1枚にまとめられるイオンカードセレクト。WAON POINTがいつでも基本の2倍になります。毎月20日・30日の「お客様感謝デー」は、お買い物代金が5%OFFとイオンでよく買い物をする人にとってお得感満載です。
イオン銀行のATMは土日関係なく手数料無料で利用できるので、口座を開設したい人にもおすすめ。ゆうちょや三菱UFJなどのATMでも平日無料で利用できます。急なトラブルに対応してくれるワールドデスクや、レンタカーの優待など、旅行好きな方にもメリットが多いカードです。
7位 リクルートカード

年会費 | 永年無料 |
追加カード | ETC:JCBのみ無料、VisaとMastercardは発行料1,100円 家族:無料 |
国際ブランド | Visa、JCB、Mastercard |
ポイントの種類 | リクルートポイント |
ポイント還元率 | 1.2~4.2% ・ポンパレモールで3%以上、リクルートカード決済で4.2%以上 ・じゃらんネットで2%、リクルートカード決済で3.2%還元 |
ポイントの使い道 | Pontaポイント、dポイントなどに変換 じゃらん、ポンパレモール、ホットペッパービューティーなど |
付帯保険 | 海外旅行:最高2,000万円(利用付帯) 国内旅行:最高1,000万円(利用付帯) ショッピング保険:年間200万円 |
いつでもどこでも、ポイント1.2%の高還元率
1.2%の高還元率のリクルートカード。貯まったポイントはPonta Pointやdポイントなどに変換し利用できます。さらに、リクルートが運営するポンパレモールは3~20%の還元率。食品や日用品から家具・家電まで、お得に買えるカードです。
年会費無料クレジットカードの中では付帯保険が充実しているのも魅力。海外旅行は最大2,000万円、国内旅行は最大1,000万円が付帯しています。ショッピング保険も海外・国内ともに年間200万円付帯しており、買い物には心強いですね。
8位 ライフカード

年会費 | 永年無料 |
追加カード | ETC:無料 ※ただし年に1度もカード利用がない場合翌年1,100円 家族:無料 |
国際ブランド | Visa、JCB、Mastercard |
ポイントの種類 | LIFEサンクスポイント ・誕生月はポイント3倍 ・L-Mall経由で最大10倍 |
ポイント還元率 | 0.3%~3.3% |
ポイントの使い道 | Vプリカ、楽天ポイント、dポイントなどに変換 ギフトカード、その他商品と交換 |
付帯保険 | なし |
入会後1年間はポイント1.5倍、誕生月は3倍
ライフカードは通常還元率が0.3~0.5%と高くはありませんが、入会後1年間は1.5倍、誕生月は3倍とお得な特典が用意されています。楽天ポイントやdポイントなどに変換できるほか、食品やギフトカードなどの商品との交換も可能です。
年間利用額に応じて翌年の還元率が上がるステージプログラムがあり、使えば使うほどポイントが多く貯まっていくカードです。誕生月にがっつり使ってポイントを貯めたい人や、機能がシンプルなカードがほしい人におすすめです。
9位 三菱UFJカード VIASOカード

年会費 | 永年無料 |
追加カード | ETC:発行手数料1,100円 家族:無料 |
国際ブランド | Mastercard |
ポイントの種類 | VIASOポイント |
ポイント還元率 | 0.5~1% ・携帯電話やインターネット、ETCの利用でポイント2倍 ・PONTA名人.com経由で1,000円ごとに最大120ポイント |
ポイントの使い道 | 口座にキャッシュバック |
付帯保険 | 海外旅行:最高2,000万円(利用付帯) ショッピング保険:年間100万円 |
ポイント自動還元できるオートキャッシュバックが便利
VIASOカードはオートキャッシュバックが特徴です。貯めたポイントが、有効期限が切れてしまったらもったいないですよね。ポイントをどこで何に使おうか悩むという方も、VIASOカードは自動で還元してくれるので安心できます。
基本の還元率は0.5%ですが、携帯電話やインターネット、ETCの利用料金はポイント2倍です。ネットショッピングでは、「PONTA.名人.com」を経由するとボーナスポイントがもらえるのもうれしいですね。ポイントの交換手続きが面倒と感じる方におすすめです。
10位 PayPayカード

