「ふな」に始まり「ふな」に終わるという言葉も囁かれるほど、初心者から上級者まで人気があるのがへらぶな釣りです。誘われて行ったら魅了されたという方も多いのではないでしょうか。
実際にへらぶな釣りに使用するへら竿を買おうとすると、素材・長さ・調子・メーカー・価格など何を重視して選べばよいか迷ってしまいます。そこで今回は、へら竿の選び方とおすすめ商品をランキング形式で10選紹介します。
へら竿とは?

へら竿はへらぶなを釣る時に使用する専用の竿です。実際にへらぶなを釣るためには、へら竿の他にも、ウキ・仕掛け・エサ・エサを作るためのボウル・サオ掛けなどが必要となります。
へらぶなは延べ竿で釣ることが可能ですが、専用にへら竿として販売されているものを選んでいただくと間違いありません。へら釣りは管理釣り場が多数あったり、大会も多く、人気が高い趣味です。そのため、専用のへら竿も種類が多くあるのが特徴です。
へら竿の選び方
ここからはへら竿の選び方として、ポイントに絞って紹介します。素材・調子・長さ・メーカーなど気になるものをチェックしてみてください。
素材で選ぶ
素材での選び方として、カーボン竿と竹竿を紹介します。現在はカーボン竿が主流となっていますが、中高年の方で上級者の方は竹竿の愛好家もいらっしゃいます。
初心者も扱いやすい軽さのカーボン竿

初心者でも扱いやすい軽さならカーボン竿です。現在販売されているへら竿の多くがカーボン竿となっています。初めてへら竿を購入する場合は、迷わずカーボン竿と選ぶようにしてください。
へらぶな釣りでは、1日に何度も振りこむことになります。軽量のカーボン竿を使用すれば、腕や体で感じる負荷が少なくてすむでしょう。カーボン竿は、あたりが来ていることが分かりやすいというメリットもあります。
中級者以上は伝統ある竹竿

古くから伝統的にへらぶな釣りで使用されてきたのが竹竿です。しかし、竹竿はカーボン竿よりも重量があり、扱いが難しいため、へらぶな釣り中級者以上の方に選択していただくと良いでしょう。
竹竿は、天然素材で1本1本しなり具合が異なっており、魚との駆け引きにも竿それぞれの味わいが感じられることから、上級者からの熱い支持を得ています。こまめなメンテナンスが必要ですが、デメリットというよりは愛着が湧く理由のようです。
調子で選ぶ
調子での選び方として、先調子と胴調子を紹介します。へらぶな釣りでは調子が命とも言われますので、気になるものをチェックしてみてください。
初心者もでも見極めやすい「先調子」

熟練の技などテクニックや経験が必要なのが、へらぶな釣りです。初心者は、仕掛けを飛ばす際に飛ばしやすい理由から、先調子のへら竿を選びましょう。へら竿の先端が曲がりやすい先調子は、仕掛けが飛びやすくなっています。
狙いを定めて仕掛けを打ち込むことで、ヒットする確率を上げられるのが先調子のメリットです。なお、ベテランの方は飛ばしやすさではなく、場の状況で先調子を使用するようになります。もしベテランの方を見つけたら、竿の技術をぬすんでください。
中級者以上ならへら釣りで伝統的な「胴調子」

へら竿の代名詞として有名なのが伝統的な胴調子です。胴調子の竿は、竿全体の中で、真ん中の部分が曲がるようになっています。先調子との違いは粘りがあることです。獲物がかかると、竿の真ん中からしなります。
重量のある大物がかかったときも、竿の弾力が効果的に働くため、魚との駆け引きになっても粘り勝ちが可能です。しかし、振り込みしにくいというデメリットがあるので、振り込みに慣れてきたら使用すると良いでしょう。
長さで選ぶ
長さでの選び方として、9尺程度と13尺程度の2つのサイズを紹介します。短いものの方が扱いやすさがあり、一方長いものになれば技を磨ける点で釣りの醍醐味を味わえます。
初心者が釣るなら短めの「9尺程度」が便利

へらぶな釣りの初心者には、「9尺」程度、具体的には2m70cm程度の竿がおすすめです。このサイズのへら竿は、へら竿の中では短めという位置付けになります。短めの竿は、初心者でも振り込みやすいのがポイントです。
一見、深い場所まで届くので、長い竿を使用する方がいいようにも思えますが、初心者が長い竿を使用すると、目的のポイントに振りこめない結果となりがちです。短い竿で目的のポイントに仕掛けを入れられれば、結果的に釣果を得られます。
中級者以上は「13尺」で攻める釣りを