年会費 | 永年無料 |
追加カード | ETC:年会費550円家族:無料 |
国際ブランド | Visa、JCB、Mastercard |
ポイントの種類 | PayPayポイント |
ポイント還元率 | 1%~3% ・Yahoo!ショッピングで3% ・前月の利用状況に応じて最大1.5% |
ポイントの使い道 | PayPay、Yahoo!ショッピング |
付帯保険 | なし |
PayPayに直接チャージできる!ヤフーで3%還元
通常1%、Yahoo!ショッピングでは3%と還元率が高いカードです。PayPayに直接チャージできるカードはPayPayカードだけ。PayPayあと払いを利用すると、チャージ不要で決済できるだけでなく、前月の利用状況に応じて最大1.5%の還元率になるのでお得です。
ブラックのシンプルなデザインで、ナンバーレスのためカード番号を見られることがなくセキュリティ面でも安心できます。ただし、Tポイントが貯まらない点や、ETCカードが年会費550円である点はデメリット。PayPayを日常でも使っている人はぜひ検討してみてくださいね。
年会費無料の「メリット」を知っておくことで、優待や割引などお得な特典を上手く活用しよう

年会費無料クレジットカードのメリットを3つ解説します。1つめは、発行手数料や維持費がかからない点です。現金を持ち合わせがないときの保険として、あるいはメインカードを補填するためのサブカードとしてでも、コストを掛けずに持っておくことができます。
2つめは、ポイントを貯めて使うことで、現金のみで支払いをするよりもお得になる点です。年会費がかかっていないので、元を取ろうとする必要もありません。少額でも使えばポイントとして返ってきます。
3つめは、無料で優待や保険などのサービスが受けられるという点です。カードを持っているだけで割引やポイント付与など、さまざまなお店の優待を受けられます。カードによっては海外旅行損害保険やショッピング保険も無料で受けられるのでお得です。
保険の補償内容やサービスの充実度など、有料カードに劣る無料の「デメリット」も知っておこう

年会費無料クレジットカードのデメリットは、優待や付帯保険などのサービスが有料のクレジットカードと比べると劣ってしまう点です。ゴールドカードやプラチナカードなど、年会費がかかるクレジットカードは年会費に応じてサービスが充実しています。
サービスの内容としては、付帯保険の内容に差があります。年会費無料クレジットカードにも海外旅行損害保険がついていることがありますが、ほとんどは利用付帯。ゴールドカード以上になると自動付帯が多くなり、保障の範囲や補償額も充実しています。
そのほか、空港ラウンジを無料で利用できるのは、年会費無料クレジットカードにはないサービスです。利用限度額が低めに設定されているのもデメリット。海外旅行が多く、手厚いサービスを受けたいなら、有料のクレジットカードを検討しましょう。
もし複数枚作りたい場合は、多重申し込みにならないよう発行期間に注意しよう

年会費無料で発行できるなら、ポイントを貯めるためにさまざまなカード会社でつくりたいという方もいるのではないでしょうか。複数のカードを持つことももちろんできますが、短期間に複数申し込む「多重申し込み」をすると審査が通らない場合があるため注意が必要です。
短期間に複数申し込むのは何か問題があるのではないかと疑われて、審査が通らないことがあります。カードの利用状況や年収などによって変わりますが、信用情報機関に申し込み情報が保管される6ヶ月間を過ぎれば審査は通りやすいといえます。
複数カードを申し込みたいときは、多くても1ヶ月に2枚程度にしておくのがおすすめです。もし審査に落ちてしまうと、再申し込みをしても通りにくくなります。その場合は、6ヶ月以降に再度申し込むとよいでしょう。
まとめ
年会費無料クレジットカードを選ぶときは、自分が利用する状況に応じて、ポイント還元率や使い道、付帯保険やサービスをチェックして選びましょう。年会費無料でも、無料の条件がある場合や付帯カードの発行手数料がかかる場合があるため注意が必要です。
コストをかけずに、ポイントを貯めてお得にできる年会費無料クレジットカード。初めての方も、2枚目以降の方も普段のお買い物に使ってみてくださいね。