13尺のへら竿は、3m90cm程度の長さがある竿です。男性の身長でも約2倍以上の長い竿は、水深の深いところに居着いているターゲットを狙えます。しかし、長さがあると扱いが難しく、特に振りこみの難易度が高くなります。
中級者やベテランの方は、長い竿を使用して攻めるへらぶな釣りを楽しんでいただくのがおすすめです。長さが長ければ状況による使い分けもしやすくなります。その日のその場でつりやすい魚の居場所を定めて、ねらうことが可能です。
メーカー・ブランドで選ぶ
メーカー・ブランドでの選び方として、シマノとダイワでの選び方を紹介します。どちらも釣りの有名メーカーです。どのようなメーカーであるか理解を深められます。
世界に知られる「シマノ」

自転車部品のメーカーとして世界的にも知られているシマノは、金属の加工技術の歴史がある会社です。金属加工技術をいかし、釣り具の製造も行っています。技術力が高いため、耐久性の高い製品で定評があります。
へら竿についても、幅広いラインナップが特徴です。最新のモデルから価格帯が安く手頃なモデルまでありますので、初心者からベテランの方まで満足のいく1本が見つかるでしょう。公式サイトでは、釣りの動画も公開されているので、ぜひ視聴してみてください。
日本最大の釣具メーカーなら「ダイワ」

ダイワは日本最大の釣具メーカーのひとつです。種類豊富な釣具製品を取り扱っています。ダイワを語る上で外せないのが、新素材開発を積極的に行っている点です。開発結果を取り入れた最新の釣具でダイワ愛用者の心を掴み続けています。
ダイワのへら竿は、和風のネーミングが印象的なラインナップです。例えば、枯法師・兆・龍星・月光などがあります。赤色を採用したデザインなど、ビジュアルも魅力的なのが特徴です。
へら竿のおすすめ人気ランキング10選
ここからはへら竿のおすすめ商品について、ランキング形式で10選紹介します。握りやすさやデザインなどは画像をよくみていただき、気に入るものを見つけてみてください。
1位 あまざとう へら竿

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材質:カーボン 振り出し竿
重量:84g
継数:5本
カーボン製で軽量な万能竿
あまざとうのへら竿は、カーボン製の軽量タイプです。グリップ部分が握りやすいように滑り止めがついています。15尺の十分な長さと、しなりがあることで、大型のへらぶな相手でも対応可能です。
継数が5本で、先径は1.1mmと細身です。あまざとうのへら竿は、輸入品ということもあり、価格がお手頃というメリットがあります。長いへら竿に挑戦しようとする方に、おすすめのへら竿です。
2位 ダイワ へら竿 天峰 総塗

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材質 :カーボン
重量:80g
継数:4本
ダイワのベーシックモデル
ダイワの天峰総塗は、釣り場に馴染み飽きの来ないように工夫された、ベーシックな総塗段巻きデザインが目を引くへら竿です。調子は硬式先調子となっており、釣り場や釣り方を選ばない使いやすさがあります。
ダイワの技術を詰め込んでいる点も魅力です。穂先がらみを防ぐ技術である「極細へら専用からまん穂先」やシャープな水キレが可能な「チューブラー穂先」が装備されています。ベーシックモデルとしてどなたにもおすすめできるへら竿です。
3位 シマノ へら竿 飛天弓 柳

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材質 :カーボン
重量 :85g
継数:4本
味わい深い釣りが楽しめる軟式本調子のへら竿
しなりや曲がりをしっかり楽しみたいという方におすすめのへら竿です。シマノのへら竿飛天弓柳は、しっかり曲がるのに太くない竿という画期的な竿となっています。秘訣はシマノの技術力にあります。
スパイラルX、ハイパワーXにより細くてもブレない、大きく曲がるのに引ける力強さを実現させました。実用的で面白みがあるへら竿です。ベーシックタイプは持っているので、2本目以降として個性的な竿を使ってみたい方におすすめです。
4位 Wellvie へら竿

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材質 :カーボン
重量 :52g
継数:4本
13尺でも超軽量で扱いやすい
細身で超軽量のへら竿です。素材はカーボンを使用しています。グリップ部分は太めで握りやすさがあります。画像にご注目いただくと分かるように、赤と黒に金色のアクセントが効いているので、釣り場で目立ちやすいでしょう。
13尺と長さがありますが、超軽量なので、初心者でも使いやすいと人気があります。価格もリーズナブルなので、長めのへら竿を試してみたい方にもおすすめです。継数は4本で、持ち運びに便利な袋が付属しています。
5位 シマノ へら竿 朱紋峰 嵐月

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材質 :カーボン
重量 :85g
継数:4本
穂先に技を駆使したへら竿
シマノのへら竿朱紋峰嵐月の最大の特徴は穂先です。シャープな水切り感覚が味わえる穂先となっています。秘訣は穂先を短く設計していることと、シマノの技術の一つである「細径チューブラー穂先」を採用している点です。
先調子と「細径チューブラー穂先」との合わせ技により、穂先の小回りが効きやすいことを体感いただけます。また、「マイクロまわリリアン」という、糸ガラミが少なく糸との馴染みも良い回転式のリリアンです。穂先の技を極めたい方におすすめのへら竿です。
6位 ピュアテック へら竿 硬式先調子 無心 燦

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材質 :カーボン
重量 :47g
継数:3本
短竿から長竿までカバーできるへら竿
超短竿〜24尺の長竿まで、釣り場を選ばないへら竿がピュアテックのへら竿「硬式先調子 無心 燦」です。調子はやや先調子となっており、しなりがあるタイプですので、魚との駆け引きを十分に愉しみたい方におすすめです。
穂先は極細であり、水切れがよいのが特徴も見逃せません。画像をご参照いただくと分かりやすいように、グリップ部分の握りやすさもあります。竿全体は朱塗りの目立つカラーで、赤と黒のデザインはシャープな竿という印象が魅力です。
7位 ダイワ 月光 剛

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材質 :カーボン
重量 :97g
継数:5本
大型のへらを狙いたいならこれ
ダイワの月光剛は、大型のへらを釣るために作られたへら竿で、硬式並継へら竿となっています。ダイワブランドの中でも、並継へら竿の中で最高ランクの硬さです。ダイワの独自技術の『株理論』を搭載しており、しっかりと胴にのる高バランスとなっています。
そのため、へらに主導権を与えず、水面に引き寄せることが可能です。デザインにもご注目ください。黒の総塗りに赤の笛巻きが美しく、管理釣り場でも屋外でも抜群の存在感があります。自慢の竿として、満足しながら釣りを楽しめるでしょう。
8位 遠里 無名並継へら竿

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材質 :カーボン
重量 :ー
継数:ー
安いへら竿でも評価が高い点に注目
へらぶな釣り専用につくられたカーボン素材の並継竿です。調子は、先調子ですが、胴がややしっかりとしています。掛けたへらもしっかり取り込むことが可能です、もちろん引きもしっかり味わえます。
見た目は画像のとおり、趣深い古竹風の色合いです。糸よれや絡みが気になる方は、回転リリアンが装備されているので、ご安心ください。螺鈿で籐巻に似たデザインの握りはふくらみがあり、握りやすいため、不意の大物にも対応できます。
9位 シマノ へら竿 景仙 桔梗

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材質 :カーボン
重量 :73g
継数:4本
シマノのスパイラルXをリーズナブルに体感
シマノのへら竿景仙桔梗は、この価格帯でのスパイラルX採用という点が最大の特徴であり、メリットです。スパイラルXとは、簡単に言うとロッドの性能が極めて高いことが体感できるシマノオリジナルの技術です。
軽いのにキャストもファイトも瞬時にパワー伝達してくれる威力を感じられる技術で、シマノの高価格帯の竿では基本的に採用されています。紫色の総塗りのデザインは、高級感のある仕上がりで、見た目も満足いただけるへら竿です。
10位 がまかつ がまへら 天輝

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材質 :ー
重量 :80g
継数:ー
伝統とテクノロジーの合わせ技を堪能
がまへら天輝は、「中硬式胴調子」を採用しているへら竿です。中硬子でありながら、それ以上のパワーがあります。理由は、竹の節にあります。竹の繊維構造はカーボンと比較するとはるかに柔らかいです。
しかし、竹の節があることにより、竹の断面が楕円に潰れようとするのを防ぐ効果を発揮します。天輝は継数をわざと増やすことで、硬さを出さずにパワーを引き出すことに成功しました。伝統とテクノロジーの合わせ技を体感いただきたい方におすすめのへら竿です。
おすすめの商品一覧
製品 | 最安値 | 評価 | リンク |
---|---|---|---|
![]() あまざとう へら竿
1
|
4,556円 |
3.6 |
|
![]() ダイワ へら竿 天峰 総塗
2
|
7,854円 |
4.4 |
|
![]() シマノ へら竿 飛天弓 柳
3
|
46,431円 |
|
|
![]() Wellvie へら竿
4
|
4,180円 |
4 |
|
![]() シマノ へら竿 朱紋峰 嵐月
5
|
56,024円 |
|
|
![]() ピュアテック へら竿 硬式先調子 ……
6
|
6,144円 |
3.8 |
|
![]() ダイワ 月光 剛
7
|
14,076円 |
4.1 |
|
![]() 遠里 無名並継へら竿
8
|
671円 |
3.6 |
|
![]() シマノ へら竿 景仙 桔梗
9
|
13,376円 |
3.9 |
|
![]() がまかつ がまへら 天輝
10
|
50,489円 |
|
|
まとめ
ここまででへら竿の選び方とおすすめ商品を10選紹介しました。シマノやダイワなどのブランドや調子による選び方など、さまざまな観点を紹介しました。種類が多いので、予算も設定していただき探すのも大事なポイントです。
こちらの記事を参考に、釣り場に行くのが楽しみで仕方なくなるような、魅力的なへら竿を探してみてください。最先端のテクノロジーを駆使したタイプなど、お気に入りのへら竿を試しながら、技も磨き、大きなへらを釣り上げてくださいね。